カリキュラム・ポリシー

本学は、多様化する国際社会において、外国語の特性とその文化的・社会的背景に通じた「洗練された外国語能力」を備え、将来様々な分野で国際的に活躍できる「行動する国際人」の育成を目指します。この教育目標を実現するために、次のようなカリキュラム(教育課程)を編成しました。

1.各学科に4年間を通じて配置された「専攻語学」では、専攻する外国語を体系的に掘り下げて学び、高度な運用能力とその外国語の使用に必要な知識を修得します。併せて、「兼修語学」において、2カ国語以上にわたる「洗練された外国語能力」の育成を図ります。

2.「学科基礎科目」では、専攻する外国語の仕組みや、言語の背景にある文化・社会に通じた人材を育成します。

3.全学生を対象とした「全学共通科目」では、学識に裏付けられた多様な教養と知識を培います。

4.「コース科目」(国際関係学科においては「学科専門科目」)では、学生の興味に応じて深い専門性と学識とをはぐくみます。これらの科目で修得された専門知識に基づいて、学生は自らの問題意識を「研究指導」(国際関係学科においては「卒業論文指導」)において掘り下げます。そこでは、きめ細かい指導を通じて、広い国際的視野に立って活躍できる人材を養成します。


 

英米学科

英米学科では、確かな英語力と幅広い教養を身につけ、英語圏の文化や社会に関する専門的な深い知識と豊かなコミュニケーション能力とを兼ね備えた、真の意味で「実力のある」国際人を育てます。
必修の「専攻英語」で、バランスのとれた高度な英語運用能力を身につけるとともに、「学科基礎科目」を通して、英語それ自体と英語の話されている国々の文化の諸相を広く知り、「兼修語学」では、英語の他にもうひとつ外国語を学ぶことで、自国や英語圏の言語文化を相対化する複眼的な視点を形成します。さらに、四つのコースから学生がそれぞれの興味に合わせて一つのコースを選択し、英語圏の文学や言語、社会に関する専門的知識と、国際社会におけるコミュニケーションや異文化理解のためのスキルを身につけます。
少人数のゼミでは、専門のテーマを深く追求し、研究の成果を論文にまとめて発表するプレゼンテーション能力を養って、世界に通用する真の国際人の育成を目指します。

ロシア学科

最初の2年間は、ロシア語を正確に理解するために欠かすことのできない文法知識を習得することを第一の目標とします。また、ロシア語特有のリズムとイントネーションに慣れるための音声訓練に重点をおいた授業を行い、耳で聞いて理解する基礎的な能力を養います。
後半の2年間は、様々なジャンルのテキストを読むことで、話し言葉と書き言葉の文法やスタイルの違い、ジャーナリズムと文学作品との間にある表現方法の共通点と相違点などに対する感覚を身につけることをめざします。そして、その成果を生かす場として会話や作文の授業を設けています。また、ロシアはもちろんのこと、ロシアに隣接している東欧、コーカサス地域、中央アジアの諸地域の文化・歴史・社会・経済を紹介するために、学科基礎科目を提供しています。

中国学科

中国学科では、「使える」中国語を教育目標の第一に置き、高度な中国語運用能力の基礎に立った豊富な専門的知識を有し、グローバルな視点から中国に関わることの出来る国際的スペシャリストの育成を目指します。必修の「専攻中国語」では、初級段階において徹底した発音指導を行います。これにより、発音に自信を持たせ、自発的かつ積極的な発話を促します。中・上級では、「聴く・話す・読む・書く」それぞれについて、洗練された中国語運用能力を養いつつ、中国に関する教養と知識を身につけます。
また、「兼修英語」において、中国語学習と同時並行的に英語力を伸ばしていきます。さらに4つのコースから学生がそれぞれの興味に合わせて1つのコースを選択し、中国の文学や言語、社会に関する専門知識と、国際社会におけるコミュニケーションや異文化理解のためのスキルを身につけます。

