オープン・セミナー2012(4月~7月)

【概要】

神戸市外国語大学では、2008年度より、知的関心の高い地域の方々の多様な期待に応え、少人数でより専門性の高い内容を提供することを目的とし、「市民講座特別コース」を年2回開講しております。
2012年度からは、名称を「オープン・セミナー」に変更し、また神戸国際協力交流センターとの共催で、新たに1講座を三宮で開講いたします。

【特徴】

1.1クラス30名もしくは40名とし、少人数の受講生を対象としています。

2.受講生・講師間における意見交換・質問回答・各種指導をより活発に行うことで、一つのテーマをより深く学習することができます。

【開講講座】

2012年度前期は、語学講座を2コース、教養講座を4コース開講する予定です。教養講座のうち1コースにつきましては、三宮の神戸国際協力交流センター(神戸国際会館20階)で、その他の講座については、例年どおり神戸市外国語大学(神戸市西区学園東町9丁目1番地)で開講いたします。

三宮開講講座

教養講座 I

講座名: 開発と援助 -これからのアジアと日本-

世界中で進む、開発と援助の問題について、アジアと日本とを具体的にとりあげ、検証しながら、望ましい開発や援助のあり方について検討します。この問題は極めて複雑であり、この講座を通して明確な答えを出せるわけではありませんが、より理解を深め、考える材料を提供したいと考えます。

講座内容

【第1回】 ラオスの開発とその問題(担当者 中田友子)
ラオスは世界の最貧国の一つとされています。しかし、ラオス政府は貧困からの脱却を図り、急速な開発を進めています。ここでとりあげるのは、ラオス全国で展開されているゴム・プランテーション開発です。特に南部での開発のあり方を具体的に検証し、地域住民の生活や文化という視点から、そこにどのような問題があるのかを考えます。

【第2回】 インドにおける経済発展と社会変動(担当者 大石高志)
1990年代に導入された自由化や民営化を柱とする経済改革に伴い、現代のインドは、著しい経済発展と大きな社会変動を経験しつつあります。ここでは、中間層の台頭や都市の再編・肥大化、カーストの変容などを紹介しつつ、摩擦と緊張を孕むインドの「発展」もしくは「開発」の一端を捉えたいと思います。

【第3回】 日本と世界の途上国援助(担当者 千葉典)
1990年代に世界最大のODA供与国であった日本は、21世紀に入ってその座を他の先進国に譲り、2009年には支出純額ベースで世界5位まで後退しました。また、日本のODAは贈与比率が低く、入札国を制限するタイド率が高いと、かねてから批判を受けてきました。
国連のミレニアム開発目標年次まで残り3年となった現在、日本と世界のODAの現状はどうなっているのか、日本のODAに対する批判は妥当なのか、ODA推進派と批判派の主張のポイントは何か、等の諸問題について考え、今後のODAの焦点を探りたいと思います。

【第4回】 望ましい開発や援助のあり方とは?(担当者 中田友子)
本講座の最終回となる第四回では、どのような開発や援助のあり方が望ましいのかについて考えたいと思います。開発は、いわゆる「参加型開発」が現在、主流となっており、援助もこれを前提として行うべきという考え方が広く見られます。その一方で、「参加型開発」の問題点も多く指摘されており、これについて理解を深めていきたいと思います。

講師 中田 友子(准教授) 大石 高志(准教授) 千葉 典(教授)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 5月23日・30日・6月6日・13日(毎週水曜日)
開講時間 各日18:30~20:00
開講場所 神戸国際協力交流センター 会議室 (国際会館20階)
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

学園都市開講講座

 語学講座 I

講座名: ロシア語講座(初級)

ロシア語を初めて勉強する方だけでなく、以前勉強していたのだが途中でわからなくなって挫折してしまった方のための初級講座です。授業は先ず文字の読み方から始まります。そして、ロシア語の単語や文章を繰り返し音読することによって、受講者が簡単な文章が作れる程度の知識を獲得できることを目指します。
黒田龍之助、『ニューエクスプレス ロシア語』(白水社)を教科書として使用します。12回の授業で丁度半分終える予定です。

講座内容 【第1回】 授業の進め方の説明・文字の読み方と発音の練習

【第2回】 「これはナターシャです」: 名詞

【第3回】 「私はナターシャではありません」: 人称代名詞

【第4回】 「これはわたしのスーツケースです」: 所有代名詞

【第5回】 「あそこに古い写真があります」: 形容詞

【第6回】 「雑誌を読んでいます」: 動詞の現在時制(1)

