オープン・セミナー2015前期(4月~7月)

【概要】

神戸市外国語大学では、知的関心の高い地域の方々の多様な期待に応え、少人数でより専門性の高い内容を提供することを目的とし、「オープン・セミナー」を年2回開講しています。

【特徴】

1.1クラス30名もしくは40名とし、少人数の受講生を対象としています。

2.受講生・講師間における意見交換・質問回答・各種指導を活発に行うことで、一つのテーマをより深く学習することができます。

【開講講座】

2015年度前期は、語学講座を2コース、教養講座を4コース開講します。

教養講座のうち1コースを三宮の神戸国際協力交流センターで、その他の講座を神戸市外国語大学で開講いたします。

学園都市開講講座

語学講座 I

講座名 20世紀アメリカのポピュラー・ミュージック ―文化を発見する―

※定員に達しましたので、キャンセル待ちのみ承ります。

この授業では、20世紀のアメリカ合衆国におけるポピュラー・ミュージックの主要なジャンルを検討します。1940年代から今日までの音楽を聞き、音楽からそれぞれの時代の文化をいかに学べるのかを理解してゆきます。授業では歌に耳を傾け、ミュージック・ビデオを鑑賞し、歌詞を読み、歴史や、政治や、大衆文化の他の側面について学ぶ予定です。

講座は英語で行います。

講座内容

【第1回】 イントロダクション、背景としてのアメリカ文化史
ポピュラー・ミュージックから一国の文化をどのように学ぶことができるのでしょうか?

【第2回】 童謡/学習歌
音楽から何かを学ぶのは幼いときに始まり、子どもたちは、言葉を理解する前でも、歌を通じて学習をしてゆきます。

【第3回】 奴隷制、黒人霊歌、ブルース
アメリカ人は、少なくとも2世紀にわたり、アフリカ人を奴隷としていました。この恐るべき状況から、その後、長いあいだ続いてゆく文化が生み出されていったのです。

【第4回】 1940年代とジャズの人気
ジャズは、神戸でも人気が高い、アメリカ独自の音楽です。ジャズはどのように始まったのでしょうか?主要な特徴は何でしょうか?ジャズはアメリカについて何を語っているのでしょうか?

【第5回】 1950年代、ティーンエージャー、ロックンロール
第二次世界大戦後、アメリカの文化では、新しい社会集団、すなわちティーンエージャーが力を得てゆきます。そのインパクトはどのようなもので、また、ティーンエージャーが好んだ音楽から、私たちは何を学べるでしょうか?

【第6回】 1960年代、プロテスト・ソング、ボブ・ディラン
1960年代は社会的なプロテストの時代であり、ボブ・ディランはアメリカの若者たちの「声」と呼ばれました。

【第7回】 1970年代とディスコ・ミュージック
今日では、ディスコはパーティで踊るための娯楽音楽だったとしばしば記憶されているのですが、その発展や人気には、重要な文化的要因が関わっています。

【第8回】 1980年代、MTV、マイケル・ジャクソン
ミュージック・ビデオの放映開始で音楽は変化しました。授業では、きわめて影響力が強かったマイケル・ジャクソンのビデオ「ビリー・ジーン」を詳細に検討します。

【第9回】 移民とラテンアメリカ系住民の音楽
合衆国はしばしば「巨大な人種のるつぼ」と言われますが、最大の移民集団はラテンアメリカ系住民です(一般的には、中南米出身のスペイン語系の人々)。ではその結果、アメリカの音楽にはいかなる影響が生じたのでしょうか?

【第10回】 ヒップホップとラップ
ヒップホップは今や世界中で人気ですが、どのように、またどこで始まったのでしょうか?最初のラッパーは誰だったのでしょうか?ヒップホップからアメリカ文化について何を学べるでしょうか?

【第11回】 現在のラヴソング
ほとんどのポピュラーソングは愛を歌ったものです。では現在の合衆国におけるラヴソングは、アメリカ文化について何を私たちに語りかけているのでしょうか?

