特別講演会
『中国今昔話 −円仁慈覚大師の旅を再現する−』
阿南史代氏が語る、中国の「今」「昔」 ~慈覚大師円仁の足跡を訪ねて

このたび、阿南前駐中国日本大使夫妻が、神戸国際貿易促進協会の事業で来神されます。

これにあわせ、本学の創立60周年記念事業のひとつとして、阿南・ヴァージニア・史代氏を講師に招き、講演会を開催いたします。

日時

11月10日(金) 15:00~16:30

場所

UNITY(ユニティ大学共同利用施設)(学園都市駅南隣)

講演概要

講師は、2001年から2005年にかけ、高僧円仁(794−864年)が仏教の教えを求めて歩いた中国の道、計5千キロの旅をして来ました。 今回の講演会では、仏教教義を求めて巡礼し、文化の境界を超えて、あらゆる階層の人々と親しく交わった高僧円仁の日々の足跡を、現代の中国の文化や人々の様子について、写真をまじえお話していただきます。

※慈覚大師円仁

下野国都賀郡壬生町、現在の壬生寺の地に豪族壬生氏の子として生まれる。9歳で大慈寺に入って修行を始め、15歳で比叡山延暦寺に入り最澄より教えを受ける。高僧円仁は、838年から847年までの9年間唐に留学するが、目指す天台山へは旅行許可が下りず、五台山に修行の場を変えざるを得なかった。修行を終えた円仁は当時世界最大の都市にして最先端の文化の発信地でもあった長安へ足を伸ばしている。この旅の間、書き綴った全四巻、漢字七万字からなる日記が『入唐求法巡礼行記』で、これは日本人による最初の本格的旅行記であり、時の皇帝、武宗による仏教弾圧である会昌の廃仏の様子を生々しく伝えるものとして歴史資料としても高く評価されている。

また、この記録は、同時に唐代の生活と文化、とりわけ一般庶民の状況を広く展望している。

講師紹介

阿南・ヴァージニア・史代氏

阿南・ヴァージニア・史代氏

1944年米国に生まれ、1970年日本国籍取得。夫君は前駐中国日本大使阿南惟茂氏。永年にわたって円仁の足跡を追跡調査、今日の中国において発見したものを写真に収録した。さらに雑誌「中国国家地理」および「法音」に円仁に関する記事を掲載。NHKドキュメンタリー制作にも協力、写真展開催。これらの経験を著書「円仁慈覚大師の足跡を尋ねて」(中国国際出版社、2007年)を執筆中。今は日本Temple大学で中国史をおしえています。

参加費

無料

連絡先

神戸市外国語大学庶務課 Tel: 078‐794-8104