2011年度後期 市民講座特別コース

【概要】

神戸市外国語大学では、豊富な知識経験や知的好奇心を有する地域の方々の期待に応えるため、特定のテーマを学べる社会人向けの「市民講座特別コース」を2008年度より開講しております。今回は2011年度後期の受講生を募集します。

【特徴】

1.1クラス30名もしくは40名とし、少人数の受講生を対象としています。

2.受講生・講師間における意見交換・質問回答・各種指導をより活発に行うことで、一つのテーマをより深く学習することができます。

【開講予定講座】

2011年度後期は、語学講座を2コース、教養講座を3コース開講する予定です。開講場所は、すべて神戸市外国語大学構内(神戸市西区学園東町9丁目1番地)です。

(1) 語学講座 I ( 中級 )

講座名: 『ハリー・ポッター』の英語

『ハリー・ポッター』の1冊目,つまり,J. K. RowlingのHarry Potter and the Philosopher's Stoneを読みます。
翻訳では経験できない,原文の魅力を味わうことが目標です。オーディオブックの朗読(やときに映画のDVD)を参考にしながら存分に鑑賞していただきます。随所に見られる英文の仕掛けについて,語学的な見地から解説を行う予定です。
原書で1冊を読み切りたい方,すでに読んだがもう一度しっかり読みたい方,そして,原書で読みたいが一人ではちょっと自信がないという方,みなさん歓迎します。

講座内容

【第 1 回】 イントロダクション(辞書の話とさわりを少々)

【第 2 回】 ダーズリー氏のまともな一日(語り口に潜む皮肉とユーモア)

【第 3 回】 ダンブルドアのことば(役割を示すことばの日英比較,その1)

【第 4 回】 ヘビと話す少年(シリーズ7冊を貫く伏線)

【第 5 回】 心のつぶやきを聴く(描出話法が伝える心理と皮肉)

【第 6 回】 ハグリッドのことば(役割を示すことばの日英比較,その2)

【第 7 回】 ネーミングと笑い(隠されたことば遊び)

【第 8 回】 伝達動詞大全(せりふを導ける動詞の規則性)

【第 9 回】 ふたつの『石』(英国版と米国版を比較する)

【第10回】 分からないけど分かることば(『ハリー・ポッター』の呪文の方法)

【第11回】 誘導と目くらまし(『ハリー・ポッター』に見る推理小説の手法)

【第12回】 行って帰ってくる話(『ハリー・ポッター』の語りの構造)

講師 山口 治彦 (教授)
回数 全12回(12回通しの講座となります。)
開講日 2011年
9月30日(金)、
10月7日(金)、14日(金)、21日(金)、28日(金)、
11月4日(金)、11日(金)、18日(金)、25日(金)
12月2日(金)、9日(金)、16日(金)、
開講時間 各日18:30~20:00
開講場所 神戸市外国語大学 共同研究棟3F  2AV教室
受講料 14,400円(12回通しの受講料。前払い)※テキスト代別途必要
定員 30名

 

(2) 語学講座 II ( 初級 )

講座名 ドイツ語講座 ( 初級 )

発音と簡単な日常会話の練習と、映像を使ってドイツの歴史と文化について説明します。

講座内容

D:会話、G:文法、L:映画で分かるドイツの歴史と文化

【第1回】  D:アルファベット、名前・出身の言い方 G:規則動詞の現在人称変化 
         L:ヴィルヘルム時代の映画

【第 2 回】 D:住所の言い方、挨拶の仕方 G:不規則動詞seinの現在人称変化 
        L:ワイマール共和国の映画(1)

【第 3 回】 D:紹介の仕方、数 G:数詞 L:ワイマール共和国の映画(2)

【第 4 回】 D:数(その2) G:名詞の性と定冠詞の1格 L:第三帝国の映画

【第 5 回】 D:曜日 G:所有冠詞、疑問詞 L:戦後期の映画

【第 6 回】 D:言語について G:動詞の位置と語順 L:ベルリンの壁の崩壊

【第 7 回】 D:趣味 G:不規則動詞の現在人称変化 L:西ドイツの映画(1)

【第 8 回】 D:趣味(その2) G:否定文の作り方 L:西ドイツの映画(2)

【第 9 回】 D:食事 G:並列の接続詞 L:東西ドイツ統一後の映画(1)

【第10回】 D:食事(その2) G:前置詞 mit, ohne L:東西ドイツ統一後の映画(2)

【第11回】 D:家族 G:名詞の複数形 L:東西ドイツ統一後の映画(3)
 
