学校現場で活躍する先輩からのメッセージ

教員として現場で活躍されている先輩たちから、後輩のみなさんに向けた温かいメッセージをいただきました。

福井市立小学校教員

 私は、外大を卒業して、現在は福井県で小学校教員をしています。教員生活は大変なことも多い一方で、やはり子どもの楽しそうな笑顔や充実感に満ちた様子を見るととても嬉しくなります。こういった私の夢の第一歩を全面的にバックアップしてくださったのが外大の教職課程でした。

 私は、子どもの「できた!」「やった!」という成長の手助けがしたいと思い、教員を目指しました。初めは中高の英語の教員になりたいと思っていましたが、「現在過渡期の小学校英語の世界に身を投じたい」、「小学校では全教科に携われるので、より多くの場面で子どもの成長に関われる」と思い、小学校教員になることを決意しました。

 しかしここまでたどり着くのに、教職課程の履修から教員採用試験まで、決して楽な道ではありませんでした。特に採用試験期間は不安と緊張が長く続きました。そんな中で我々、教職履修者を常にバックアップしてくださったのが外大の先生方や教職担当の事務の方々でした。履修の組み方から学校ボランティアや研修会についての支援、さらには採用試験に向けての面接の練習など、本当に多くの場面で多くの方々が助けてくださいました。

 外大は非常に小さい大学であり教職履修者も多くはありません。しかしその分、教職履修者内の関係、学生と大学の教職員の方々との関係は非常に密です。ある研修に参加した際、ある高校の校長先生が「人は必要な時に必要な人と出会う」と教えてくださいました。外大の教職課程では本当に多くの人と出会い多くの人があなたを助けてくれます。決して一人ではありません。ここでの出会いと経験が、きっとこれからの教員生活を支える貴重なものとなるはずです。共に夢の先生を目指しましょう!

西川 竜也(2017年度 英米学科卒業)

神戸市立中学校 英語教員

 現在私は、神戸市兵庫区にある中学校で英語科教諭として勤務しております。教師という仕事に少しでも興味がある皆さんに、外大の先輩として少しだけお話しさせていただきたいと思います。

 私が着任して間もない頃、同じ学校に勤務する外大卒業の英語科教諭の先輩から教わったことは、「教師は授業で勝負」ということです。実際に教壇に立つと、生徒が英語を好きになるのも嫌いになるのも自分次第であり、その子が将来英語を活用できるかどうかという大きな責任を負っています。そのため、どのように授業を行おうかと毎日奮闘しています。まだ「最高の授業をした!」という経験はありませんが、英語の授業で生徒が笑っている姿を見ると、とても幸せな気持ちになります。反対に、英語の授業になると元気がなくなる生徒や、英語が分からず悩んでいる生徒を見ると、「もっといい授業をしないといけない」と実感します。

 教師を志す方の中には、「自分が教師に向いているのか分からない。自信がない。」という方も多くいらっしゃると思います。私は教員採用試験を受験する直前まで、自分は教師に向いているのか、と自問自答していました。現在は教師として、いろいろ大変なこともありますが生徒の笑顔や先輩方の優しさに支えられ頑張っています。教師という仕事はとても大変ですが、やりがいもとても大きく、充実した毎日を過ごしています。これからの時代は、高い英語運用能力を備えた英語教師を求めていると現場にいると感じます。いい選手がいい監督になれるわけではありませんが、外大で培った英語力を子どもたちのために活かしてみませんか?教えることに自信がなくても、子どもが好きな人であれば、教師としての素質はあると思います。

 一緒に教育界を盛り上げましょう!

村岡 英樹(2017年度 第2部英米学科卒業)

神戸市立高等学校 英語教員

 私が教師を目指すようになったのは、3年次の終わり頃でした。2年次の春休みにニュージーランドへ短期留学をしたことをきっかけに、「何のために英語を学びたいのか」「英語と何かもう一つ、自分の専門性を身に付けたい」という思いが芽生えました。その後就活も行いましたが、自己分析などを通して「人や社会の役に立てる仕事がしたい」という思いが強くなり、塾講師での経験を通して、生徒の成長に関わり、彼らの人生の岐路に少しでも助けになれたという強いやりがいから、教師を目指す決意をしました。

