学生の声 2016年度

2013年度入学
外国語学部 英米学科((岡山県)岡山学芸館高等学校卒業)

海外の視点から日本を見つめ直す

NMUN-NY2015(模擬国連世界大会,ニューヨーク)国連本部にて

合格体験談

私は推薦入試の全国枠で受験し、合格しました。受験内容は、英語の筆記テスト、小論文、それから面接でした。受験対策は、自分が高校時代に特に何を頑張ったか、何に興味を持ったか等、高校時代の活動を見直し、それから神戸市外国語大学について、外大の校風、特徴や行われている授業等をパンフレット、公式ホームページを参考にしながらリサーチを行いました。そして、自分の興味を持った分野や活動が、どう大学で学べるか、生かせるかを考え、その熱意や関連性を志望理由書に書きました。
また、応募条件としてTOEICのスコアや英検の資格も必要でしたので、外大を受験すると決めた時から目標スコアや資格取得に向けて対策を進めました。TOEICに関しては、目標スコアを条件として指定されているスコアよりもさらに高く設定しておいた方が良いと思います。
筆記テストと小論文は外大の過去問題だけでなくさまざまな大学の過去問題にも取り組みました。小論文は国語の先生に添削をしていただきました。面接練習はノートを一冊作り、練習中にいただいたアドバイスや新しい質問や答え等をそのノートに書き込めるようにしました。練習の内容はボイスレコーダーで録音し、家に帰っても聞き返せるようにしました。推薦入試、特に面接試験対策で大切なことは「ここまで対策すれば大丈夫」という明確な基準がないことを頭に置いておくことです。試験当日にどの傾向の出題がされても良いように、自分で限界を決めてしまわずに頑張ってください!

神戸市外国語大学でどんなことを勉強していますか

英米学科でさまざまな方面から英語という言語を学んでいます。必修科目では文学やライティング、そして発音等の授業を通し、その中で自分の興味のある分野を見つけます。3年次からのコース選択でその分野についてさらに専門的に学ぶことができます。
私はICC(国際コミュニケーションコース)に在籍しています。このコースには英語そのものを学ぶのではなく、通訳や模擬国連等といった英語を使って学ぶという授業が多いです。コースメイトもみんな積極的でいつもお互いを刺激し合い、学び合いながら授業に取り組めるところがICCの良い所だと思います。
ゼミは、Service Learning、いわゆるNPOやNGO等といったボランティアに関するゼミに所属しています。このゼミの特徴は自分の興味のある分野で活動している団体に所属し、実際の活動を通してボランティア活動について研究するという所です。去年は学園都市の夏祭りに参加し、国旗を使った旗揚げゲームで子どもたちに世界の国のことを教えるというボランティアも行いました。

どのような大学生活を送っていますか

私は今、イギリスのニューカッスル大学で交換留学生として在籍しています。現地の大学では東アジアの文化や国際政治学の授業を履修しています。日本にいた時は日本や近隣諸国の文化を学術的に勉強するなんて思ってもみませんでした。しかし、海外の視点から日本を見つめ直すことで、いろいろな発見がありました。「歌舞伎と宝塚におけるジェンダー」や「日本のファン文化、ネット文化」などについて授業や現地の学生とのディスカッションを通して自分はまだまだ日本について知識が浅いと思うことも多々あります。例えば社会階級など、イギリスの文化に触れることもたくさんありますが、こちらに来てから日本について考え直し、もっと知りたいと思うことが多くなったように思います。
帰国後は、日本文化を海外に発信できるような活動を行いたいと考えています。留学とは別に、ニューヨークで開催された模擬国連の世界大会に外大代表で参加しました。そこで学んだこと、そして悔しい思いをしたことは私にとってとても意義のあるもので、こういう機会をもっと外大生が持てるようになれば良いなと強く思いました。今年の11月にこの世界大会が神戸で開催され、そしてなんと外大がホスト校なので外大生にこの機会をぜひ利用して、世界を実感してほしいと思います。

