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神戸市外国語大学が開催する公開講座、講演会等の情報を発信します。

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2014年度神戸市外国語大学 市民講座

一般市民の方々の興味のある総合テーマを取り上げ、本学教員等による市民講座を昭和46年(1971年)より毎年開催しています。

今年度のテーマは、「漢字の国のレトリック」です。本学教員ら8名それぞれが自分の専門領域から言語、文化に関する様々な事例を平易な語り口で紹介します。

総合テーマ 「漢字の国のレトリック」

ここで言う「レトリック」は「修辞学」の意味にとどまらず、様式的特徴のような比喩的意味で用いています。レトリックに拘る文芸作品は言うに及ばず、歴史的、民俗学的文献といったものにも中国なりの独自の様式がありますし、話し言葉で見られるユーモア、ジョークのようなものにもまた中国の言語の特徴、様式が反映しています。また文化面でも冠婚葬祭や占いのような風俗習慣には日本とは異なる様式的特徴が見られます。今回の一連の講演ではそれぞれが自分の専門領域から言語、文化に関する様々な事例を平易な語り口で紹介したいと思います。

 

日時タイトル講師

第1回

10月1日(水曜)

18時~20時

字謎―中国の文字当てなぞなぞ―
教授  竹越 孝
中国のなぞなぞは、日本のそれと同じように物を当てさせるものが一般的ですが、四千年の歴史を持つ漢字の国だけあって、「字謎」という独特の文字当てなぞなぞがあります。へん、つくり、かんむりなどを分解したり、合わせたりすることによって文字を推測させるこのなぞなぞは、漢字文化の白眉とも言えるもので、解けた時には思わず膝を叩くことうけあいです。今回は、字謎からうかがえる漢字のシステムと中国人の思考様式について考えてみたいと思います。
第2回

10月4日(土曜)

14時~16時

変幻自在の錬金術ー100年の文体を俯瞰するー
准教授 津守 陽
日本と同じく西洋の衝撃を受けたことから、20世紀初頭に遅めのスタートを切った中国の近代文学は、西洋や日本の文学、自国の古典や民謡などから様々な文体を貪欲に吸収し、新しい時代の新しいジャンルにふさわしい語り口をそなえていきます。サスペンスタッチの推理小説や涙を絞る純愛物語、自意識過剰の心理小説や意識の流れを駆使したモダニズム、手に汗握る武侠小説やネット・オタク用語満載のライトノベルなど、今回は100年間でめまぐるしく展開した中国の小説文体をいささか駆け足で見てみたいと思います。
第3回

10月8日(水曜)

18時~20時

「詩は“戯れ”のゆく所なり」―ユーモラスな漢詩を読む

准教授 紺野 達也
古代の中国では「詩は志のゆく所なり」、つまり詩歌とは人々の心情(真情)が発露したものであると解釈されました。しかし、抒情には重点をおかず、むしろ音声や文字に工夫をこらし、あるいはユーモアに富む語彙や内容を含んだ作品も多く存在します。そして、これらの戯れに作ったと思える詩は漢詩の表現技巧が高い水準にあったことを示してもいます。今回は、唐詩を中心にそのようなユーモラスな漢詩を鑑賞し、そのおもしろさを解説します。
第4回

10月11日(土曜)

14時~16時

返り点のいらない中国語

福岡大学講師

川澄 哲也
多民族国家の中国では漢民族以外の中国人も中国語を使うわけですが、時に彼らは漢民族とは異なるユニークな中国語を操ります。今回は、現代の方言や古い文献の中に見られる、漢民族以外の中国人が生み出した特異な文体の中国語を読み、文学や漢詩とは一風変わった「レトリック」を味わって頂きたいと思います。試験で書くと「×」をもらってしまうような奇抜な中国語がたくさん出てきます。あしからずご了承下さい。
第5回

10月15日(水曜)

18時~20時

中国人のジョーク、駄洒落 教授 太田 斎
いわゆる「おやじギャグ」は意味的に関係ないことばを語呂合わせで結びつけて、その奇妙さで周囲の笑いを取るものですが、時には座をシラケさせてしまうこともあるようです。こんな駄洒落は日本独自という訳ではなく、中国にも寅さんのようにこれでもかという具合に駄洒落を連発する人はいます。また駄洒落をネタとするようなジョーク、小話も少なくはありません。今回はそのような中国の言葉遊びとユーモアについて紹介しようと思います。
第6回

