概要
イスパニア語(スペイン語)は、スペインだけでなく、中南米を含む全イスパニア文化圏を中心に、世界20カ国の公用語として用いられ、3億数千万もの人々が使っている極めて国際性の高い言語です。世界中で話されているイスパニア語を操る力をつけ、これからの国際社会に船出する準備をする場所がイスパニア学科です。自らの夢と希望を持ち、自分の脚でしっかり踏みしめて毎日を送る学生は、学生時代に培った語学力とバイタリティを活かして希望の企業に進んでいます。また研究者の道に進む学生もいます。国際舞台で情熱をもって主人公を演じる人物、それは来来のあなたなのです。
特徴
ネイティブの専任教員からシャワーのように浴びるイスパニア語。単なるあいさつだけではなく、自分の主張をしっかりと持ち、それを自分の言葉で表現することが求められる実践本位のカリキュラムを取り入れているため、在学生の誰もがイスパニア語をマスターしています。時流にあった文献、ビデオ、音声教材など各種教材が充実しており、最新のコンピュータやオーディオ教室を使い、効果的にイスパニア語がマスターできる環境も整えています。
また留学面でも、スペインのアルカラ大学、オルテガ研究センターなど5つの大学と交流協定を結び、スペインの大学で取得した単位がそのまま本学の卒業単位となる単位互換制度を採用しています。この効率的な留学システムを利用する学生は年々増加する一方です。
カリキュラムの概要
語学習得といった実用面だけではなく、イスパニア語圏(主としてスペイン・ラテンアメリカ)の文化や歴史、文学など幅広い面から言語を理解することを目指すカリキュラムを採用しています。基本的に初習外国語であることを考慮し、専攻イスパニア語のI階程では文法事項の学習を中心とした授業を編成し、さらに総合的な語学の力を養成するために、I・II階程における単位の一括認定を実施しています。また会話の授業は、I階程からIV階程まで少人数制のクラス編成を行い、すべてネイティブ・スピーカーが担当することで、より実践的な言語運用能力の育成に努めています。
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科目紹介
専攻イスパニア語では、まずI階程において基本的な文法事項および正確な発音を習得し、さらにテキストの読解や会話練習を通して言語運用の基礎を築きます。そうした基礎を発展させるため、II階程、III階程、IV階程ではさらなる言語運用能力の向上を目指すとともに、みずからの見解を効果的に発信するための能力を身につけます。また言語の理解に不可欠な文化的背景についても学びながら、時事問題なども取り上げ、歴史的、文化的な背景知識に基づいて情報を理解することを目指します。
語学文学コースを選択した場合は、イスパニア文学史、ラテンアメリカ文学史、イスパニア語学概論、イスパニア文学特殊講義、ラテンアメリカ文学特殊講義、イスパニア語学特殊講義、イスパニア文化特殊講義、ラテンアメリカ文化特殊講義などの科目を履修し、言語の体系や生い立ち、地域差、他の言語との関係などを客観的にとらえる研究や、小説・戯曲・詩などの文学研究、あるいは翻訳ではなく原語の資料を用いて広大なイスパニア語圏の豊かな文化(美術・音楽・映画・スポーツなど)についての研究を行います。
時間割例
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1 | 専攻語学:イスパニア語I【1】 | 兼修語学I:英語(講読) | 専攻語学:イスパニア語I【3】 | 兼修語学I:英語(作文会話) | 専攻語学:イスパニア語I【5】 |
2 | 専攻語学:イスパニア語I【2】 | 学科基礎:ラテンアメリカ文学史1 | 専攻語学:イスパニア語I【4】 | 専攻語学:イスパニア語I【6】 | |
3 | 学科基礎:中南米の社会1 | 全学共通科目:現代の法 | 学科基礎:イスパニアの社会1 | ||
4 | 全学共通科目:臨床心理学入門1 | ||||
5 | 全学共通科目:文化人類学1 |
取得できる教員免許
免許状の種類 | 中学校教諭1種 | 高等学校教諭1種 |
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免許教科 | イスパニア語 | イスパニア語 |
担当教員
教授 福嶌教隆 | 教授 M. Sanz | 教授 野村竜仁 | 准教授 成田瑞穂 |
講師 川口正通 | 講師 J. Romero Díaz | 交換教員 P.Giménez Bornaechea |
教員からのメッセージ
イスパニア学科教授 モンセラット・サンス
言葉を学ぶこと。それは、外の世界への旅、そしてあなたの内面への旅
外国語を学べば、異なる世界へ誘われると言われます。長年にわたって外国語を学び、教えるうちに、外国への旅は、とりもなおさず内なる自分自身への旅でもあると気が付きました。違う世界を知ることによって、自分自身に対する考えが変わるのです。言語を研究することは、最も奥深い神秘の世界に入り込むことです。
私の専門は、言語学、言語処理、第二外国語の習得です。会話をするたびに、脳が何千という情報を処理し、何百という決断を下していくというようなことを考えたことはありませんか。どのようにしてこんなすごいことが行われているのでしょうか?このような疑問の答えを見つけるため、私達と素晴らしい旅をしませんか。
学生からのメッセージ
イスパニア学科4年男子学生
自分の知らないことを新たに知るということはとてもおもしろい体験です。
私がこの学科を選んだ理由はスペイン語が多くの話者をもち、数々の国々ではなされているからです。一つの言語といえども、話されている国、地域によってその土地の人々がもつ文化は大きく異なります。ですからスペイン語を学ぶことにより、さまざまな文化や異なる考え方に身をもっと体験する機会を得ることができるのです。
自分の知らないことを新たに知るということはとてもおもしろい体験です。スペイン語という言語を学ぶことで、文化の範疇にとどまらずスペイン語圏の政治や経済、歴史といった多くの分野で新たな知識を身に付けることができます。
主な就職先(2014年3月卒業生)
(法人格省略)
CKD | アフラック | 竹中工務店 |
タカラスタンダード | イオンクレジットサービス | 阪急阪神エクスプレス |
TONE | 滋賀銀行 | メキシコ日本通運 |
ニプロファーマ | 東京海上日動火災保険 | スイスホテル大阪南海 |
富士通テン | りそなホールディングス | 名古屋大学 |
大和工業 | 近鉄エクスプレス |