 それまで教職課程を履修していなかったため、 4回生~5回生の2年間で、教育実習を含む全ての単位を履修することになりましたが、「教職の道に進みたい」という強い意志をもって、乗り切ることができたと思います。また、教育実習や教員採用試験に向けて「教職勉強会」に入ったことが、自分自身を大いに成長させてくれました。「教職勉強会」とは、教員を目指す学生たちが集まり、模擬授業や集団討論、面接練習をするグループです。同じ志を持ち、互いに高め合い、励まし合うことができる仲間の存在はとても大きかったです。教務入試班の方々や教職課程の先生方の指導も受けることができ、教員採用試験に向けてしっかりと準備をして、本番に臨むことができました。

 神戸市外国語大学は、教職だけに特化はしていませんが、だからこそ培える英語力があると思います。そして、「教職勉強会」など、教職を目指す学生たちにはしっかりとしたサポートがあります。大学の入試改革などで、教員の高い英語力が求められる今日、自分自身、さらなる英語力と教員としての指導力を身に付けていきたいと思っています。みなさんの実り多き大学生活を応援しています。

村井 久留実(2017年度 英米学科卒業)

兵庫県私立中学校・高等学校 英語教員

 高校時代から漠然と教師という職業に憧れを抱いていた私が、教職課程を履修し始めたのは2回生になってからでした。家が遠く通学が大変だったことや、部活動も全力でやりたいという気持ち、金銭的に自立するためのアルバイト、そして何よりも「自分は本当に教師になりたいのか」ということを考える時間が欲しい、などといった理由から、1回生時は教職の履修をしませんでした。しかし、大学生活にも慣れ、自分の将来についてしっかり考えた末に、改めて教師になるという決心がついた1回生の後期に、私は教職課程説明会に参加し、2回生から少し駆け足で教職科目を履修していくことになりました。

 言うまでもなく、教職課程を履修すると授業の数が増え、学業の負担が大きくなります。私自身、最初は部活などとしっかり両立できるだろうかという不安で一杯でした。しかし教職の授業は当時の自分にとっては新鮮な内容ばかりで、それらが自分の将来につながると思うと苦もなく受けることができました。

 入学当初の私のように、教職課程に興味はあるものの、何かしらの理由で二の足を踏んでしまう方はいると思います。また、最初は頭になくても大学生活を送るうちに教職に興味を持つ方もいるかもしれません。そういった方々には、「どうせ無理だから」「もう今更遅いから」と諦めるのではなく、自分の好きなタイミングでいいので履修してほしいです。実際に3年目、4年目から履修を始めた先輩方もいます。実際に教職を取った私は、気持ちさえあればいつから始めるかは問題ではないと思いました。

 4月から教師として学校現場で働きはじめ、毎日が本当に大変です。しかし、それ以上に楽しく、やりがいのある職業だということを実感しています。この文章を読んでくださった皆さんにも是非、この感覚を味わって欲しいです。

 応援しています。

麻植 晴喜(2017年度 第2部英米学科卒業)

神戸市立高等学校 英語教員

 私が心から教師になりたいと思ったのは、復学した4年生になる直前の2月でした。フィリピンでボランティア活動をしていたので国際協力の道に進みたいと考えていましたが、もっと日本人が英語を使えることが将来の日本にとって必要不可欠だと痛感し、英語教師になろうと決めました。 

 教職課程は1年生から始めていました。正直なところ、興味のある授業と教職科目が重なった場合は教職科目を優先しなければならず、残念な思いをした時もあります。しかし、日本の教育事情や指導の仕方を学ぶことも決して無駄ではないので、積極的に履修してほしいと思います。履修は4年生の後期まで続くので、楽ではありません。しかし、教育実習や免許申請などを通じて、社会人として必要な書類の正しい書き方やスケジュール管理などのスキルも学べます。

 また、取得後に教員の道に進まなくても、「学校に理解のある、教員免許を持つ大人」としてこの先を生きていくことは非常に重要で誇れるものです。ですので、免許取得を一番の目的とするのでなく、良識ある社会人として生きるための素晴らしい経験ができると考えましょう。休学をしても、バイトやサークルに入っていても履修できます。教務入試班の職員の方や、先生方がその環境を配慮し、バックアップしてくださるので心配はいりません。少しでも迷っていたら履修してほしいと思います。