10月18日(土曜)

14時~16時

「おみくじ」とチベットの「さいころ占い」 客員研究員 西田 愛

敦煌石窟からもたらされた古文書の中には、チベット語で書かれた「さいころ占い」本が多数含まれています。これらの手書きで記された手引書は、当時の占いの様子を知るための貴重な資料です。では、古代チベット人たちはどのようにして、何を占っていたのでしょうか?今回は、私たちにとって身近な占いツールである「おみくじ」と比較しながら、チベットの「さいころ占い」の様式や特徴をわかりやすくご紹介したいと思います。

第7回

10月22日(水曜)

18時~20時

「くには高く、地は清し」 ―古代チベットの慣用句とその世界―

客員研究員 岩尾 一史

チベットと聞くと何を思い浮かべますか?ダライ・ラマ、ポタラ宮などなど…。仏教文化がまず連想されるでしょう。しかしチベットが仏教国になったのは12世紀あたりからで、それ以前のチベット人は独自の文化、宗教観をもっていたのです。中央アジアから発見された古代文書、チベットに残る石碑などは、1000年以上前の人々の生活習慣や言葉を活き活きと我々に伝えてくれます。今回は古い文献に残るチベット人の慣用句、慣用表現に注目し、今では忘れられてしまった古代チベット人の思想と文化に迫ります。
第8回

10月25日(土曜)

14時~16時

冠婚葬祭からみた中国人の死生観
教授 秦 兆雄
日本では毎年一月に満20歳の男女が成人式に参加して大人になりますが、中国においてはそのような成人式はなく、満18歳の男女は成人の法定年齢に達しても、結婚式を挙げて家庭をもちながら子供を産み育てないと社会的に大人として認めない場合が多いのです。また、日本では葬式と墓参りが静粛に行われていますが、中国では爆竹を鳴らすほど賑やかかつ盛大に進行しなければなりません。このような冠婚葬祭の相違は、日中両国民の死生観と幸福観をよく表していると言えましょう。今回は日本との比較を念頭に入れながら、主に漢族の冠婚葬祭を取り上げ、中国人の死生観を具体的に説明し、東アジアに再び影響力を与え始めている中国の行方を展望します。

【開催場所】 神戸市外国語大学 第2学舎1階 503教室

【募集定員】 200名

【受講料】
1回毎の受講は1,000円 8回通しで5,000円
高校生・大学生・院生は学生証提示で、1回毎の受講料は500円 8回通しで2,500円

【修了証書】5回以上出席の方で希望者には修了証書をお渡しいたします。

【受講までの流れ】
受講申込→受付完了の連絡→受講料の払込→受講

お申込みいただいた後、こちらから受付完了の連絡(電話・FAX・e-mailのいずれかで)をいたします。その後、受講料をお支払いください。お振込み完了後、特にこちらからは連絡いたしません。講座の開始1週間前になってもお振込みがない場合は受講を辞退されたものとして取り扱います。


【申込方法】

必要事項(受講希望日・氏名・住所・電話番号等)をご記入の上、郵送またはFAX、e-mailのいずれかでお申し込みください。(所定の申込用紙[89KB]をご利用ください。)申込は、9月8日(月曜)10時から先着順となります。申込後、1週間を過ぎても連絡がない場合は、お問い合わせください。なお、お電話によるお申し込みは受け付けておりません。

【申込先】

神戸市外国語大学 市民講座係 宛
〒651-2187 神戸市西区学園東町9-1
FAX:078-794-8160
e-mail: shiminkouza@office.kobe-cufs.ac.jp

【受講料の納入】

受講料は前納制です。講座開始の1週間前までに郵便払込取扱票で、ゆうちょ銀行(郵便局)にてお支払いください。(払込手数料はご負担ください。)
*口座記号番号: 00940-3-271346
*加入者名: 公立大学法人 神戸市外国語大学
*通信欄に受講される講座日をご記入ください。
*受講者名にて払い込んでください。

【その他注意事項】

公共交通機関を利用してお越しください。

  • アクセス

  • 問い合わせ先

    神戸市外国語大学 市民講座係
    〒651-2187 神戸市西区学園東町9-1
    TEL:078-794-8177
    FAX:078-794-8160
    e-mail:shiminkouza@office.kobe-cufs.ac.jp 

    *主催*神戸市外国語大学
    *後援*神戸市・神戸市教育委員会