オープン・セミナー2013(9月~2014年1月)

【概要】

神戸市外国語大学では、2008年度より、知的関心の高い地域の方々の多様な期待に応え、少人数でより専門性の高い内容を提供することを目的とし、「オープン・セミナー」を年2回開講しています。2012年度からは、神戸国際協力交流センターとの共催で、新たに1講座を三宮で開講しております。

【特徴】

1.1クラス30名もしくは40名とし、少人数の受講生を対象としています。

2.受講生・講師間における意見交換・質問回答・各種指導をより活発に行うことで、一つのテーマをより深く学習することができます。

【開講講座】

2013年度後期は、語学講座を2コース、教養講座を4コース開講します。教養講座のうち1コースにつきましては、三宮の神戸国際協力交流センター(神戸市中央区浜辺通5-1-14 神戸商工貿易センタービル2階)で、その他の講座については、神戸市外国語大学(神戸市西区学園東町9丁目1番地)で開講いたします。

三宮開講講座

教養講座 I

講座名: メディアと文化:小説、マンガ、音楽を題材に

新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、インターネットなど現代の私たちは様々なメディアに囲まれて生活しています。小説や音楽、マンガ、映画などの文化に触れるのも、メディアを通してです。にもかかわらず、文化作品の内容に踏み込んだ議論が多い一方で、メディアそのものに注目する機会は意外なほど少ないのではないでしょうか。この講座では、内容とそれを伝える形式の両者に留意しながら、文化について考えていきたいと思います。「はだしのゲン」や「火垂るの墓」、歌謡曲など、具体的なメディア文化を取り上げながら、常識を疑う視点をみなさんと共有することができれば幸いです。

講座内容

【第1回】メディア史と文化史

メディアの歴史と文化の歴史、両者の変遷を振り返ります。特に、メディアが人々に与える影響に関する仮説やメディア論と呼ばれる様々な学説について、具体例を紹介しながら確認します。

【第2回】メディア文化史の実践(1)マンガ「はだしのゲン」

学級文庫や学校図書館に所蔵され、よく知られるようになった「はだしのゲン」について、第1回の内容と関連付けながら、論じていきます。掲載媒体の変遷を追いながら、雑誌メディアの特性と表現との関係を考察します。

【第3回】メディア文化史の実践(2)小説とアニメーション「火垂るの墓」

野坂昭如の「火垂るの墓」は、スタジオジブリによるアニメーションによって、広く知られるようになりました。三宮から始まるこの作品を中心に、小説(書籍)からアニメーション(映画)というメディアの変化が、内容にいかなる影響を与えたのか、考察します。

【第4回】メディア文化史の実践(3)歌謡曲とJ-POP

第4回では、ポピュラー音楽を取り上げます。私たちがポピュラー音楽に触れる場は、テレビ、ラジオ、街角、インターネットなど、多様化しています。製作者というよりは、受容者に焦点を当てて、歌謡曲(レコード:アナログ時代)からJ-POP(CD:デジタル時代)への変化を、メディア文化史的に振り返ります。

講師 山本 昭宏(講師)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 11月1日・8日・15日・22日(毎週金曜日)
開講時間 各日18時~19時30分
開講場所 神戸国際協力交流センター (貿易センタービル 2階)
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 30名

 

学園都市開講講座

 語学講座 I

講座名: ロシア語講座(初級)II

前期に引き続き、『ニューエクスプレス・ロシア語』(黒田龍之介著、白水社)の後半部を勉強します。すでに、前半部を終えられた方、あるいはかつてロシア語を学んだことがあるがもう一度勉強したいという方を対象としています。音読と作文練習を中心に授業を進めて行きます。