 現在私は神戸市の高校で英語を教えています。英語を使える日本人を増やすという意志はありつつも、現実は厳しく日々失敗して悩むことも多いですが、生徒や周りの先生方に助けられ、毎日刺激をたくさん受けています。外大で教職を履修したことを誇りに、良い先生を目指してこれからも頑張っていきます。みなさんの実り多き大学生活を応援しています。

小林 芙悠子(2016年度 第2部英米学科卒業)

箕面市立中学校 英語教員

 私が教師を目指すようになったのは、3年次に休学して、海外留学をしたのが始まりでした。

 1年の休学中、アメリカとフィリピンに半年ずつ滞在しました。アメリカでは語学学校に通い、英語を学ぶ楽しさを改めて感じました。そして、フィリピン滞在中にお世話になったNGO LOOBで毎日子ども達と活動をし、将来も英語を使いながら子ども達と成長したいと強く思うようになりました。

 復学後に教職課程を取り始めたため、他の学生と比べると遅れを取っていました。しかし、教職勉強会のメンバーや教職過程の先生方、家族の支えもあり、自分の夢に向かって諦めずに突き進むことができました。

 現在、私は大阪府箕面市の中学校で1年生の英語を担当しています。箕面市は大阪の中でも特に英語に力を入れており、良い環境である一方、プレッシャーも大きいです。休みの日も毎日授業のことばかり考える日々が続いていますが、それでも、子ども達の存在は本当に心の支えになっています。子ども達の「先生の授業が好き!」「英語、楽しい!」と言う言葉が日々の元気、そしてやる気の源です。失敗をして落ち込むことももちろんありますが、子ども達と一緒に成長できる今の環境がとても幸せです。

 神戸市外国語大学は教職だけに特化はしていませんが、だからこそ培える英語の力があると思います。特にプレゼンの授業や会話の授業は教師を目指す上で、そして現在もなお、自分の大きな力となっています。ぜひ、教師になりたいという強い思いを胸に、頑張ってください。応援しています!

上原 瑛美(2016年度 国際関係学科卒業)

大阪府私立高等学校 英語教員

 現在は大阪の私立高校で高校1年生の担任をしており、日々担任業務と授業作りに奮闘しています。

 履修を決めたきっかけは出身高校の先生に勧められたのと、教育実習に行った先輩の実習中の話を聞いてやってみたい!と思ったところから始まりました。ですので実際に教育実習に行くまでは教師になるんだ、という強い思いを持っていたわけではなく、ただただ大学での4年間に学んだことを母校に持ち帰ろうという思いでやっていました。

 教師になろうと思った理由は、教育実習に行って実際に生徒と関わりをもったことがきっかけになったと思います。数十名の生徒を相手にあれをしようかこれをしようか、と考える時間が楽しく、自分が考えるべき対象が数十名も揃っているという環境で働けることっていいなと思い、教職への道を決意しました。実際、大学在学中に1番考えていたことを思い返せば「教育実習にいったらどんなことを話そうか」「こんな授業がいいんじゃないか」ということが多かったので自分の関心のある分野への進路を決めることができたかなと感じています。

 教職履修において苦労したことや良かったことですが、大学の授業の中で一番楽しいと思って受けることができたものが、教職課程の科目の中に多かったように思います。教職課程を担当していらっしゃる先生方自身が、どういう授業が生徒にとって面白い授業になるかを日々研究していらして、その授業を自分自身が受けることができるので、実際に体験して学習できるというのが刺激的に思えました。

 教員になって思うことですが、自分が思っていた以上のペースで様々なことを任されることが多く、忙しいのですが4月の初めから働いているという実感を持つことができます。クラスを任され、その生徒たちが自分の働きかけ次第で変わったり変わらなかったりする様を見ていると、いくらでもやることはあるし工夫のしようがあると感じて楽しいです。

 みなさんはこれから教職課程に進もうかと考えているところだと思いますが、大学での新しい学びは実際に教育現場で求められることが詰まっています。どの学校も新しい風を吹き込んでほしいと望んでいると思うので、大学での学びを最大限に生かして、学校から、生徒から、求められる教員になってください!

鳥居 千恵(2016年度 国際関係学科卒業)