【第12回】 最終回:まとめと議論

講師 Matthew Theado 准教授
回数 全12回(12回通しの講座となります。)
開講日 4月21日・28日・5月12日・19日・26日・6月2日
6月9日・16日・23日・30日・7月7日・14日(毎週火曜日)
開講時間 各日14時25分~15時55分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 14,400円(12回通しの受講料。前払い)
定員 30名

 

語学講座II

講座名 ロシア語入門1

ロシア語の初歩的な知識を身に付けて行きます。(教科書の前半部を学びます)

講座内容

【第1回】文字と発音

【第2回】これはAさんです。AさんはBです。

【第3回】彼はBです。Aさんはここにいます。

【第4回】わたしは〜します。

【第5回】この写真。わたしの写真。

【第6回】わたしは〜で〜しています。

【第7回】前半の復習

【第8回】わたしはロシア語がしゃべれます。

【第9回】わたしは〜を持っている。

【第10回】わたしは〜しました。

【第11回】どこに向かっているのですか。

【第12回】何をするつもりですか。

講師 岡本 崇男 教授
回数 全12回(12回通しの講座となります。)
開講日 4月17日、24日、5月1日、15日、22日、29日
6月5日、12日、19日、26日、7月3日、10日(毎週金曜日)
開講時間 各日17時50分~19時20分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 14,400円(12回通しの受講料。前払い)
定員 30名

※「初級ロシア語20課/桑野隆著,白水社(ISBN:978-4560086148)1,900円」を使用します。

講座初日までに各自でご準備ください。

教養講座 I

講座名 ザビエルの故郷バスク -伝統スポーツからみえる生活と文化

ヨーロッパ先住民とされるバスク人(スペイン・フランス)の伝統スポーツ文化から、彼らの生活や文化にアプローチします。

講座では、さまざまな映像と用具をご覧いただきます。

講座内容

【第1回】ザビエルの右手 ― 守護聖人として
伝統ボールゲーム ペロタバスカ

【第2回】山バスク ― ピレネーに生きる
丸太狩り、石かつぎ、牧羊犬の競技

【第3回】海バスク ― 生きる糧を求めて
レガッタ、ガンソ、エルカノ

【第4回】サン・フェルミン祭 ― スペイン3大祭
牛追い、闘牛、ヘミングウェイ

ペロタバスカ

ペロタバスカ

石かつぎ

石かつぎ

講師 竹谷 和之 教授
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 5月14日・21日・28日・6月4日(毎週木曜日)
開講時間 各日12時45分~14時15分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

教養講座 II

講座名 グローバルビジネスの本質と構造 ―経済・政治から読み解く―

1990年代後半からのIT革命とインターネットのグローバル規模での普及により、ビジネスをとりまく環境は一変しました。通信や情報検索は即座に費用ゼロで、事務や専門業務も各種ソフトやアプリにより低コストで行われ、海外業務委託も拡大しています。一方で、格差拡大や国内農業の崩壊を懸念する反グローバル化も声高に叫ばれていますが、現実にグローバル化は着実に浸透しています。

本講座では、グローバル化するビジネスの本質と構造を、経済や政治の観点から読み解こうとする試みです。思索する楽しさを実感していただき、グローバルビジネスの本質と構造を理解すれば、慌てることなく余裕をもって対応し、豊かで充実した生活をエンジョイできること確実(と思います、多分)!

講座内容

【第1回】グローバルビジネスの発展法則
開発途上国から先進国への過程についてCrowtherの国際収支発展段階説を引き合いに、天然資源の乏しいわが国の戦後経済発展から現在までの状況を振り返ります。輸出から輸入へ、さらに海外投資の流れを辿り、絶対優位説と比較優位説やIPLC理論にも触れ、ビジネスの本質について考察し、Win-Win関係(付加価値の創造)、費用対効果原則(本講座もコスト以上の便益を提供、多分)、能力成果基準(人種・性別・年齢・宗教等関係ない)などを導きます。

【第2回】経済・金融指標からの考察
円安で株価や物価は上昇?デフレは悪?など、企業活動に大きく影響する指標である外国為替、株価、長期金利(債券利回り)、短期金利など日経新聞マーケット総合欄を理解できる知識を学びます。一般に通貨や技術は、好景気国へ流入し高金利・インフレ・通貨高傾向になり、不景気国はその逆になる仕組みを学び、日米金利差や欧州失業率など、企業活動の視点からグローバルに比較考察します。