講座内容

【第1回】「日本文学を勉強していました」: 動詞の過去。場所の表現。「勉強する」の表現。

【第2回】「家にいました」: 存在と所有の表現。天候の表現。

【第3回】「今晩はお客が来ます」: 動詞の未来。所有の表現の未来。病気の表現。

【第4回】「カサがありません」: 名詞の生格。生格の用法。交通手段の表現。

【第5回】「夫にプレゼントを買いたいのです」: 名詞の与格。与格の用法。許可の表現。

【第6回】おさらいと応用練習。

【第7回】「紅茶はふつうミルクを入れて飲みます」: 名詞の造格。造格の用法。必要の表現。

【第8回】「日本料理店でアントンを見かけました」: 名詞の対格。形容詞の格変化。

【第9回】「それがアントンでないとどうして分かるのですか?」: 動詞の区別—不完了体と完了体。

【第10回】「捨てるのなら手伝います」: 不完了体と完了体の未来。禁止の表現。

【第11回】「もし私が鳥だったら」: 仮定法。述語の造格。動詞の接頭辞。

【第12回】おさらいと応用練習。

講師 岡本 崇男(教授)
回数 全12回(12回通しの講座となります。)
開講日

9月20日・27日

10月4日・11日・18日・25日

11月8日・15日・22日・29日

12月6日・13日(毎週金曜日)

開講時間 各日17時50分~19時20分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 14,400円(12回通しの受講料。前払い)※テキスト代別途必要
定員 30名

 

 語学講座 II

講座名 Social Media, Culture and Business 

This course provides an overview of social media in Japan from the perspective of consumer behavior. The major purpose of this course is to help students develop a clear understanding of how Japanese people use social media and the impact of new communication technologies on business practices. Students will learn about Japanese social media platforms, cross-cultural differences in social media use and the basics of consumer behavior.

講座内容

【第1回】  Introduction

【第2回】  New trends in communication technologies

【第3回】  What is social media?

【第4回】  Social media and culture

【第5回】  Cross-cultural differences in social media use

【第6回】  Facebook

【第7回】  Twitter

【第8回】  LINE

【第9回】  Social media marketing strategy

【第10回】 Social media campaigns

【第11回】 Social media and consumer behavior

【第12回】 The future of social media

講師 Adam Acar(准教授)
回数 全12回(11回通しの講座となります。)
開講日

9月30日

10月7日・21日・28日

11月11日・18日・25日

12月2日・9日・16日

1月6日・20日(毎週月曜日)

開講時間 各日16時5分~17時35分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 14,400円(12回通しの受講料。前払い)
定員 30名

 

教養講座 II

講座名 Snake in English Poetry

 

講座内容

【第1回】ヘビは悪者?

聖書のヘビ、(ミルトン『失楽園』)―イヴを唆すヘビ

S. T. Coleridge, Christabel のなかのGeraldin

【第2回】哀しいヘビ

レイミア(ラミア)の神話―ギリシア神話、

日本の「蛇女房」の昔話―沼のほとりで男が笛を吹いていると、美しい女が現れる。二人は結婚し、女はやがて身籠る。出産のとき、絶対のぞかないでくれ、と頼んで一人部屋にこもる女房、しかし男は部屋の戸をあけてしまう。すると大蛇が赤ん坊の周りにとぐろを巻いているのを目撃。女房は悲しそうに自らの正体を明かし、赤ん坊が泣いたらしゃぶらせてほしいと、玉を置いて去っていく。(あるいは、千両箱を置いていく)もろもろの事情あって、その玉(千両箱)は盗まれてしまう。蛇女房は再び現れ、あの玉は私の目でした、もうひとつ渡したら私は盲目になります、と言ってもう一つの目を差し出す。そのあと、大洪水を起こして玉を奪った悪党に復讐をするというヴァージョンと、沼のそばに鐘点き堂を建てて、毎日鐘を鳴らして無事を知らせてほしいと頼むヴァージョンあり。