将来の夢・目標『自分にしかできない恩返しを』

この職業に就きたい!という明確な進路がある訳ではありません。が、今の私の目標は「支えてくれた人が私のことを自慢できるような人間になること」です。私は高校時代にも1年間の留学を経験し、そして今も約1年間の留学をしています。両親は「留学させてほしい」という私の夢を一度も反対したり「無理」と言ったことはありません。それは決して余裕があったからではなく、私の夢を叶えるために両親が必死に努力してくれたからです。高校、大学と合計2年間も留学をさせてくれた両親を始めとする家族、日本で待っていてくれて「おかえり」と言ってくれる友達、今まで支えてくれた人達全員が胸を張って自慢だと言えるような、そんな人間になることが私の目標です。お金だけではなく、それ以上に色々な面で沢山支えてもらいました。なので将来は中身の詰まった人間になって、自分にしか出来ないような、自分なりの恩返しをしていきたいです。そのための、大学での勉強や卒業後の就職だと思っています。大事なのは「中身に何を詰めるか」。それはまだまだ見つかりませんが、その手がかりを見つけるための留学だと信じていますし、そうなるように努力しています。それでもまずは、働いてお金を貯めて、家族を海外旅行に連れていくことが今の1番の夢です!

  • 大好きなハリーポッターの撮影スタジオにて
  • 2015年6月に開催されたJUEMUN(日本大学模擬国連大会)にてICCのみんなと集合写真
  • 学生主体のイスラム教を知るイベントでイスラムの文化体験

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2013年度入学
外国語学部 ロシア学科((兵庫県)報徳学園高等学校卒業)

ロシアについて学ぶ日本人としてできること

アナスタシア先生(モスクワ大学交換教員)の誕生日パーティーにて

合格体験談

私は一般入試の前期日程でロシア学科に合格しました。まずセンター試験で8割を確保する事を目標にしていました。二次試験対策としては、難しめの英単語に意味をできる限り覚えることと長文を解く際に必要な一般常識を身につけておくことです。そのため、『速読英単語上級編』が私がおすすめする参考書です。単語だけでなく、内容の深い長文を読みこなす力がつきます。英文の内容をしっかりと理解するためには、単語力と文法をやるだけでは十分ではありません。私は難しい専門書でなくとも、毎日時間のある時に新聞や自分が興味を持った新書などを読んで一般常識を得るように努力していました。
リスニング対策でオススメなのは、わざと聞き取りにくい環境でリスニング問題を解くことです。ひっそりと静かな部屋で英語を聴くのではなく、周りの人の話し声も聞こえるような環境で、イヤホンなどを使ってリスニング問題を解く練習をすれば、集中力とリスニング力が向上すると思います。

神戸市外国語大学でどんなことを勉強していますか

ロシア学科の清水俊行教授のゼミに所属しています。研究テーマは「ロシアの国民世論の形成とそれが同国の対外政策に与える影響について」です。研究を進めていくにあたって、普段の授業で学んでいることが大いに役に立ちます。ロシア学科では、語学としてのロシア語を1年生のうちからしっかり学習していくと同時に、ロシアや旧ソ連地域に関する基礎的な知識を習得できます。例えば、「ロシア地域論」という授業があり、現在のロシア連邦以外にもウクライナやベラルーシ、中央アジア諸国などについて、文化や歴史、政治といった多様な観点から考える授業があります。また、ロシアという国の歴史に最も影響を及ぼしてきたロシア正教について、コース授業を通じて深く学べます。

