2017年度神戸市外国語大学 市民講座

一般市民の方々の興味のある総合テーマを取り上げ、本学教員等による市民講座を昭和46年(1971年)より毎年開催しています。

今年度のテーマは、「不思議の国ロシアの8つの真実」です。

※全講座、日本語で行います。

お申し込み方法
受講いただくにあたっての注意事項

総合テーマ 「不思議の国ロシアの8つの真実」

第1回 ロシア語はどこから来たのか

講師:岡本 崇男 教授
会場:神戸市外国語大学 第2学舎502教室

ロシア語は比較的学習者の多い言語ではあるのですが、気軽にかじってみようという気を起こさせない言語でもあります。日本人がロシア語に親しみを感じない理由にはいくつかありそうですが、第一に挙げられる理由は「奇妙な文字」なのかもしれません。また、「ロシア人は何を考えているのかわからない」という根拠のない共通認識も日本人をロシア語から遠ざける理由でありそうです。この講演ではロシア語の歴史的発達という立場から、ロシア人とロシア語との関係についてお話しするつもりです。

第2回 ロシア語の世界

講師:金子 百合子 准教授
会場:神戸市外国語大学 第2学舎502教室

イギリスの元首相ウインストン・チャーチルはロシアを「謎の中の謎に包まれた謎」と呼びました。ロシア語もまた多くの日本人に取って「謎」のひとつでしょう。どの言語にもそれぞれに特有の世界の見方がある、と主張したのはドイツの言語学者ヴィルヘルム・フォン・フンボルトです。では、ロシア語にはどんな世界観が隠されているのでしょうか。ロシア語の言語文化にとって重要な概念と指摘されているいくつかのテーマについてお話します。

第3回 ボディーランゲージのロシア語 ―しぐさの日露比較

講師:エレナ・ バイビコワ 准教授
会場:神戸市外国語大学 第2学舎502教室

どの言語の中でもその中核になることばと文字だけではなく、それと密接に関わる身体語(ボディーランゲージ)も存在して、肉体の動作を利用した非言語伝達の一つです。実は、話の意味は半分以上非言語コミュニケーションによって伝わるという学者もいます。このレクチャーの目的は、最も身近で頻度が高いしぐさを見渡して、非言語コミュニケーションの重要性とその日露間の相違を説明することです。

第4回 ロシアが世界を救う ―ロシア思想史におけるメシアニズムの系譜

講師:北見 諭 教授
会場:神戸市外国語大学 第2学舎502教室

ロシアは世界を救済する使命を神から与えられた民族である――中世のキリスト教信者たちのそのような確信に由来するロシア・メシアニズムの伝統は、近代以降のロシアの人々の思考や行動にも脈々と受け継がれています。我々が感じるロシアという国の不思議さの原因の一端は、このメシアニズムの伝統にあるのかもしれません。この講座ではメシアニズムを手掛かりにロシアの宗教思想史や社会思想史の観点からロシアの不思議さを読み解くことを試みます。

第5回 ロシア社会に生きた聖人たち ―正教会の聖性の顕れについて

講師:清水 俊行 教授
会場:神戸市外国語大学 第2学舎502教室

ロシアには「知恵者」に対する憧れとともに、そうした人々を敬遠する精神的風土があります。その背景には、愚者(聖人)への愛着のほか、自分は偉くはない「罪深い」人間といった内省的な感覚があるからでしょう。そこにはカトリック的な「神の贖い」とも、プロテスタント的な「自己正当化」とも異なる正教的「救済観」にもとづく、民族的・倫理的志向性を見ることができます。とりわけロシア人が敬愛する聖人の生き方と、そこに潜む「内なる知恵」について考察してみたいと思います。

第6回 現代ロシアの呪術信仰

講師: 藤原 潤子 准教授
会場:神戸市外国語大学 教室未定

1991 年のソ連崩壊後、ロシアでは宗教やオカルトへの興味が急激に高まり、伝統的な呪術信仰も復活しました。現在、ロシアでは、様々な問題を解決するのに役立つとされる「呪文」が、インターネットや印刷物を通して大量に流布しています。こうした呪文は誰が何のために使うのでしょうか。呪術をめぐる語りから、どのような人間関係や社会問題が浮かび上がるでしょうか。今回は特に、人を害するために行われる「呪い」にスポットを当てて、現代ロシアの呪術信仰を紹介したいと思います。

第7回 日露交流史をめぐって

講師:リュミドーラ・エルマコーワ 名誉教授
会場:神戸市外国語大学 第2学舎502教室

日本に関する知識がいつロシアに現れたのか、それはどのような知識で、どのような日本イメージがそれによって産み出されたのか、日露文化交流史に関わるそうした問題を考えます。世界最初の日本語学校が設立されたのは、実はロシアでした(1704年)。「イアパン島」に関する話は、それ以前に、翻訳、翻案によってロシアに伝えられていました。それから両国の交流と接触は徐々に増え、20世紀後半以降、日本研究と翻訳は繁栄の時代を迎えています。