【第3回】政治の考察
デフレ脱却をめざす日銀の異次元緩和や雇用促進、規制緩和、対外競争力強化、税制改革など、金融財政政策について、企業活動の観点から考察します。また海外投資の観点から、共産主義、マルクスの階級闘争史観、進歩主義、唯物論等、また資本主義国の政党としてのリベラル派、中道右派等についても触れ、核は「私有財産と税制度」にあり、企業・人・モノ・カネ・情報は、私有財産が保障された低税率国・地域へ移動する法則を学びます。

【第4回】グローバルビジネスの構造と限界
ビジネスは各国家と構成する社会・個人の価値判断の支持を受け、主として利便性により展開されます。しかし風習・思想哲学・宗教などの人間の内面に関する事項については、客観的な「論理(利便性)」ではなく「感性」という全く異なる基準で選別され、人間の本質について思索を深め、グローバルビジネスの構造と限界について考察します。

各回の理解を深めるため、参考文献を毎回紹介する予定にしています。

講師 中村 嘉孝 教授
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 5月14日・21日・28日・6月4日(毎週木曜日)
開講時間 各日14時25分 ~ 15時55分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

教養講座 III ※開講中止となりました。

講座名 大災害の報道を考える

地震、噴火、津波、戦争、テロなど様々な災害をメディアは伝えてきた。社会の変化、報道技術の進歩などもあり、その伝え方は大きな変化をみせる中、「何を伝えるべきか」「どう伝えるべきか」「メディアに何ができるのか」は問われ続けている。阪神大震災をはじめ、その後の様々な大災害を振り返りつつ、災害と報道の今を見つめる。

講座内容

【第1回】
阪神大震災~新たな災害報道の始まり。すべての近代インフラを備えた大都市を襲った直下型大地震は日本では初めて。関東大震災とは全く異次元の災害に、だれもが手探りで取材報道を始め、手本もマニュアルもないまま、記者たちは走り続けた。

【第2回】
災害直後の報道は、誰のために、何のために、どのような情報を、どのように流すべきなのか。阪神大震災やその後の大災害から見えてきた、既存メディアの努力や、ネット時代の新たな可能性などを考える。

【第3回】
「救援の文化」は築けたのか。日本にはまだ、根付いていないのか。阪神大震災から20年。中越地震、東日本大震災数などのデータが示す災害被害の裏に見えてくる社会の病巣。復旧と復興の狭間で被災者は置き去りにされ、そして、「生物学的決着」が見え隠れする。

【第4回】
広域を同時に襲う大災害の場合、生き残った被災者は、自助~共助を経て、「公」の支援を必要とする。公的支援にかかわる法制度は十分なのか。報道は何ができたのか、できるのかを考える。

講師 田原 護立 客員教授・元毎日新聞論説委員
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 6月4日・11日・18日・25日(毎週木曜日)
開講時間 各日17時50分~19時20分
開講場所 神戸市外国語大学
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 40名

 

三宮開講講座

教養講座 IV

講座名 国際共通語の歴史と思想

「国際共通語」といえば、「英語」をおもいうかべるかもしれません。しかし、「英語」が現在の特権的な地位を獲得したのは、「英語」の歴史だけをみても、ごく最近の出来事です。

この講座では、「国際共通語」という夢をおいもとめてきた人々の足跡をたどります。そして、代表的な人工言語であるエスペラント語を中心に紹介します。

講座内容

【第1回】普遍言語の探求
旧約聖書にあらわれる「バベルの塔」の物語は、現実には存在しなかった「人類共通語」を夢みた話といえます。その後もヨーロッパの思想史のなかで「普遍言語」は重要な関心事でありつづけました。第1回では近代以前における普遍言語探求の歴史を紹介します。

【第2回】国際共通補助語の思想とエスペラント
19世紀末になると、これまでの抽象的な普遍言語探求から、実用にたえる「国際共通補助語」をもとめる動きがあらわれてきます。エスペラントはその代表的な言語です。第2回では、エスペラント誕生から現代までの歴史を紹介します。

【第3回】エスペラントの実際
エスペラントにはさまざまな「噂」があります。代表的なものは「簡単な言語とはいっても、ヨーロッパの言語だ」というものです。第3回では、エスペラントを言語そのものとして簡単に学習します。本当に簡単なのか、ヨーロッパの言語なのか、学習後に判断してみてください。