John Keats, Lamia

【第3回】神秘のヘビ

蛇を神とまつる神社など

ウルボロスの伝説―アラスカ、中国、ネイティヴ・アメリカン、古代エジプトなどに伝わる。「尾を飲み込むヘビ」の意。「死と再生」「循環」「無限性」「不老不死」「完全性」「宇宙の根源」「始原性」などを表す。

D. H. Lawrence, ‘Snake’

【第4回】女性の描くヘビ

Emily Dickinson, ‘A narrow fellow’ (高田敏子「秋の原」)

Eavan Boland, ‘The Woman Changes her Skin’
講師 吉川 朗子(准教授)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 11月5日・12日・19日・26日(毎週火曜日)
開講時間 各日13時~14時30分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

教養講座 III

講座名 経済学から見た日本の問題

「経済学は複雑な経済の本質をとらえ、経済の基本的な機能や動きを分析する」といった説明が、経済学についてよくなされます。しかし、この説明だけを読んでみても、いったい経済学はどのような学問なのか具体的にはよく分からないでしょう。そこで、今回のセミナーでは、日本の経済・社会問題を経済学的に分析してみるとどのようなことが分かるのか、またそこから何が言えるのかということを実感していただきたいと思います。我々の身の回りにある具体的なトピックスを経済学的に分析することを通して、受講生の皆様にとって経済学が少しでも身近なものとして感じていただけるようになったらと願っています。

講座内容

【第1回】少子化問題について考える (担当:鎰谷 宏一)

なぜ少子化問題が起こっているのかということやその問題の背景について理論的に考えることを通して、日本の少子化問題に関する今後の課題等などについて考察します。

【第2回】市町村合併について考える (担当:東 裕三)

平成の大合併といわれるような市町村合併がなぜ発生するのか理論的に考えるとともに、そうした市町村合併の効果は実際どのようなものだったのかということについて考察します。

【第3回】雇用構造の変化について考える (担当:友田 康信)

現在、わが国が直面している雇用環境の変化を、①グローバル化による世界的な労働生産性の均等化、②IT技術の発展によるいくつかの職種の消失、③人口減少とデフレによる需要面の不振の3点から考察します。

【第4回】通商政策について考える (担当:鎰谷 宏一)

現在、TPPに関して国内では賛成派と反対派による激しい議論が見られます。こうした議論を冷静に見つめるために、通商政策に関する歴史や経済学の理論を学びながら、日本の通商政策について考えてみましょう。
講師 鎰谷 宏一(准教授)・友田 康信(准教授)・東 裕三(客員研究員)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 11月6日・13日・20日・27日(毎週水曜日)
開講時間 各日16時5分 ~ 17時35分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 4800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

教養講座 IV

講座名 地球高齢化(グローバル・エイジング)時代の経済、財政、ビジネス ※開講日が変更になりました

人口高齢化が経済社会に与える影響/問題は、伝統的に国内課題として捉えられてきた。しかし、今やその現象は世界に広がり、その影響はグローバル経済のチャネルを通して国境を越えて相互に伝播する地球高齢化(グローバル・エイジング)の時代を迎えている。本講座は、人口高齢化が、中でも経済、財政、ビジネスに与える影響や課題について理解し、最長寿国日本に山積する問題の解決策を探る基礎的知識とパースペクティブを得ることを目的とする。

【人口統計学、経済学、財政学、社会保障制度、経営学などの知識があると理解が早いが、初心者にも分かり易い解説を心がける。】

講座内容

【第1回】「地球高齢化」入門――世界の人口動態ツアー

【第2回】人口高齢化の経済的影響と課題――労働力減少と女性・高齢者・移民の活用、貯蓄/投資の低下、労働力や資本の低下を技術進歩(生産性向上)で補えるか

【第3回】人口高齢化の財政的影響と課題――世界的な公的年金改革の潮流、日本の年金制度の特徴と今後の課題

【第4回】人口高齢化のビジネスへの影響と課題――ターゲット顧客層、市場、経済規模の縮小、新たな商品・サービス開発、顧客層開拓とマーケティング、海外市場展開、事業再編
講師 中嶋 圭介(准教授)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日