イスパニア学科

スペイン語は、スペインだけでなく、ラテンアメリカ諸国を中心とする20か国の公用語で、約4億人が使用する国際語です。私たちの学科では、さまざまな分野を専門とする非常勤の先生方とも連携しながら、みなさんにスペイン語の実社会で即通用する高度な運用能力を身につけてもらうと同時に、その背景となる文化の深い知識を修得してもらうことをめざしています。
専攻のスペイン語を必修科目として、1年生から3年生まで週に1時間30分の科目を6つ、4年生は4つ学びます。主に、文法、講読、作文、会話(ネイティブ教員が担当)です。スペイン語の知識は、さらに、イスパニア語学概論、イスパニア語学演習(受講生の発表を中心に行われる授業)、イスパニア語学特殊講義などで深めます。文化は、スペインとラテンアメリカの文学史、文学・文化の演習・研究演習・特殊講義、中南米の文化史・社会・地域研究といった科目で深く学んでもらいます。
3年生からはゼミに所属します。少人数クラスで、3~4年生の2年間継続して行われ、多くの学生はその成果を卒業論文でまとめあげます。さらに、スペインの提携大学への留学制度を利用して、3年生を中心に毎年十数名の学生を派遣しています。

国際関係学科

国際関係学科のカリキュラムは、“現代世界”への高度な対応力を持つ者の育成を主眼としています。そのためにまず、4年間を通じて綿密に構成された「専攻英語」の履修によって英語の実践能力を高めると共に、「兼修語学」の履修によって複数の語学的対応能力の獲得をめざします。それと並行して、4年間に配分された「学科基礎科目」および「全学共通科目」を履修することで、国際社会における“現代”を巡るさまざまな基礎的知識を学びます。そのほか、法律、政治、経済、文化の各分野ごとに学際性を持った視点で設定された「学科コア科目」、および専門化された具体的なテーマに沿って各主題の体系的な学習を促す「学科選択科目」を履修することで、語学能力を現実の場に実践可能なものとする、より深められた知識の修得をめざします。
3・4年次になると学生は、ゼミナールを選択して、ヨーロッパ、南北アメリカ、日本を含む広域アジアにまたがる国際関係学や異文化理解などの専門研究を行う指導教官のもとで、各自の多様な興味の自由な広がりの中で卒業論文を執筆します。

 


 

語学文学コース

英米学科 語学文学コース

英米学科「語学文学コース」は、英語圏の言語・文化・文学を多様な側面から掘り下げて学び、高度な英語力と真の国際人にふさわしい専門的知識を兼ね備えた「英語のプロ」を育成します。     
英語という言語そのものを多角的に深く理解し、考察するとともに、体得した知識を英語使用の場に応用する力を養う「語学コース」、そして、歴史や文学、社会など、英語圏の文化の諸相を「ことば」という表現手段を軸に包括的に深く掘り下げて学ぶ「文学コース」。これら二つのサブコースからなる語学文学コースは、複数のネイティヴを含む優秀な教員が担当する少人数制の演習科目やゼミを多数開設し、学生の多様なニーズに柔軟に対応しつつ、「専攻英語」や「学科基礎科目」で培った語学力や基礎知識の飛躍的な向上と深化を促します。
国際的な場において、英語を使った専門職で活躍できる優れた英語能力と深い知識を備えた人材の育成をめざすコースです。

ロシア学科 語学文学コース

専攻語学の授業で身につけたロシア語の基礎的な能力を最も効率的に伸ばす方法は、ロシア語を研究の道具として使うことです。その意味で、ロシア語で書かれた文献テキストを研究対象とする語学文学コースは、第1の選択肢なのです。
語学文学コースでは、ロシアの言語・文学・文化に関する授業を、入門レベルから専門的なレベルまで提供し、ロシアの言語文化を総合的に見る力を養うことを目指しています。また、ゼミにおいて個別的な指導を行い、受講生が各自の研究テーマに関する理解を深め、その成果を卒業論文として結実させることを支援します。

中国学科 語学文学コース

中国学科「語学文学コース」では、中国語の基礎知識を「ことばの科学」、「ことばの芸術」の方向に発展させたい学生のために用意されています。
「ことばの科学」とは、中国語の体系や他の言語との関係などを客観的にとらえようとする分野です。「ことばの芸術」とは、小説・戯曲・詩文をさしますが、珠玉の名作を原文で鑑賞しつつ、中国語の言語感覚に磨きをかけていきます。
このコースには、中国語学と中国文学、そして中国の文化人類学、社会学に関する科目が開講され、複数のネィティブを含む優れた教員の担当する少人数制の演習科目やゼミが開設されています。中国に関する文化的素養や幅広い知識は、中国の教養人との感情の深い面における交流を可能にします。最終的には、中国や中国語、中国文学を世界的視点から捉えることをめざします。

