1月12日(土曜)、本学英米学科の卒業生、吉井智津さんが、翻訳書 『THE LAST GIRLーイスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―』(東洋館出版社)の出版を記念して、本学で講演会を開催しました。

講演では、中東研究者やフォトジャーナリストによる解説や書評など、中東への理解を深める資料をまず紹介し、本書翻訳の意義を提示しました。続いて翻訳にいたる経緯、必要な背景知識や専門用語へのアプローチの方法、翻訳時の課題や制限などが、翻訳の現場を生き生きと蘇らせる吉井さん特有の率直さで明晰に語られました。

また、吉井さんご自身の経歴を振り返るりながら、翻訳者になるまでを具体的なエピソードも交え話されたので、翻訳者を志す本学学生にとって貴重な1日となりました。参加者との質疑応答も活発になされ、和やかな中にも熱気溢れる有意義な会となりました。

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概要

日時:2019年1月12日(土曜) 11時~12時 (10時30分より受付開始)
場所:神戸市外国語大学 第2学舎2階505教室 キャンパスマップ
定員:本学学生30人、本学教員10人、一般の方10人
参加費:無料

講師

吉井 智津氏 (翻訳家)

翻訳家。神戸市外国語大学英米学科卒業。訳書に『小さなモネーアイリス・グレースー自閉症の少女と子猫の奇跡』(辰巳出版)、『インビジブル・インフルエンス決断させる力』『こじれた仲の処方箋』(ともに東洋館出版社)ほか多数。

講演内容

本学英米学科卒業の翻訳家、吉井智津氏が2018年度ノーベル平和賞を受賞したナディア・ムラド氏の自伝The Last Girl の翻訳書 『THE LAST GIRLーイスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―』(東洋館出版社)を、11月 30日に出版されました。
イスラム国に両親を殺され、自らも性奴隷として壮絶な苦しみを受けた経験から、戦時下の性暴力根絶を訴え続けるムラド氏の自伝。その翻訳に至る経緯や翻訳上の工夫、翻訳を通して得た感動などを吉井氏にお話しいただき、参加者との質疑応答を通して、翻訳行為の実践と意義を深く掘り下げて考える貴重な機会です。
講演会には本学学生、教員に加え、一般の方も参加していただけます(参加費無料)。定員は学生30人、教員10人、一般 10人です。参加希望の方は下記のメールアドレス宛てお名前と連絡先をご記入の上、メールでお申し込みください。折り返しお返事を差し上げます。先着順で定員になり次第締め切らせていただきますのでご了承ください。

講演会のチラシはこちら

お問い合わせ

 神戸市外国語大学 文学翻訳研究会 kcufs.trans[at]gmail.com ※[at]を@に変えて送信してください。