オープン・セミナー2014(4月~7月)

【概要】

神戸市外国語大学では、2008年度より、知的関心の高い地域の方々の多様な期待に応え、少人数でより専門性の高い内容を提供することを目的とし、「オープン・セミナー」を年2回開講しています。2012年度からは、神戸国際協力交流センターとの共催で、新たに1講座を三宮で開講しております。

【特徴】

1.1クラス30名もしくは40名とし、少人数の受講生を対象としています。

2.受講生・講師間における意見交換・質問回答・各種指導をより活発に行うことで、一つのテーマをより深く学習することができます。

【開講講座】

2014年度前期は、語学講座を2コース、教養講座を4コース開講します。教養講座のうち1コースにつきましては、三宮の神戸国際協力交流センター(神戸市中央区浜辺通5-1-14 神戸商工貿易センタービル2階)で、その他の講座については、神戸市外国語大学(神戸市西区学園東町9-1)で開講いたします。

三宮開講講座

教養講座 I

講座名: ネットにおける消費者リスク ~「向こう側」にあるものとは?~

ネットにおける消費者リスクを捉えることは、「目に見えないもの」をどう認識するかということにつながる。数多い無料ソフト(アプリ)は、なぜ無料なのか?「炎上」はなぜ起きるのか?「人と人とのつながり」を演出するサービスが「ネット依存症」のようにどのような影響を社会に与えているか? 家計における通信費の適正な支出とはどのようなものであるか?

このような問題を「批判的意識をもって考える」ことで、今や生活に深く浸透しているネットやその上のサービスと消費者の正しい距離のとり方が見えてくる。

「すべての市民が消費者である」との前提に立ち、単なる情報モラル教育、情報リテラシー教育を超えた消費者教育へのアプローチを提示する。

講座内容

【第1回】

・ことばとメディア、ネットの歴史と現状 神戸市外国語大学教授 芝 勝徳

・電気通信事業における消費者問題  神戸市消費生活マスター

【第2回】

・ディスプレイの「向こう側」    神戸市外国語大学教授 芝 勝徳

(⇒1回目と2回目で、ハード・ソフト、サービスの各面からの消費者リスクを検証)

【第3回】

・消費者教育の「向こう側」     神戸市消費生活課

(⇒消費者教育が難しくないこと、主役はあくまで消費者自身であることの気づき)

【第4回】

・実践!消費者教育

「あなたのスマホ、大丈夫?」   消費生活マスター

・まとめ             神戸市外国語大学教授 芝 勝徳

(⇒家庭等での消費者教育の実践への働きかけ)
講師 芝 勝徳 教授、神戸市消費生活課、消費生活マスター
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 5月22日・29日・6月5日・12日(毎週木曜日)
開講時間 各日18時30分 ~20時
開講場所 神戸国際協力交流センター (神戸商工貿易センタービル 2階)
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 30名

 

学園都市開講講座

 語学講座 I

講座名: 比喩で学ぶ英語表現

私たちはふだんあまり気がつくことがないので意外に思われるかもしれませんが、日常の言葉は「比喩」に満ちあふれています。比喩は文学的な表現だけでなく、日常ごくごく普通に使う表現にもたくさん使われています。たとえばSpring has come. 「春がきた」という言い方では、<時間の経過>を表わすのにもともと<空間の移動>を表わす言葉を英語でも日本語でも使っています。You make my blood boil. 「あんたを見てるとはらわたが煮えくりかえってくる」では<怒り>を表わすのにもともと<沸騰>を表わす言葉を使っています。これらは英語でも日本語でもごくごく普通に使われる言い回しです。「比喩」が文学的な表現にも使われるのは確かなのですが、そのもとになっているのは、このような日常的な言語で使われている比喩なのです。

この講座では、このような日常的な表現に使われる比喩について解説した文章を読みながら、英語と日本語のいろいろな表現について考えていきます。また、比喩の基盤となる人間の頭の働きの仕組みについて考えたり、英和辞典・英英辞典に載せられている多義語を考えて語の意味の学習につなげたりもします。

