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2019年12月 6日

卒業生の中野貴行さんによる講演会「卒業生が語るシリアの話」が行われました

11月29日(金曜)、本学第2学舎506教室において、2005年度国際関係学科卒業生の中野貴行さんによる講演会「卒業生が語るシリアの話」が行われ、杉山ゼミの学生をはじめとする約20人が集まりました。

中野さんはシリア支援団体Piece of Syria(ピース オブ シリア)の代表として、さまざまなところでシリアに関する講演会を行い、内戦状態が続くシリアで学校・幼稚園が存続できるよう寄附金を募り、サポートしています。

本講演では、あまりメディアでは報じられることのない紛争前のシリアを中心に話が進められました。かつては日本よりも安全であったこと、就学率が97%と高く教育が盛んだったこと、中野さんがシリアを訪れた際、シリアの人々が親切で家に何泊も宿泊させてくれたことなどのエピソードが話されました。

また、シリアには家族が集まって共に食事をする習慣がありましたが、紛争で家族が離散し難民となった今、それはもう叶わない夢であるという話では、紛争がいかに悲惨な結果をもたらすかが強調されました。

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シリア支援を始めるきっかけとなった少女とのエピソードでは、彼女の「子どもたちの夢を叶える学校を作りたい」という夢を引き継ぎシリアの平和を取り戻そうと励む中野さんから、夢を持つことの大切さが伝えられました。

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講演会の後は、「今の日本では考えられないくらい、シリアで温かい交流があったことを初めて知った。シリアに行ってみたくなった。」とこれまでのシリアに対する見方が大きく変化したことなど、在学生が感想を発表しました。

中野貴行さん 略歴

2006年   神戸市外国語大学卒業
       在学中は英国留学、バックパッカーで中東横断、フィリピン支援NGOのスタディツアーに参加

2008年   シリアにて青年海外協力隊として母子健康活動に従事(~2010年)

2015年   中東・欧州10カ国を訪ね、難民となったシリア人や支援団体100人以上から生の声を聞く

2016年   Piece of Syriaを創設

2017年   日本企業のUAE駐在員を兼務(~2018年)

2018年   トルコ南部でシリア難民支援NGO駐在員を兼務