イスパニア学科 語学文学コース

イスパニア学科「語学文学コース」は、スペイン語圏の言語・文化・文学を多様な角度から学び、その知識をさらに広げることを目的としています。スペイン語は、スペインだけではなく、メキシコ、キューバ、コロンビア、ペルー、チリ、アルゼンチンなど多くのラテンアメリカ諸国でも公用語として使われています。そのため、この言語の背景には実にさまざまな文化があり、文学においても伝統あるスペイン文学から幻想的なラテンアメリカ文学まで奥行きの深い言葉の世界を見ることができます。 
このコースは、「専攻スペイン語」や「学科基礎科目」で身につけたスペイン語や基礎的な知識をさらに専門的に学習できるばかりではなく、その力を生かして幅広いスペイン語圏の文化・文学について学ぶことができます。そのために、「イスパニア語学特殊講義」、「イスパニア文化特殊講義」、「ラテンアメリカ文化特殊講義」、「イスパニア文学特殊講義」、「ラテンアメリカ文学特殊講義」やさらに少人数制の演習科目、ゼミナールなどを開講し、学生諸君のさまざまなニーズに対応しています。イスパニア学科の学生として、優れたスペイン語の運用能力を持ち、多様な異文化に対応できる力を備えることをめざすコースです。

 

法経商コース

社会人として国際的に活躍するためには、社会がどのような仕組みで動いているのかを理解することが重要です。法経商コースでは、このような理解を高める上で必要となる社会科学に関する知識を体系的に習得するために、次のようなカリキュラムを編成します。

1.1~2年次では、全学共通科目(社会科学領域)に配置された基礎的な科目の履修を通じて社会科学の思考方法を学び、深い専門性を獲得する上で基礎となる知識を養います。

2.3~4年次では、全学共通科目において習得した基礎的知識を土台に、法経商コース科目の履修を通じて、法学・経済学・商学の各分野における理論的・実践的な知識を養います。

3.学生は、自らの問題意識に基づいて社会科学の各分野を多様な形態で学ぶことを要求されます。ゼミナールでは、この「学び」の集大成として、自分の力で社会現象を分析する能力を磨き、広い国際的視野に立って活躍しうる人材の養成を図ります。

 

総合文化コース

総合文化コースで扱うのは、日本・アジア・ヨーロッパ・アメリカなど世界の様々な地域の文化と社会を対象とした多様な学問領域です。それとともに、地域に限定されない、社会に普遍的な現象(例えば、ジェンダー、宗教)や人間と環境の関わり合いを論じるような研究も扱います。
コースが提供する科目は、哲学、心理学、言語学、歴史学、文化人類学、社会学、教育学、文学、スポーツ文化論、自然科学など極めて多彩です。そのようなラインアップの中から、学生のみなさんは、関心のある地域について、様々なアプローチから科目を選んで履修することも、地域を問わずに、特定の学問方法にしたがって科目を選ぶことも出来ます。大切なのは、選択に際して、多様性と専門性のバランスを取ることです。ぜひ、学生のみなさん一人一人が料理人になったつもりで、好きな素材を選び出して、自分だけのオリジナル・レシピとしての学習プランを作り上げてください。総合文化コースは、皆さんの幅広い希望に添えるような科目を用意しています。

 

国際コミュニケーションコース

このコースには、英語の知識を職業的運用に結びつけるという目標を達成するための授業が用意されています。いずれも具体的なコミュニケーションの場面を念頭に置いた授業です。
コース科目は三つの授業群から構成されています。授業群aでは、通訳や翻訳を実践します。中核となる通訳演習によって、プロの会議通訳者の仕事とはどのようなものかを教室で確かめることができると共に、外交や国際ビジネスなど様々な現場に通用するような英語感覚を養ってもらいます。
授業群bはプロジェクト活動を組み込んでいます。英語のみを使って実践的に活動する中で英語の知識、実際の場面情報、背景の知識を統合して英語でコミュニケーションを実践していく授業が展開されます。
やはり英語で行われる授業群cでは、コミュニケーションのプロセスを研究します。言語学的、コミュニケーション学的知見を基に学問的理解を深めると共に、受講生のコミュニケーション能力を自覚的に高めることを図ります。