講座内容

【第1回】授業の進め方の説明・日常言語の中の比喩についての概説

【第2回】Spring has come.  (時間経過と空間移動の比喩)

【第3回】The milk went sour.  (状態変化と空間移動の比喩)

【第4回】前置詞の意味を考える。 (比喩と単語の意味)

【第5回】My spirits rose.  (感情と空間移動の比喩)

【第6回】They exchanged warm, friendly smiles.  (温かさと対人関係)

  /weighty matters  (重要性・深刻さと重さの比喩)

【第7回】I see what you mean. (理解することと見ることの比喩)

  /「村上春樹を読む」reading Shakespeare (メトニミー)

【第8回】単語の意味の覚え方 (多義語と比喩)

【第9回】英和辞典・英英辞典を研究する (多義語と比喩)

【第10回】Love is a Journey.  (愛情は旅; 男女関係の比喩)

【第11回】日本語に見る男女関係の比喩

【第12回】全体のまとめ

 

※毎回必ず辞書(英英辞典、英和辞典など)を持ってきてください。
講師 本多 啓(教授)
回数 全12回(12回通しの講座となります。)
開講日 4月28日・5月12日・19日・26日・6月2日・9日・16日・23日・30日・7月7日・14日・28日(毎週月曜日)
開講時間 各日12時45分~14時15分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 14,400円(12回通しの受講料。前払い)
定員 30名

 

 語学講座 II

講座名 スペイン語講座(初級)Ⅰ

あいさつや自己紹介に始まり、日常の基本的な会話に必要とされるスペイン語の表現を学びます。未経験者の方、あるいは基礎文法を復習したい方を対象としています。

講座内容

【第1回】「こんにちは / お元気ですか?」:発音、アクセントの位置

【第2回】「こちらは私の友人です / この本は面白いですよ」:名詞・形容詞、動詞serの用法

【第3回】「駅はどこにありますか?」:動詞estarの用法、規則動詞の現在形

【第4回】「この辺に市場はありますか?」:存在を表すhayの用法、不規則動詞の現在形

【第5回】「私はコーヒーが好きです」:目的格人称代名詞、gustar型の動詞

【第6回】「私は6時に起きます」:再帰動詞

【第7回】「あなたは私より早く起きます」:比較の表現

【第8回】「いま雨が降っています」:現在進行形

【第9回】「私はきのう午後9時に帰宅しました」:点過去

【第10回】「朝起きたとき、雨が降っていました」:線過去

【第11回】「私はスペインに2回行ったことがあります」:現在完了

【第12回】おさらい

講師 寶野 雄介(2014年度アルカラ大学交換教員)
回数 全12回(12回通しの講座となります。)
開講日

4月25日・5月9日・16日・23日・30日・6月6日・13日・20日・27日・7月4日・11日・18日(毎週金曜日)

開講時間 各日17時50分~19時20分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 14,400円(12回通しの受講料。前払い)
定員 30名

 

教養講座 II

講座名 Reading Spring Poems in English

日本語におけるのと同様に、英語においても春という季節を歌った詩がたくさんあります。

この講座ではそれらのうちのいくつかを味わっていきましょう。英詩を初めて読む方への入り

口になるようにもしたいと思います。

講座内容

【第1回】 イントロダクション

Anonymous, “The Cuckoo Song”, Geoffrey Chaucer, The Canterbury Tales (the general Prologue”) その他

【第2回】 二つの「スイセン」の詩

William Wordsworth, “I wandered lonely as a cloud”, Robert Herrick, “To Daffodils”  他

【第3回】 Spring なのにFall? 