どのような大学生活を送っていますか

1年生の時から、授業外においてもロシア語力の向上や幅広い見識を得るために努力してきました。その最たる例は、毎週開かれる「ロシア語クラブ」です。このクラブでは、学生が持ち寄ったお茶やお菓子を楽しみながらロシア人の先生といろんな話題についておしゃべりをします。話題はさまざまで、日々の学生生活について話す時もあれば、日ロ両国の習慣や政治、歴史などといった問題を熱く議論する時もあります。私は入学以来ずっとこのクラブに参加し続けているので、大いに力がついたと思います。もう1つ例を挙げるとすれば、毎年12月に大阪のロシア総領事館にて行われる「ロシア語の夕べ」は外せません。この催しには、関西圏でロシア語を学んでいる学生が集結して各々の出し物を披露します。私は2年生と3年生の時にこの催しに参加し、劇の主役を務めました。

将来の夢・目標『ロシアを日本にとって「近くて近い国」にする為に』

私は4年生の春から約1年間、モスクワ国際関係大学へ派遣留学をする予定です。将来に関して言えば、国際情勢を客観的に分析する際に必要な知識と語学力、国際感覚を有する人材として、外交や防衛、情報戦略の分野で国の安全保障を担う者として働くことを目標にしています。そして、日本人にとってなじみがなく何かと誤解されがちなロシアを日本に「近くて近い国」にしていくため、考え、行動していきたいと考えています。

  • モスクワ短期留学中に撮った記念写真
  • ロシア連邦在大阪総領事館前で外大生達と共に
  • サンクトペテルブルクにある血の上の救世主教会

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2012年度入学
外国語学部 中国学科(栃木県立鹿沼高等学校卒業)

挑戦は世界を広げる

「漢語橋世界大会」収録後の集合写真

合格体験談

高校の英語の先生が英語を流暢に話す姿に感動し、外国語を操る人に憧れて外大を選びました。私のような田舎の高校生にも神戸=おしゃれな街というイメージがあったので、洗練された男になるという野望を胸に秘めての進学でした。
入学以前は中国に全く興味がなかった私も、まだ半人前ですが、今では中国の友人と交流するのに十分な語学力を身につけることができました。これは外大のアットホームな雰囲気のおかげだと思っています。狭いだけに先生や先輩との距離が近く、勉強や就活の相談ができるのはもちろん、中国語を実際に使う場を紹介していただくこともできます。皆さんが外大に入学されたら、私が皆さんにそういう場を提供しますよ。

神戸市外国語大学でどんなことを勉強していますか

専攻の授業では2年次までの間に発音・文法・読解・作文・会話など中国語の基礎を学び、3年次からは中国の新聞・雑誌・小説・古典など高度な文章を扱っています。私たち神戸外大生の強みである美しい発音のルーツとなっているのは朝練でしょう。週に3回1限開始前30分間の朝練に来てくださる先生方はもちろんボランティア(ノーギャラ)です。熱心な先生方に感謝!そして外大の特徴的な点がコース制です。4つのコースに分かれ、専攻言語とは別に専門的な授業をとり、そのコースに即して3年次よりゼミが始まります。私の所属する法経商コースでは、文字通り法律・経済・ビジネスなどに関する授業を履修します。私のゼミは中国の環境問題などの諸社会問題がテーマで、週に1度5人程度の少人数で担当箇所のリサーチ→発表という形で本を読み進めています。私のゼミで独特なのは、年に1度の海外研修(自費)です。海外といっても中国ですが、実際に環境問題が起きた地域を訪れ、現地NGOの方々にお話を伺うことができとても貴重な体験になりました。