【第7回】 「日本語を話します」: 動詞の現在時制(2)。名詞の複数形

【第8回】 「彼女はどこに住んでいるのですか」: 場所の表し方

【第9回】 「電話を持っていますか」: 所有の表現

【第10回】 「音楽を聴いているのですか」: 対格

【第11回】 「小包を送りたい」: 「〜したい」という表現。「〜に行く」という表現

【第12回】 まとめ
講師 岡本 崇男(教授)
回数 全12回(12回通しの講座となります。)
開講日 4月16日・23日
5月7日・14日・21日・28日
6月4日・11日・18日・25日
7月2日・9日 (毎週月曜日)
開講時間 各日17:50~19:20
開講場所 神戸市外国語大学 校内の教室
受講料 14,400円(12回通しの受講料。前払い) ※テキスト代別途必要
定員 30名

 

 語学講座 II

講座名 中国語講座 ( 初級 ) ※定員に達しました。(キャンセル待ちは承ります。)

中国語を初めて学ぶ社会人の方を対象とする入門講座です。現代標準中国語の正しい発音を習得し、入門レベルの語彙と基礎的な文法事項を学びます。また、以上の内容は全て簡単な会話練習を繰り返すことによって行われます。これにより、中国語による日常的な会話がスムーズに出来るようになることを目指します。

講座内容

【第1回】  発音:母音、声調 文法:人称代名詞、“是”の文 表現:名前の言い方

【第2回】  発音:子音、軽声 文法:形容詞述語文

【第3回】  発音:鼻音で終わる音 文法:動詞述語文 表現:期日と曜日

【第4回】  発音:変調、儿化 文法:存在動詞 表現:家族紹介

【第5回】  文法:主述述語文、時間詞の位置 表現:時間帯と時刻

【第6回】  文法:連動文、動詞の重ね型、進行を表す“在”

【第7回】  文法:量詞、“了”の用法(1)、前置詞“离” 表現:お金の言い方

【第8回】  文法:前置詞“给”、方向動詞、比較表現

【第9回】  文法:経験を表す文、結果補語 表現:時間の量

【第10回】 文法:“着”の用法、“了”の用法(2) 表現:年齢の言い方

【第11回】 文法:二重目的語、様態補語、程度補語

【第12回】 文法:助詞“了”(3)

講師 下地 早智子(准教授)
回数 全12回(12回通しの講座となります。)
開講日 4月18日・25日
5月2日・9日・16日・23日・30日
6月6日・13日・20日・27日
7月4日(毎週水曜日)
開講時間 各日18:30~20:00
開講場所 神戸市外国語大学 校内の教室
受講料 14,400円(12回通しの受講料。前払い)
定員 30名

 

教養講座 II

講座名 シャンソンを通じてフランス語を学ぶ

このクラスは中級フランス語のクラスです。シャンソンを通して、フランス語の発音や文法を身に付けるレッスンを行います。
フランスで最も愛されている歌手の一人であるエディット・ピアフの有名な歌を映像で見聞きし、歌詞を読み、練習します。毎週歌1曲を聞き、文法のポイントを1つ勉強しましょう。
歌の好きな方で、フランス語をさらにレベルアップしたい方に特にお勧めします。

講座内容

【第1回】 ばら色の人生 La vie en rose (1946年)
文法のポイント:動詞の活用[現在形]

【第2回】 水に流して Non, je ne regrette rien (1960年)
文法のポイント:否定文

【第3回】 私の回転木馬 Mon manège à moi (1958年)
文法のポイント:所有形容詞

【第4回】 群衆 La Foule (1957年)
文法のポイント:形容詞

講師 クリストフ・ベルグ(非常勤講師)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 5月8日・15日・22日・29日(毎週火曜日)
開講時間 各日12:45~14:15
開講場所 神戸市外国語大学 校内の教室
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

教養講座 III

講座名 スポーツ文化のグローバリゼーション -日本・アジア・アフリカ・ヨーロッパ-

グローバルスタンダードとしての近代競技スポーツではなく、地域や共同体のみに伝承されているローカルな伝統スポーツ文化(伝統行事)を取り上げます。そこには実に生き生きとしたスポーツが展開されており、豊穣祈願、病魔退散、子孫繁栄、さらには年中行事の身体性へと繋がっています。老若男女を問わず誰でもが楽しみにする伝統スポーツ文化の世界からグローバリゼーションを考えます。

講座内容

【第1回】 大相撲の国際化
大相撲についての最近の動向をふまえながら、相撲から大相撲への変容を概観し、世界相撲選手権とは似て非なる相撲の世界を考えます。

【第2回】 稲作民のスポーツ文化 
東南アジアに伝承されている雨季・乾季招来儀礼としてのスポーツ文化(綱引・ブランコ・ボートレースなど)を取り上げ、稲作と日常生活との関連を探ります。

【第3回】 霊力を競うレスリング
アフリカ・コートジボワールのダン族に伝わるレスリングは、部族の精霊の助けを得なければ勝てないといわれています。彼らの精神世界とスポーツ文化との接点にアプローチします。

【第4回】 労働からスポーツへ
フランシスコ・ザビエルの故郷であるバスクでは、日常労働が競技スポーツへと進展し、彼らのアイデンティティの拠り所となっています。バスク伝統スポーツ文化の諸相を見ながら、その特性を考えます。