【第12回】 D:職業 G:形容詞 L:ドイツのクリスマス

講師 Edgar Franz (准教授)
回数 全12回(12回通しの講座となります。)
開講日 2011年
9月29日(木)、
10月6日(木)、13日(木)、20日(木)、27日(木)
11月10日(木)、17日(木)、24日(木)、
12月1日(木)、8日(木)、15日(木)、22日(木)
開講時間 各日12:45~14:15
開講場所 神戸市外国語大学 共同研究棟3F 応用視聴覚教室
受講料 14,400円(12回通しの受講料。前払い)
定員 30名

 

(3) 教養講座 I

講座名 イギリス「栄光の時代」とふたりの女王

イギリスの「栄光の時代」を築いたとされる、16世紀のエリザベス女王と19世紀のヴィクトリア女王をとりあげ、彼女たちの治世が実際にはどのようなものであったのかをたどることで、その「栄光」の実像に迫ります。

講座内容

【第1回】エリザベスの栄光と現実

イギリス繁栄の時代をもたらしたといわれるエリザベス女王の治世は、実際にはどういった時代だったのでしょう。女王の結婚問題や宗教問題、外交問題など様々な角度から、当時の社会の様子を検証します。

【第2回】エリザベス神話

エリザベス女王は、肖像画や音楽、文芸などを利用した巧みなイメージ戦略で、人々の心をとらえました。エリザベス女王がどのように神話化されていったかを、スペイン無敵艦隊撃退のエピソードを中心に考えます。

【第3回】ヴィクトリア女王:ヴィクトリアン・ホームの偉大なる母

ヴィクトリア時代は、近代的な家族観が成立した時代です。ヴィクトリア女王の家族はこの時代の理想的家族の象徴とされました。明治維新期にも重なるこの時代のイギリスの家族像が、日本にどのようにとりいれられたのかにも触れながら、近代家族の虚像と実像について考えます。

【第4回】ヴィクトリア女王の彫像――人々は「女性君主」をどのように見たのか――

19世紀末の英国では都市の公共空間の整備が進み、そこではしばしば女王の彫像が設立されました。これらの彫像の形態や除幕式のスピーチなどから、「女性君主」であるヴィクトリアを人々がどのように理解したのかを具体的に探ります。

講師 指 昭博 (教授)、中沢 葉子 (准教授)、光永 雅明 (教授)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 2011年
10月17日(月)、24日(月)、31(月)、
11月7日(月)
開講時間 各日16:15~17:45
開講場所 神戸市外国語大学 学舎104教室
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

(4) 教養講座 II

講座名 古代チベットの歴史と文化

ヒマラヤ、チベット仏教、ダライ・ラマ、…。「チベット」と聞いたときに皆様は何を思い浮かべられるでしょうか?7世紀に初めて統一国家をもったチベットは、シルクロードの中心にあって様々な文化を吸収しつつ、独自の文化を創りだしました。本講座では、チベット文化の成立をめぐる4つのテーマについてお話しします。

講座内容

【第1回】チベットの歴史と古代

7世紀に統一国家が出来て以来、20世紀半ばに国を失い亡命政府を樹立するにいたるまで、チベットは独自の歴史を紡いできました。彼らの波乱の歴史を紹介し、チベットの古代期がどのような位置づけにあるのかをお話しします。

【第2回】「吐蕃」の登場

古代期のチベットとは、かつて「吐蕃」と呼ばれた軍事大国でした。「世界の3分の2を治めた」とチベット人の伝承に残る輝かしい時代を、唐など近隣諸国との関係を中心にお話しします。

【第3回】チベットと仏教の出会い

ダライ・ラマに代表されるように、チベットと仏教とは切っても切り離せない関係にあります。しかし、かつての日本と同様に、チベットにとっても仏教は外来宗教だったのであり、仏教が社会に根付くまでには相当の時間がかかったのでした。チベットにおける初期の仏教についてお話しします。

【第4回】唐蕃会盟碑

今もラサの大昭寺前にそびえる石碑「唐蕃会盟碑」。9世紀初めに建てられたこの石碑は、かつてチベット政府が国際社会においてイニシアチブをとっていたことの証しです。碑石が建てられる経緯、そして石碑をめぐる数々のエピソードについてお話しします。

講師 岩尾 一史 (客員研究員)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 2011年
11月15日(火)、22日(火)、29日(火)、
12月6日(火)
開講時間 各日18:30~20:00
開講場所 神戸市外国語大学 共同研究棟3F 応用視聴覚教室
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