どのような大学生活を送っていますか

私の大学生活を一言で表すなら「挑戦」です。中国語を学んで自分の可能性が広がりました。この3年間で留学、語劇、スピーチコンテスト、通訳ボランティアなどいろいろな舞台に挑戦してきました。留学についてですが、わたしは1カ月の短期留学と10カ月の長期留学という形で2度の留学を経験しました。短期留学は後の長期を見据えて中国を体験しようという目的の留学でした。大気汚染や反日などで不安は多々ありましたからね(笑)。長期留学の目的は自分の目で中国を見ることだったので、旅行に行ったり市街地で日中友好活動をしたりして大学という狭い世界にとどまらないよう心がけました。仲良くなった銀行の方には「カードを3回もなくした外人は初めてだよ。」と笑われました。スピーチコンテストはほんの力試しのつもりで出場を決めたのですが、経験豊富な先生・先輩方のご指導のおかげで入賞することができました。中でも漢語橋世界中国語スピーチコンテストの賞品としていただいた、中国長沙で行われた世界大会の観戦旅行がとても有意義でした。各国の中国語上級者たちと2週間共同生活を送り、中国語はもちろんのこと各国の文化を学ぶよい機会となりました。2年の時には語劇で役者に挑戦しました。ひどい演技でしたが半年の練習の成果を出せて、出番が終わると同時に号泣しました。去年の6月には神戸で開催された世界卓球大会で中国語通訳のボランティアを務めました。男女ともに世界ランク1、2位が揃う見ごたえある大会で、せっかく丁寧選手の通訳をしたのに緊張で何も覚えていません(笑)。“机会?得”(チャンスは得難い)という中国語があります。「チャンスがあれば迷わず挑戦する」3年余りの外大生活は私を大きく変えてくれました。

将来の夢・目標『多文化共生社会の実現を』

大学で中国語を学び、たくさんの中国人と出会いました。彼らはみなとても親切で仲良くなれば家族のように大切にしてくれます。私はそんな中国人が好きですが、やはりそうは思わない日本人がまだ多くいるのが現状です。無理もありません、実際に中国人と知り合ったり遊んだりする機会は少ないでしょうから。しかし2015年6月現在、在留外国人の約3分の1が中国人です。となると、中国人、もちろん他国の在留外国人とうまくやっていく必要があると思いませんか?私はその必要性を痛烈に感じています。ですので、私は公務員として多文化共生社会の実現に尽力したいと考えています。

  • 広島旅行―よき友との写真は駅のホームで撮っても最高の仕上がり
  • 留学中の雲南旅行-海抜4680m地点にて、この後酸欠でダウンしました
  • 同じく雲南の美しい風景、実に美しい

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2012年度入学
外国語学部 イスパニア学科(兵庫県立北須磨高等学校卒業)

英語よりもむしろスペイン語

ラクロス部で主将を務めました

合格体験談

専攻の授業、またゼミの教授である福嶌先生が出演されていた『NHKラジオ・テレビでスペイン語講座』の番組が、この大学を知るきっかけでした。スペイン語の面白さや独自の文化についてなど私にとって初めてのものばかりで、大きな衝撃を受けたことをよく覚えています。それからは、毎朝15分だけ流れるラジオ放送を聞くのが受験勉強のモチベーションとなりました。(ちなみにテキストに描かれたイラストもご本人直筆♪) 
お気に入りの参考書は、高校の授業でも使っていたイディオムのテキスト『NEXTAGE』です。長文読解にしてもリスニングにしても、単語の意味がわからなければ何もわからないのでまずは語彙力が大切だと思います。とはいっても外大はセンター試験の比率が非常に高いので、とにかく問題集の数をこなして慣れました。私は外大の筆記試験の結果がクラスで最下位だったので(入学してからわかります)、いかにセンター試験の結果が大切かわかるでしょう(笑)

神戸市外国語大学でどんなことを勉強していますか

1,2年生ではスペイン語の文法を中心に、3,4年生では文学を読み進めながら話の内容に迫ります。中南米の作品を取り扱うこともあるので、先生の体験談などを交えながらスペインと中南米諸国の違いを学べるのも楽しいです。私はスペイン語法・文法に興味を持ち、特に”叙述用法”(形容詞の形が副詞の働きをする,etc.)といったぼちぼちマニアックなテーマを軸にこれから卒業論文を書こうと考えています。またイスパニア学科は必修の英語の授業が2年生までですが、私は中高の英語教師の資格を取るために3,4年生でも英語の授業を取っています。教職課程の授業もあるので他のクラスメートよりも授業数が多いです。そっちの授業の方が専攻より正直大変(笑)というのも私はスペイン人のネイティブの先生の会話の授業を、自分の中で”息抜き”にしていたぐらいですから…。とにかくイスパニア学科に入っても英語の勉強はちゃんとできますよ!でもやっぱりスペイン語が好き!