 


 

第2部 英米学科

第2部英米学科では、確かな英語力と幅広い教養を身につけ、英語圏の文化や社会に関する専門的な深い知識と豊かなコミュニケーション能力とを兼ね備えた、真の意味で「実力のある」国際人を育てます。  
カリキュラムの編成と内容、さらに授業を担当する教授陣は学部英米学科とほぼ同じですが、三つのコースが提供するコース科目は、歴史・文化・文学・言語・コミュニケーション・ビジネス・社会など、幅広い学問領域を取り込みながら、英語、あるいは英語圏世界との関わりに重点を置くことで、さらなる英語力の向上と、深い専門的知識の習得をめざします。
また、所属するコースで自身の専門領域を深く掘り下げるだけではなく、「自由選択単位」として他コース科目を履修して専門の幅を広げたり、一定の科目ついて学部の科目を履修可能とするなど、バラエティ豊かな学生の知的ニーズに対応した履修体制を整え、探究心に優れた真の国際人の育成を図ります。

 

 

英語学・英語研究コース

「英語学・英語研究コース」では、英語という言語そのものについて、多角的にかつ深く理解し、考察する力を養うことをめざします。
まず、「学科基礎科目」として提供する科目を通じ、英語を研究するための様々な面についての基礎を与えます。次に「コース科目」を通じ、英語を深く理解するための様々な学問分野について、概略や方法論を学びます。
「コース科目」には講義科目と演習科目を設け、英語学や英語教育学のバラエティに富んだ科目の中から各自の興味に応じて自由に選択し、英語の幅広い側面について学習できるようにします。そのうち演習科目では、人数制限を設けた少人数クラスでさまざまな演習を通じてより深く集中的に学び、学んだ知識を確実に身につけることを目指します。「パブリック・スピーチ」や「リスニング分析」といった学部の「国際コミュニケーションコース科目」の授業も一部開設し、英語という言語をより広い視野で理解することをめざします。

英語圏文化・文学コース

「英語圏文化・文学コース」では、イギリス、アメリカを中心に、英語が話されている国々の多様な文化のあり方を、「ことば」という表現手段を軸に包括的に学んで、真の国際人に相応しい確かな英語力と専門的な知識の習得をめざします。
「学科基礎科目」で培った知識を基盤として、「コース科目」では、学部「総合文化コース」の科目も交えながら、英語圏の文学、歴史、社会、さらには、映画、絵画、音楽、思想などの文化の諸相を、英語の教材を用いて幅広く学びます。複数のネイティヴ教員を含む優秀なスタッフによるバラエティ豊かな講義科目と、少人数で受講する学生参加型の演習科目によって、多様な学生のニーズに合わせた専門知識を育み、「Advanced Writing」や「文学翻訳」などの演習科目も提供して、インターネットの時代に不可欠な、高度の「読み」「書き」能力を養います。英語圏社会への深い理解と鋭敏な言語感覚を兼ね備えた、教養豊かな国際人の育成が目標です。

法経商コース

社会人として国際的に活躍するためには、社会がどのような仕組みで動いているのかを理解することが重要です。法経商コースでは、このような理解を高める上で必要となる社会科学に関する知識を体系的に習得するために、次のようなカリキュラムを編成します。

1.1~2年次では、全学共通科目(社会科学領域)に配置された基礎的な科目の履修を通じて社会科学の思考方法を学び、深い専門性を獲得する上で基礎となる知識を養います。

2.3~4年次では、全学共通科目において習得した基礎的知識を土台に、法経商コース科目の履修を通じて、法学・経済学・商学の各分野における理論的・実践的な知識を養います。

3.学生は、自らの問題意識に基づいて社会科学の各分野を多様な形態で学ぶことを要求されます。ゼミナールでは、この「学び」の集大成として、自分の力で社会現象を分析する能力を磨き、広い国際的視野に立って活躍しうる人材の養成を図ります。