11月14日・28日・12月5日・12日 (毎週木曜日)

※11月21日の講座は12月12日に変更となりました。

開講時間 各日18時30分~20時
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 ※日程・講座内容等については、変更が生じる場合があります。
※ 応募者が少ない場合、講座を中止することがあります。

【受講までの流れ】

受講申込→受付完了の連絡→受講料の払込→受講

受講のお申込みをいただいた後、1週間以内に受付完了の連絡を電話、FAX、e-meilのいずれかで行います。受付完了の連絡があったのちに、郵便局にて受講料をお支払いください。(こちらからは、納付書等は送付いたしません。)なお、受講料をお支払いただいた後の確認連絡はいたしませんので、当日指定の会場まで直接お越しください。また、講座の開始1週間前になっても受講料のお支払いがない場合は受講を辞退されたものとして取り扱いますので、ご注意ください。

【申込方法】

必要事項(受講希望講座・氏名・住所・電話番号)等をご記入の上、郵送またはFAX、e-mailのいずれかでお申し込みください(所定の受講申込書[88KB]をご利用ください)。
申込は、9月9日(月曜)から先着順となります。申込後、1週間以内に連絡がない場合は、お問い合わせください。
なお、電話によるお申込みは受け付けておりません。

【申込先】

神戸市外国語大学 オープン・セミナー係 宛
〒651-2187 神戸市西区学園東町9-1
Fax:078-794-8160
os2013@office.kobe-cufs.ac.jp

【講座の中止】

応募者が少ない場合、講座を中止することがあります。中止決定の場合はお知らせいたします。

【受講料の納入】

受講料は前納制です。講座開始の1週間前までに郵便払込取扱票で、ゆうちょ銀行(郵便局)にてお支払いください。(払込手数料はご負担ください。)

*口座記号番号: 00940-3-271346
*加入者名: 公立大学法人 神戸市外国語大学
*通信欄に受講される講座名をご記入ください。
*受講者名にて振り込んでください。
*一度納入された受講料は払い戻しできませんので、ご了承願います。

【修了証書】

各講座につき8割以上出席された方には、修了証書をお渡しいたします。全12回の講座であれば10回以上、全11回の講座であれば8回以上、全4回の講座であれば全回、出席された方が対象となります。

【途中受講】

開講日を過ぎてからも、途中から受講できる講座もあります。詳しくはオープン・セミナー係までお問い合わせください。ただし、受講料は全額を納入いただくこととなりますのでご了承ください。

【休講・補講】

講師の都合、天候、交通機関などの事情により、やむを得ず休講となる場合があります。休講の場合は、原則として補講を行います。休講・補講のお知らせはこちらからご連絡します。受講申込書には必ず日中に連絡が取れる連絡先をご記入ください。

また、何らかの事情により、開始時間30分を経過しても講座が行われない場合は休講とし、後日補講を行います。ただし、代講となる場合もありますのでご了承ください。

【録音、録画、写真撮影】

原則として、講義中の録音、録画および教室内での写真撮影はおことわりします。

【受講資格の取り消し】

次のような好ましくない行為があった場合は、教室からの退出、受講の停止、もしくは受講の取り消しをすることがあります。なお、受講料の返金はいたしません。

  1. 他の受講生の迷惑となる行為や、授業の進行を妨げる様な行為を行った場合
  2. 法令等や公序良俗に反する行為があった場合

【その他注意事項】

公共交通機関を利用してお越しください。

【問い合わせ先】

神戸市外国語大学 オープン・セミナー係 宛
〒651-2187 神戸市西区学園東町9-1
Tel:078-794-8177
Fax:078-794-8160
os2013@office.kobe-cufs.ac.jp

*主催*神戸市外国語大学・神戸国際協力交流センター
*後援*神戸市・神戸市教育委員会