(5) 教養講座 III

講座名 日本絵画に親しむ

現代の生活の中では触れる機会の少ない、古い時代(江戸時代以前)の日本絵画について、その基本的なあり方を学びます。特に、その「もの」としての側面に焦点を当て、様々な角度から考察することを通じて、日本絵画に対する理解と親しみを深めることを目指します。授業では、作品の画像を映しながらお話しします。

講座内容

【第1回】「日本絵画」とは?/様々なかたち

実は必ずしも明確ではない「日本絵画」の範囲についてお話しした上で、その様々なかたちについて解説します。

【第2回】材料と表現効果

日本絵画を作っている様々な材料を紹介し、そうした材料がどのような表現効果を生み出しているのかを、名品を例に見ていきます。

【第3回】劣化と保存

日本絵画が傷む様々な要因についてお話しし、作品の適切な保存の仕方について考えていきます。

【第4回】修理と伝来

日本絵画の修理の実際について解説し、そうした修理などを経て、日本絵画が今に至るまで大切に伝えられてきた様子を紹介します。

講師

馬渕 美帆 (准教授)

回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 2011年
11月22日(火)、29日(火)、
12月6日(火)、13日(火)
開講時間 各日16:15〜17:45
開講場所 神戸市外国語大学 学舎107教室
受講料 4,800円(4 回通しの受講料。前払い)
定員 40名

※日程・講座内容等については、変更が生じる場合があります。

※ 応募者が少ない場合、講座を中止することがあります。

【申込方法】

必要事項(受講希望講座・氏名・住所・電話番号)等をご記入の上、
9月9日より、郵送、FAX、またはe-mailのいずれかでお申し込みください
(所定の受講申込書[80KB]をご利用ください。)。
申込の締切日は、講座開始の1週間前まで(必着)。
受講者が定員を超えた場合のみご連絡いたします。
なお、電話によるお申込みは受け付けておりません。

【申込先】

神戸市外国語大学 市民講座特別コース係 宛
〒651-2187 神戸市西区学園東町9-1
Fax:078-794-8160
st2011@office.kobe-cufs.ac.jp

【講座の中止】

応募者が少ない場合、講座を中止することがあります。中止決定の場合はお知らせいたします。

【受講料の納入】

受講料は前納制です。講義開始の1週間前までに郵便払込取扱票で、ゆうちょ銀行(郵便局)にて払込をお願いいたします(払込に係る手数料はご負担ください。)。

*口座記号番号: 00940-3-271346
*加入者名: 公立大学法人 神戸市外国語大学
*通信欄に受講される講座名をご記入ください。
*受講者名にて振り込んでください。

納期限内に納入されない場合には、受講を辞退したものとして取扱いをいたしますのでご注意ください。

一度納入された受講料は払い戻しできませんので、ご了承願います。(ただし、受講生が少数で講義を中止する場合や、定員を超え、受講が出来ない場合は返還いたします。)

【修了証書】

各講座につき8割以上出席された方には、修了証書をお渡しいたします。全12回の講座であれば10回以上、全4回の講座であれば全回、出席された方が対象となります。

【途中受講】

開講日を過ぎてからも、途中から受講できる講座もあります。詳しくは事務局までお問い合わせください。ただし、受講料は全額を納入いただくこととなりますのでご了承ください。

【休講・補講】

講師の都合、天候、交通機関などの事情により、やむを得ず休講となる場合があります。休講の場合は、原則として補講を行います。休講・補講のお知らせはこちらからご連絡します。受講申込書には必ず日中に連絡が取れる連絡先をご記入ください。

また、何らかの事情により、開始時間30分を経過しても講座が行われない場合は休講とし、後日補講を行います。ただし、代講となる場合もありますのでご了承ください。

【録音、録画、写真撮影】

原則として、講義中の録音、録画および教室内での写真撮影はおことわりします。

【受講資格の取り消し】

次のような好ましくない行為があった場合は、教室からの退出、受講の停止、もしくは受講の取り消しをすることがあります。なお、受講料の返金はいたしません。

  1. 他の受講生の迷惑となる事や、授業の進行を妨げる様な行為を行った場合
  2. 法令等や公序良俗に反する行為があった場合

【その他注意事項】

公共交通機関を利用してお越しください。

【問い合わせ先】

神戸市外国語大学 市民講座特別コース係 宛
〒651-2187 神戸市西区学園東町9-1
Tel:078-794-8177
Fax:078-794-8160
st2011@office.kobe-cufs.ac.jp

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