Robert Frost, “Nothing Gold Can Stay”, George Herbert, “Vertue” 他

【第4回】  コンクルージョン:春から夏へ

Gerard Manley Hopkins, “Spring”, William Shakespeare, Sonnet 18 他
講師 西川 健誠(教授)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 4月17日・24日・5月8日・15日(5月1日を除く毎週木曜日)
開講時間 各日14時25分~15時55分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

教養講座 III

講座名 中国の環境問題の行方について考える

 

講座内容

【1回目】「中国の大気汚染の現状と対策」

中国の大気汚染状況については、最近PM2.5に関する報道などで巷に知られるようになってきました。本セミナーの1回目では、実際にどの程度深刻な汚染なのか、これに対して中国政府はどのような対策をとっているのかを紹介したうえで、これらの対策にどの程度の効果が期待されるのかについて、 参加者の皆さんと考えたいと思います。

【2回目】「中国の水質汚濁・土壌汚染の現状と課題」

中国の水質汚濁及び土壌汚染の状況について写真の映像などを参考にしながら解説し、これらの汚染除去のためにどのような措置が取られており、どのような課題に取り組まねばならないのかについて考えます。

【3回目】「経済成長の阻害要因と環境改善への影響」

環境改善への取り組みには費用が掛かり、経済成長が鈍化すればその取り組みにも影響が出ることが懸念されます。3回目には中国の今後の経済成長を阻害する主要な要因を視野に入れ、環境改善の取り組みへの影響について考えます。

【4回目】「公害被害者救済、司法改革の現状と課題」

水俣病やイタイイタイ病、四日市大気公害など、日本の環境公害の改善において公害裁判の果たした役割は良く知られるところですが、中国の環境公害の被害者は裁判によって救済されているのでしょうか。本セミナー最終回は、中国の公害被害者救済の現状、中国政府・共産党の司法改革案などを紹介し、被害者救済という視点から中国の環境問題の行方について考えたいと思います。
講師 櫻井 次郎(准教授)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 7月15日(火)・18日(金)・22日(火)・27日(金)
開講時間 各日18時~19時30分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

教養講座 IV

講座名 映画が開く国際関係の扉

映画の楽しみといえば、まずは印象的な場面の数々やスター俳優の競演、それから響きあう台詞と音楽、などかも知れません。けれども、映画全体が描いている社会や時代にも注意を向けると、普段とは全く違う立場から世界を眺めることができます。新たな世界の発見、これもまた映画の大きな魅力でしょう。

さあ、国際関係の地平へ、4つの映画を手がかりに、国際関係学科の教員がご案内します。

講座内容

【第1回】 『サウンド・オブ・ミュージック』を覆う、独裁者の黒い影…… (担当:船尾章子)

ラストの明るい草原、あれが実は亡命の道行きだということを、ご存知でしたか?

【第2回】 フランシス・フォード・コッポラ監督『ゴッドファーザーPartⅡ』(1974年) (担当:村上信一郎)

まだ少年のヴィートはイタリアのシチリアから移民船に乗り1901年ニューヨークのエリス島に辿りつく。そしてその後ニューヨーク・マフィアを支配するコルレオーネ一家のゴッドファーザーとなっていく。19世紀なかばから20世紀のはじめにかけて大量の移民が大西洋を越えて新大陸に移動した。大西洋は今でいうグローバリゼーションの舞台となっていたのである。そこでこの映画を手がかりにニューヨークの移民社会について考えてみたい。

【第3回】 『王様と私』(1956年)および『アンナと王様』(1999年)にみる欧米のまなざしとタイの近代化 (担当:中田友子)

東南アジアが欧米によって植民地化された時代に、唯一植民地化をまぬがれたタイを西欧がどう表象しているかを見るとともに、当時、タイがどのように植民地勢力と対峙していたかを考えます。

【第4回】 クリント・イーストウッドの諸作に於ける「米国においてアイルランド系移民であることの問題」 (担当:丹生谷貴志)

米国において「アイルランド系移民」であることは或る「被差別性」を持っていました。イーストウッドの映画はその脚本選定において常そのことにこだわりを見せます。例えば『ホワイトハンター・ブラックハート』で選んだモデルはアイルランド人であることにこだわり続けたジョン・ヒューストンでしたし、『ミリオンダラー・ベイビー』では殆どそれが主題になっています。そこに視点を当てててアメリカの別の顔の一つを見てみたいと思います。
講師 船尾 章子(教授)・村上 信一郎(教授)・中田 友子(教授)・丹生谷 貴志(教授)
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日