どのような大学生活を送っていますか

私の大学生活を一言で表すと、ズバリ部活!大学でラクロスという新しいスポーツに出会いました。体力的にも精神的にもしんどいことは多くありましたが、それ以上に最高の仲間、素敵な思い出、また他の部活の友達もたくさんできました。もちろん全員とは言いませんが、私の中では外大の友達=体育会の友達です。また3年生の後期から10カ月間、スペインのサラマンカ大学に交換留学に行きました。留学先の大学でも現地の学生と同じ授業を取り、ネイティブのスペイン語で授業を受けられたのはとても貴重な経験になりました。色んな国の友達と毎日のようにバルへ繰り出し生ハム&ワインパラダイス、スペイン人たちと近所のマラソン大会に出てはまた遊び、休暇では国内やヨーロッパ諸国へ破格の旅行!今しかできないことを思う存分満喫できているのも、両親のおかげだと強く感じました。忙しい毎日ですがちゃっかり週3,4で飲食店のバイトもしています。

将来の夢・目標『スペイン語にずっと触れていたい。』

就職活動真っ只中の私は、とにかく将来スペイン語を使いたいという強い気持ちをもって取り組んでいます。しかし言語は単なるツールに過ぎないと言われたことがあります。もちろんその通りだと思います。自分の考えや知識が頭の中に備わっていなければ意味がないですからね。そこで大学生活、特に部活、バイトを通して学んだ人との関わり方や集団の中での自分の役割。留学を通して学んだ異文化理解、また留学中に一人旅をして得た生命力やチャレンジ精神。これらを生かして、将来はまだ足を踏み入れたことのない中南米の地域へ赴き、言語という壁を越えて、未開の地やまだまだ発展途上の国を支援できたらなと思っています。逆に、まだまだ他国に対して閉鎖的な日本の人に、もっと他の国のことを知ってほしいのです。東京オリンピックもありますしね!スペイン語圏の人いっぱい来ないかな、話せる機会ないかな、とみんなとは違う意味でもワクワクしています(笑)。

  • ゼミでスペイン料理持ち寄りパーティー
  • 学祭ではラクロス部で踊りました!
  • スペインで生ハムカットを体験

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2013年度入学
外国語学部 国際関係学科(徳島県立徳島北高等学校卒業)

大学生という特権を存分に生かして

ドイツのスタジアムでのサッカー観戦(サッカー観戦大好きです!)

合格体験談

私は公募推薦入試の全国枠を使って入学しました。そのため、推薦入試が落ちた時のための受験勉強と、推薦入試の準備の両立に非常に苦労しました。特に私は、1年間の交換留学により、1年生の夏から1年間分日本の高校での授業が全科目丸々受けられなかったため、同級生から遅れをとっており、その埋め合わせも周囲に助けてもらいつつ独学で行う必要がありました(昔から、塾には絶対通いたくない主義です(笑))。
今だからこそ言えますが、一番苦手な数学に至っては問題を解きながら自分のできなさ加減に悔しくなり、よく泣いていました(笑)。その分、留学で伸びた英語力を更に磨き、入試直前には英検1級取得と県英作文コンテスト最優秀賞獲得を同時に果たすことに成功しました。当時は平均睡眠時間も4時間くらいでしたし、愛犬の死も重なって、精神的にはかなりボロボロでしたが、最後まで全部投げ出さかったからこそ、今の私がいるのだと思います。

