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2021年5月21日

「ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』とビート・ジェネレーション」展 開催

 第二次世界大戦後のアメリカ文化に大きな影響を与えた小説家・詩人ジャック・ケルアック※とビート・ジェネレーションと呼ばれる作家たちを紹介する展覧会をBBプラザ美術館と共同で開催します。   

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ジャック・ケルアック(アレン・ギンズバーグ撮影 Courtesy of Allen Ginsberg Trust)

展覧会名
 ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』とビート・ジェネレーション 書物からみるカウンターカルチャーの系譜 Discover America and the Beat Generation: Jack Kerouac Types On the Road The Genealogy of a Counterculture through Publications

展示内容

 本展では、ジャック・ケルアックとその周辺のビート・ジェネレーションと呼ばれる作家たちに焦点を当て、ケルアックの全著書の初版本やビート作家たちの旧蔵本、日本のカウンターカルチャー黎明期のミニコミ誌まで、初公開の資料を含む300余点を出品し、その魅力に迫ります。

 また、ジャック・ケルアック エステートとジム・アーセー コレクションの協力を得て、ジャック・ケルアックがタイプライターで21日間打ち続けて書き上げたとされる『On the Road』のスクロール原稿(全長約36メートル)を印刷再現し、公開します。原物は2001年のオークションにて240万ドルで落札され、話題になりました。

開催期間:7月3日(土曜)~8月8日(日曜)
     10時~18時(入館は17時30分まで)

入館料: 一般 500(400)円/大学生以下無料  

※( )内は20人以上の団体料金 。65歳以上の方、障がいのある方と、その付添いの方1人は半額。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展示内容や予定を変更する場合がございますので、最新情報はBBプラザ美術館WEBサイトをご確認ください。

※ジャック・ ケルアック(1922-1969 / 小説家・詩人)
 アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。コロンビア大学で、後にビート・ジェネレーションと呼ばれる作家仲間、アレン・ギンズバーグやウイリアム・バロウズらに出会う。主な著書に『地下街の人びと(1958)』『ザ・ダルマ・バムズ(1958)』『荒涼天使たち (1965)』、そして短編集『孤独な旅人(1960)』などがある。ボブ・ディランやデヴィッド・ボウイ、ニール・ヤングといったミュージシャンたちの他に、ヴィム・ヴェンダースやジム・ジャームッシュといったロードムービーを語る上では欠かせない映画監督にも影響を与えた。


関連イベント

(特に記載のないものはBBプラザ美術館において開催されます)

<ギャラリートークシリーズ「『オン・ザ・ロード』を知ろう!」全5回>

173日(土曜) ケルアックとタイプライター 
2710日(土曜) 『オン・ザ・ロード』と映画
3724日(土曜)  タイプライターの歴史
4731日(土曜)  女性とタイプライター
587日(土曜) 『オン・ザ・ロード』の中の女性たち 
会場:BBプラザ美術館展示室 
参加無料(※要観覧券)先着15人 (オンラインでも同時開催予定) 

<シンポジウム「ジャック・ケルアックの『オン・ザ・ロード』への旅」>

開催日:717日(土曜)13001500 
会 場:神戸市外国語大学またはオンライン開催
講演者:青山南(作家、翻訳家)
柴田元幸(神戸市外国語大学客員教授、東京大学名誉教授、翻訳家)
ヒラリー・ハラデイ(ビート研究者*ビデオ参加)
マシュー・セアドー(神戸市外国語大学 英米学科教授)
以下のウェブフォーム (または右のQRコード) よりお申込みください。
お申込みフォームへ

<映画上映会「ジャック・ケルアック キング・オブ・ザ・ビート」ほか >

開催日:717日(土曜)~723日(金曜) 
会 場:元町映画館
詳しくは元町映画館WEBサイトをご覧ください。 
https://www.motoei.com

主催・監修
主催:公立大学法人神戸市外国語大学、BBプラザ美術館
監修:マシュー・セアドー(神戸市外国語大学 英米学科教授、ジャック・ケルアック研究者)、山路和広(Flying Books 店主・アーキビスト)
後援
駐大阪・神戸米国総領事館、日本アメリカ文学会関西支部、神戸市、神戸市教育委員会、朝日新聞神戸総局、神戸新聞社、産経新聞社神戸総局、毎日新聞神戸支局、読売新聞神戸総局、サンテレビジョン、ラジオ関西