6月18日・25日・7月2日・9日(毎週水曜日)

開講時間 各日16時5分~17時35分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 ※日程・講座内容等については、変更が生じる場合があります。
※ 応募者が少ない場合、講座を中止することがあります。

【受講までの流れ】

受講申込→受付完了の連絡→受講料の払込→受講

受講のお申込みをいただいた後、1週間以内に受付完了の連絡を電話、FAX、e-meilのいずれかで行います。受付完了の連絡があったのちに、郵便局にて受講料をお支払いください。(こちらからは、納付書等は送付いたしません。)なお、受講料をお支払いただいた後の確認連絡はいたしませんので、当日指定の会場まで直接お越しください。また、講座の開始1週間前になっても受講料のお支払いがない場合は受講を辞退されたものとして取り扱いますので、ご注意ください。

【申込方法】

必要事項(受講希望講座・氏名・住所・電話番号)等をご記入の上、郵送またはFAX、e-mailのいずれかでお申し込みください(所定の受講申込書[88KB]をご利用ください)。
申込は、3月10日(月曜)から先着順となります。申込後、1週間以内に連絡がない場合は、お問い合わせください。
なお、電話によるお申込みは受け付けておりません。

【申込先】

神戸市外国語大学 オープン・セミナー係
〒651-2187 神戸市西区学園東町9-1
Fax:078-794-8160
os2014@office.kobe-cufs.ac.jp

【講座の中止】

応募者が少ない場合、講座を中止することがあります。中止決定の場合はお知らせいたします。

【受講料の納入】

受講料は前納制です。講座開始の1週間前までに郵便払込取扱票で、ゆうちょ銀行(郵便局)にてお支払いください。(払込手数料はご負担ください。)

*口座記号番号: 00940-3-271346
*加入者名: 公立大学法人 神戸市外国語大学
*通信欄に受講される講座名をご記入ください。
*受講者名にて振り込んでください。
*一度納入された受講料は払い戻しできませんので、ご了承願います。

【修了証書】

各講座につき8割以上出席された方には、修了証書をお渡しいたします。全12回の講座であれば10回以上、全4回の講座であれば全回、出席された方が対象となります。

【途中受講】

開講日を過ぎてからも、途中から受講できる講座もあります。詳しくはオープン・セミナー係までお問い合わせください。ただし、受講料は全額を納入いただくこととなりますのでご了承ください。

【休講・補講】

講師の都合、天候、交通機関などの事情により、やむを得ず休講となる場合があります。休講の場合は、原則として補講を行います。休講・補講のお知らせはこちらからご連絡します。受講申込書には必ず日中に連絡が取れる連絡先をご記入ください。

また、何らかの事情により、開始時間30分を経過しても講座が行われない場合は休講とし、後日補講を行います。ただし、代講となる場合もありますのでご了承ください。

【録音、録画、写真撮影】

原則として、講義中の録音、録画および教室内での写真撮影はおことわりします。

【受講資格の取り消し】

次のような好ましくない行為があった場合は、教室からの退出、受講の停止、もしくは受講の取り消しをすることがあります。なお、受講料の返金はいたしません。

  1. 他の受講生の迷惑となる行為や、授業の進行を妨げる様な行為を行った場合
  2. 法令等や公序良俗に反する行為があった場合

【その他注意事項】

公共交通機関を利用してお越しください。

【問い合わせ先】

神戸市外国語大学 オープン・セミナー係
〒651-2187 神戸市西区学園東町9-1
Tel:078-794-8177
Fax:078-794-8160
os2014@office.kobe-cufs.ac.jp

*主催*神戸市外国語大学・神戸国際協力交流センター
*後援*神戸市・神戸市教育委員会