神戸市外国語大学でどんなことを勉強していますか

私は国際コミュニケーションコースに所属しながら、英語の教員免許と司書資格の取得も目指し、それらに必要な科目も履修しています。また、必修科目である英語の授業に加え、1年生から兼修語としてスペイン語、自由選択語としてイタリア語も学んでいます。スペイン語とイタリア語はとても似ているので、常に混乱しています。毎日授業が詰まっていて空き時間も課題に追われ、テスト期間には更に大変なことになりますが、どれも興味があって諦めたくなかったので欲張ることにしました(笑)。
大学の授業では、それまで自分が持っていなかった知識や、他人の考えなどを得たり知ったりすることができて面白いです。来年度からはいよいよゼミも始まります。高校の卒業文集では「大学生になったら遊びそうな人ランキング」なるものの3位以内にランクインしていたけれど、勉強頑張っています!笑

どのような大学生活を送っていますか

神戸市外国語大学では、語学を実践的に使える機会が多くあります。私も1年生の夏に「卓球女子ワールドカップ神戸大会」で通訳ボランティアを経験して以来、「国際卓球選手権ジャパンオープン・荻村杯2015」や「神戸市新春国際親善パーティ」での通訳ボランティア、神戸市に来航する外国観光客船の乗客を英語で案内するボランティアや、神戸市交通局で職員の方々に英語を教える英語教育ボランティアなど、外大生ならではの貴重なボランティア参加機会を多くいただき、数々の経験を積んでくることができました。その度に、自分の英語力不足に気付かされるため、勉強のモチベーションに繋がっています。
学外では、1年生の春休みに「きっかけバス47」という学生のためのバスツアーに参加し、被災した東北3県を訪れ、現地の復興状況を知ったり、防災について学んだりする機会を得ました。また、TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Programの2期生として、1年間メンター制度について学んだり、将来社会で女性リーダーとして活躍するためのセミナーを受けたりしました。その後も卒業生としてさまざまなイベントに参加する機会をいただいています。

将来の夢・目標『地元の知名度を上げたい』

将来どのような職業に就くかはまだわかりません。しかし、留学や旅で海外に行く度に、自分の地元である徳島県の知名度の低さに気づかされるため、何らかの形で、自分が生まれ育った徳島県の魅力を国内外問わずもっと多くの人に知ってもらい、世界的に知名度を上げるという夢があります。そして今よりも多くの人に訪れてもらえるようにし、地域活性化に貢献したいです。それから、ずっとお世話になっている人達、特に家族に恩返しをしたいです。
大学在学中の目標としては、TOEICで満点を取り、もう一度TOEIC成績優秀者として表彰されることです。今から15年後くらいには、今よりも英語・スペイン語・イタリア語をもっともっと磨き、ポルトガル語・フランス語・オランダ語なども加え、日本語も含めた7カ国語を操れるようになり、ヨーロッパの友だちと英語ではなく彼らの母国語で話せるようになっておくという大きな目標もあります!

  • TOMODACHIプログラムでの私のメンターさんと!
  • 「はたちの主張」作文で市議会議長賞を頂き、成人式にて表彰されました!
  • 2013年、神戸市の親善協力都市である韓国大邱市でのユースキャンプにて

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2014年度入学
外国語学部第2部英米学科(鹿児島県立鹿児島工業高等学校卒業)

外国語を使いこなし、世界で通用する国際人に

2部英米の仲間と中国語スピーチコンテストで3位に入賞

合格体験談

私は子どものころから英語が大好きで、将来は英語を使った職に就きたいと考えていました。しかし、母子家庭のため家族に負担をかけるわけにはいかず、高校卒業後すぐに就職するために工業高校へ進学しました。しかし、就職して4年目、あるアメリカの留学生に“You should pursue your dream! Your life is just once.”と言われ、自分の夢を実現させたい、と考えるようになり大学進学を決意し退職しました。7月に退職してから社会人入試を受けるまで4カ月ほどしかなかったのですが、ほとんど文法など忘れてしまっていたため、中学校英語の参考書からスタートし、残された時間の中でひたすら単語を暗記し、最終的に英検準1級レベルの長文を理解できるようになりました。その結果なんとか神戸外大の社会人入試に無事合格することができました。