第8回 ロシア国籍の150年

講師:高橋 一彦 准教授
会場:神戸市外国語大学 第2学舎502教室

「ロシア人とは何か」という問いには、十人十色、百人百様の答えが返ってくると思いますが、法律学の眼で見れば、これは「ロシア人」の画定の問題、すなわちロシア国籍の得喪の問題ということになります。誰が「ロシア人(またはソ連人)」として括り出され、逆に誰がそこから閉め出されたのか。―― 今回の講座では比較法学、そして法史学の立場から、ロシアに最初の国籍法が登場した19世紀半ば以降の、国籍をめぐる観念史をお話します。

日時

   2017年10月4日(水曜)~10月28日(土曜)(毎週水曜日と土曜日の全8回)

水曜日は18時~20時、土曜日は14時~16時

受講料

1回毎の受講は1,000円  8回通しで5,000円
(高校生・大学生・院生は学生証提示でそれぞれ半額)

会場一覧(神戸市外国語大学

日時

テーマ

講師

会場

第1回

10月4日(水曜)

18時~20時

ロシア語はどこから来たのか

岡本 崇男 教授

神戸市外国語大学

第2学舎502教室

第2回

10月7日(土曜)

14時~16時

ロシア語の世界

金子 百合子 准教授

神戸市外国語大学 

第2学舎502教室

第3回

10月11日(水曜)

18時~20時

ボディーランゲージのロシア語―しぐさの日露比較

エレナ・バイビコワ 准教授

神戸市外国語大学 

第2学舎502教室

第4回

10月14日(土曜)

14時~16時

ロシアが世界を救う― ロシア思想史におけるメシアニズムの系譜

北見 諭 教授

神戸市外国語大学 

第2学舎502教室

第5回

10月18日(水曜)

18時~20時

ロシア社会に生きた聖人たち―正教会の聖性の顕れについて

清水 俊行 教授

神戸市外国語大学 

第2学舎502教室

第6回

10月21日(土曜)

14時~16時

現代ロシアの呪術信仰

藤原 潤子 准教授

神戸市外国語大学 

教室未定

第7回

10月25日(水曜)

18時~20時

日露交流史をめぐって

リュドミーラ・エルマコーワ 名誉教授

神戸市外国語大学

第2学舎502教室

第8回

10月28日(土曜)

14時~16時

ロシア国籍の150年

高橋 一彦 准教授

神戸市外国語大学 

第2学舎502教室

募集人数

各回80名

修了証書

6回以上出席の方で希望者には修了証書をお渡しいたします。

申込方法

講座名・氏名(ふりがな)・郵便番号・住所・電話番号(日中連絡がとれるもの)を記入し、
e-mail:shiminkouza2017(at)office.kobe-cufs.ac.jp までお申し込みください。
(※(at)を@に置き換えてご利用ください。)
メール件名に『市民講座受講申込』とご記載ください。

申込開始

お申込みは8月1日(火曜)より先着順です。
お申込後1週間以内に受付完了メールを返信します。届かない場合はご連絡ください。
受付完了の連絡が到着後1週間以内に下記の口座まで受講料をお振込みください。
なお、入金完了の連絡はいたしませんので振込したことのわかる書類を受講初日まで保管してください。
納入されない場合には、キャンセル扱いとなりますのでご注意ください
また、一度納入された受講料は原則として払い戻しできませんので、ご了承願います。

受講料の納入

受講料は前納制です。受付完了の連絡が到着後1週間以内に郵便払込取扱票で、ゆうちょ銀行(郵便局)または他銀行のATM等にてお支払いください。(払込手数料はご負担ください。)
*一度納入された受講料は払い戻しできませんので、ご了承願います。

●ゆうちょ銀行(郵便局)からの振込(送金)
口座記号番号:00940-3-271346
加入者名:公立大学法人 神戸市外国語大学
※通信欄に受講する講座名をご記入ください。
※受講者名にてお振込みください。
※払込手数料はご負担ください。

●他銀行からの振込
銀行名:ゆうちょ銀行
金融機関コード:9900
店番:099
預金種目:当座
店名:〇九九店
口座番号:0271346
※通信欄に受講する講座名をご記入ください。
※受講者名にてお振込みください。
※払込手数料はご負担ください。

その他注意事項

駐車場はありません。公共交通機関を利用してお越しください。

アクセス

問い合わせ先

神戸市外国語大学 地域連携推進センター
研究所グループ (市民講座) 係
〒651-2187 神戸市西区学園東町9丁目1
Tel:078-794-8177
Fax:078-794-8160
e-mail:shiminkouza2017(at)office.kobe-cufs.ac.jp
(※(at)を@に置き換えてご利用ください。)

*主催*神戸市外国語大学
*後援*神戸市・神戸市教育委員会