講師 竹谷 和之(教授)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 5月11日・18日・25日・6月1日 (毎週金曜日)
開講時間 各日17:50~19:20
開講場所 神戸市外国語大学 校内の教室
受講料 4800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

(5) 教養講座 IV

講座名 平和と人権

スイスのピクテは、人類史3000年のうち、平和であった年を合計すると約250年しかなかった、と述べています。伝統的国際法は国家に戦争を禁止していなかったのに対して、現代国際法のもっとも大きな特徴は戦争を違法としているところです。
本講座では、第2次世界大戦後の国際人権保障の発展の中で、戦争の問題を考えるとともに、「法の支配」の占める位置についてお話したいと思います。

講座内容

【第1回】戦争の違法化と「法の支配」
国家を超えた集権的な権力の存在しない国際社会において、「力の支配」に対する「法の支配」はどのように担保されるのかについて述べたいと思います。

【第2回】安全保障と軍縮義務
カントは、『永遠平和のために』(1795年)の中で、その予備条項の一つとして、「常備軍は時とともに全廃されなければならない」と記しています。国家の安全はどのように確保されるのか、について論じたいと思います。

【第3回】人間の安全保障
国連を中心とする安全保障は、これまで国家を基本として構築されてきました。それに対して、現在提起されている人間を中心とした安全保障、いわゆる「積極的平和」について述べることといたします。

【第4回】平和への権利
人権は「侵すことのできない永久の権利」であり、思考したり、行動する際の、欠くことのできない価値観となっています。現在国連は、「平和への権利」を人権とすることを審議しております。この「平和への権利」についてとり上げたいと思います。

講師 家 正治 (名誉教授)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 6月5日・12日・19日・26日 (毎週火曜日)
開講時間 各日12:45~14:15
開講場所 神戸市外国語大学 校内の教室
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

※日程・講座内容等については、変更が生じる場合があります。
※ 応募者が少ない場合、講座を中止することがあります。

【申込方法】

必要事項(受講希望講座・氏名・住所・電話番号)等をご記入の上、郵送またはFAX、e-mailのいずれかでお申し込みください(所定の受講申込書[83KB]をご利用ください)。
申込は、3月8日(木)から先着順となります。申込後、1週間以内に連絡がない場合は、お問い合わせください。
なお、電話によるお申込みは受け付けておりません。

【申込先】

神戸市外国語大学 オープン・セミナー係 宛
〒651-2187 神戸市西区学園東町9-1
Fax:078-794-8160
os2012@office.kobe-cufs.ac.jp

【講座の中止】

応募者が少ない場合、講座を中止することがあります。中止決定の場合はお知らせいたします。

【受講料の納入】

受講料は前納制です。講座開始の1週間前までに郵便払込取扱票で、ゆうちょ銀行(郵便局)にてお支払いください。(払込手数料はご負担ください。)。

*口座記号番号: 00940-3-271346
*加入者名: 公立大学法人 神戸市外国語大学
*通信欄に受講される講座名をご記入ください。
*受講者名にて振り込んでください。

納期限内に納入されない場合には、受講を辞退したものとして取扱いをいたしますのでご注意ください。一度納入された受講料は払い戻しできませんので、ご了承願います。

【修了証書】

各講座につき8割以上出席された方には、修了証書をお渡しいたします。全12回の講座であれば10回以上、全4回の講座であれば全回、出席された方が対象となります。

【途中受講】

開講日を過ぎてからも、途中から受講できる講座もあります。詳しくは事務局までお問い合わせください。ただし、受講料は全額を納入いただくこととなりますのでご了承ください。

【休講・補講】

講師の都合、天候、交通機関などの事情により、やむを得ず休講となる場合があります。休講の場合は、原則として補講を行います。休講・補講のお知らせはこちらからご連絡します。受講申込書には必ず日中に連絡が取れる連絡先をご記入ください。

また、何らかの事情により、開始時間30分を経過しても講座が行われない場合は休講とし、後日補講を行います。ただし、代講となる場合もありますのでご了承ください。

【録音、録画、写真撮影】

原則として、講義中の録音、録画および教室内での写真撮影はおことわりします。

【受講資格の取り消し】

次のような好ましくない行為があった場合は、教室からの退出、受講の停止、もしくは受講の取り消しをすることがあります。なお、受講料の返金はいたしません。

  1. 他の受講生の迷惑となる行為や、授業の進行を妨げる様な行為を行った場合
  2. 法令等や公序良俗に反する行為があった場合

【その他注意事項】

公共交通機関を利用してお越しください。

【問い合わせ先】

神戸市外国語大学 オープン・セミナー係 宛
〒651-2187 神戸市西区学園東町9-1
Tel:078-794-8177
Fax:078-794-8160
os2012@office.kobe-cufs.ac.jp

*主催*神戸市外国語大学・神戸国際協力交流センター
*後援*神戸市・神戸市教育委員会