【第4回】理想言語をもとめて
空想世界の言語にはしばしば人工言語がもちいられます。エスペラントがもちいられることもあります。第4回では、小説や映画などにあらわれるさまざまな人工言語を紹介します。あわせ、エスペラント以降に提案されてきた人工言語にもふれ、本講座をまとめます。

講師 藤原 敬介 客員研究員
回数 全4回(4回通しの講座となります。)
開講日 5月11日・18日・25日・6月1日(毎週月曜日)
開講時間 各日18時~19時30分
開講場所 神戸国際協力交流センター(貿易センタービル2階)
受講料 4,800円(4回通しの受講料。前払い)
定員 30名

※日程・講座内容等については、変更が生じる場合があります。
※応募者が少ない場合、講座を中止することがあります。

【受講までの流れ】

受講申込→受付完了の連絡→受講料の払込→受講

受講のお申込みをいただいた後、1週間以内に受付状をお送りします。受付状を受け取ってから1週間以内に、郵便局にて受講料をお支払いください。(こちらからは、納付書等は送付いたしません。)なお、受講料をお支払いただいた後の確認連絡はいたしませんので、当日指定の会場まで直接お越しください。

期限内に受講料のお支払いがない場合は、受講を辞退されたものとして取り扱いますので、ご注意ください。

【申込方法】

必要事項(受講希望講座・氏名・住所・電話番号)等をご記入の上、郵送またはFAX、e-mailのいずれかでお申し込みください(所定の受講申込書[26KB]をご利用ください)。
申込は、3月9日(月曜)から先着順となります。申込後、1週間以内に連絡がない場合は、お問い合わせください。
なお、電話によるお申込みは受け付けておりません。

【申込先】

神戸市外国語大学 オープン・セミナー係 宛
〒651-2187 神戸市西区学園東町9-1
Fax:078-794-8160
os2015@office.kobe-cufs.ac.jp

【講座の中止】

応募者が少ない場合、講座を中止することがあります。中止決定の場合はお知らせいたします。

【受講料の納入】

受講料は前納制です。受付状到着後1週間以内に郵便払込取扱票で、ゆうちょ銀行(郵便局)にてお支払いください。(払込手数料はご負担ください。)

*口座記号番号: 00940-3-271346
*加入者名: 公立大学法人 神戸市外国語大学
*通信欄に受講される講座名をご記入ください。
*受講者名にて振り込んでください。
*一度納入された受講料は払い戻しできませんので、ご了承願います。

【修了証書】

各講座につき8割以上出席された方でご希望の方には、修了証書をお渡しいたします。全12回の講座であれば10回以上、全4回の講座であれば全回、出席された方が対象となります。

【途中受講】

開講日を過ぎてからも、途中から受講できる講座もあります。詳しくはオープン・セミナー係までお問い合わせください。ただし、受講料は全額を納入いただくこととなりますのでご了承ください。

【休講・補講】

講師の都合、天候、交通機関などの事情により、やむを得ず休講となる場合があります。休講の場合は、原則として補講を行います。休講・補講のお知らせはこちらからご連絡します。受講申込書には必ず日中に連絡が取れる連絡先をご記入ください。

また、何らかの事情により、開始時間30分を経過しても講座が行われない場合は休講とし、後日補講を行います。ただし、代講となる場合もありますのでご了承ください。

【録音、録画、写真撮影】

原則として、講義中の録音、録画および教室内での写真撮影はおことわりします。

【受講資格の取り消し】

次のような好ましくない行為があった場合は、教室からの退出、受講の停止、もしくは受講の取り消しをすることがあります。なお、受講料の返金はいたしません。

  1. 他の受講生の迷惑となる行為や、授業の進行を妨げる様な行為を行った場合
  2. 法令等や公序良俗に反する行為があった場合

【その他注意事項】

駐車場は利用できません。公共交通機関を利用してお越しください。

アクセス(神戸市外国語大学)

【問い合わせ先】

神戸市外国語大学 オープン・セミナー係 宛
〒651-2187 神戸市西区学園東町9-1
Tel:078-794-8177
Fax:078-794-8160
os2015@office.kobe-cufs.ac.jp

*主催*神戸市外国語大学・神戸国際協力交流センター
*後援*神戸市・神戸市教育委員会

神戸国際協力交流センターHP