神戸市外国語大学でどんなことを勉強していますか

1年生の時は購読、文法、発音など、英語の基礎的な力を身につけるような授業が多いです。その中でも1年生の時に受けた「パブリックスピーチ」という授業はとても刺激的で勉強になりました。この授業はとても実践的で、毎回6人のスピーカーが事前に準備してきた内容を全員の前で発表します。英語を話すことだけは誰にも負けない自信がありましたので、自分はこの分野を極めようと思い、この授業を担当した野村和宏教授のゼミを取ることに決めました。
神戸外大では2カ国語以上を話せる外大生を育てるため、兼修語学を選択する必要があります。私は中国語に興味があり、中国語を選択しました。2年生の前期に中国語検定3級に合格し、第2部英米学科の学生ら数人と中国語のスピーチコンテストに出場しました。兼修語であっても、真剣に勉強する他の2部生の姿を見て、「私も負けてられない。」と日々実感しています。

どのような大学生活を送っていますか

私は授業が夜にある2部生なので、昼間は三ノ宮にある通信関連の会社で仕事をしており、その後地下鉄に乗り大学まで通うという生活をしています。仕事と勉強の両立はとても大変ですが、それでも弱音を吐かずに頑張っている他の2部生を見習い、勉強と仕事を両立しています。
2年生の時に出場した城西大学英語スピーチコンテストでは最優秀賞を頂き、続く米国総領事館主催A-OKスピーチコンテストでは3位入賞という結果でした。今後はもっとレベルの高い大会に出場し他大学の学生を圧倒したいと考えています。
2部は学部に比べると英語を使用する機会が少ないので、どうにかすることができないかと考えた私は、神戸市のALTの先生や大学の国際交流センターの職員の方達と相談し、「GAIDAI ChatⅡ部英米」を新設しました。全員が皆留学行けるわけではないので、このような機会を利用し、留学帰りの学生にも負けない英語力を、日本にいながら身につけてほしいと思います。

【GAIDAI Chatとは】
チャット (chat) とは、英語で「おしゃべりする」の意味です。
留学生や、神戸市内の学校で英語授業の補助を行う外国語指導助手 (ALT ; Assistant Language Teacher) と外国語でおしゃべりする場を、神戸外大の国際交流センターで提供しています。

将来の夢・目標『ビジネスで世界に安定と平和をもたらす人間に』

「なぜ今、国家間の戦争は起こらないのか分かりますか?」これはマーケティングの授業を担当する神戸外大の教授からの質問でした。現在の中東やシリアなどの情勢がもし1950年代の出来事だとしたら、間違いなく戦争が勃発している。しかしなぜ2016年には起きないのか?その理由は「国と国とがビジネスで繋がっているから。」というものでした。
私はこの答えを聞いたとき、私でも世界平和に貢献できるのではないか、と考えるようになり、そのなかでも商社という業種に興味を抱くようになりました。無の状態から利益を生み出し、お互いの国にウィン・ウィンをもたらすことができれば、日本という国と未だに交流の少ない国や地域との間に繋がりができ、その積み重ねが平和に繋がっていくのではないかと考えました。
もちろん商社の仕事は激務であり、理想論ではやっていけないことは承知です。しかし私が会社を辞めて大学に進学しようと思ったときのあの情熱のようなものは、いつになっても必要な原動力だと思います。

  • 城西大学英語スピーチコンテストにおいて出場者たちと
  • ALTとの交流が楽しめるGAIDAI Chatでのひと時
  • 兼修中国語の先生と中華を食べる!

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