就職活動の流れ

就職活動の具体的第一歩は、志望企業をリストアップし、情報を集めることです。企業を選択するにあたっては、自分の性格、長所、短所、得意分野等自己分析を行い、職業観、志望動機を確立し、企業、職種を決めることが大切です。具体的に応募したい業種、企業を決めて、各自早めに準備してください。志望企業選定にあたっては、仕事の内容、適性、健康状態、家庭事情等あらゆる点を考慮して、採用が決定してから後悔することのないよう、また早期離職することがないよう十分検討してください。 また、ブランド企業にこだわらず大手から中堅、中小まで、できるだけ広い業界に目をむけてください。そして、具体的に企業が決まればエントリーし、積極的に接触を図るように努力をしてください。

企業説明会、業界説明会等は選考の第一段階として位置づける企業もありますので、可能な限り参加するのが望ましいでしょう、また、大学が開催する業界研究会、企業説明会には業界・企業の情報が、短時間で効率よく得られますので是非参加しましょう。 なお、「就職活動ノート」を各自作成し、企業説明会の予約状況や進行状況を整理することも大切です。

これまでの先輩たちは、早い方で春休み中に内々定をいただくケースもありました。一般的には4月から夏休み前までには企業より内々定を出すケースが多いようですが、秋になっても応募できる企業もまだありますので、夏休み前までに内々定が出なくても諦めずに活動をしてください。また、時期を問わず大学へ直接、求人を依頼してくる企業もあります。さらに卒業直前の2~3月に追加求人をする企業もあります。就職希望者はキャリアサポートセンターへ定期的に相談に来るなど、自分に適した業種・職種の情報収集に努めてください。

自己分析

自己分析は職業選択の基礎になるもので、就職活動をはじめるにあたって、まず、最初にしなければならないことです。自分の興味・価値観や能力を知り、将来の自分の生き方を考え、自分がやりたい仕事(適職)を探します。そして、自分は何が出来るか、何をやりたいかをはっきりさせてください。友達、先輩、後輩、家族など身近な人達にも協力してもらい客観的に分析してください。

厳選選考・採用の雇用環境の中、これが十分出来ていないと、自己PRもうまく出来ず、面接を突破することは出来ません。また、どんな仕事がしたいかを考える場合には、どんな企業があり、どんな職種があるかを知らなければいけませんので、自己分析を進める場合には業界研究、企業研究、職種研究も同時に進めていかなければなりません。

業界研究・企業研究

業界の仕事がどんなものか、職種により仕事がどのように違うかを研究します。業界の中でどの企業がどんな業績を上げているのか、どんな事を目指しているのか、また将来性はあるのか、待遇面がどうなのか等を研究します。そして、他の業種及び職種の企業の仕事内容と比較検討して、自分がやりたい、魅力を感じる仕事かどうかを考えてください。これが履歴書やエントリーシート、面接試験の際の志望動機となります。

業界研究・企業研究の方法は

  1. 業界研究本を読む
  2. 各種就職情報サイト・企業のホームページを見る
  3. パンフレット等の紙媒体を読む
  4. 合同企業説明会に参加する
  5. 企業説明会に参加する
  6. OB・OG訪問をする
  7. インターンシップやアルバイトを経験する

等々たくさんあります。

 

エントリー

エントリーとは「あなたの企業に興味があります」という意思表示です。エントリーしておけば、メール等で企業の情報や説明会の情報、選考のお知らせなどが届きます。早期の余裕のあるうちに、エントリーを始めてください。個人差はありますが、平均100社程度にエントリーしておくと良いと言われています。

就職活動が長期化すると持ち駒がなくなる可能性があります。備えあれば憂いなし、インターネットを利用してできるだけ多くの企業にエントリーしてください。興味がある企業、自分に向いていると思われる業界、途中で志望が変わった場合に備えるために業界等、大手企業数社、中堅企業数社、中小企業数社等まんべんなくエントリーしておく方が良いでしょう。就職活動を続けるうちに絞らざるを得なくなり、業界毎に適当な企業数に絞られていきます。エントリーは、就職情報サイトや企業のHPから行います。就職情報サイトに登録すると、そこからいろいろな形で情報収集できますので、大いに利用してください。

エントリーシート

最近ではほとんどの企業が取り入れています。与えられたテーマについて自分の意見等を論述するもので、主な内容は、(1)自己PR(2)志望動機(3)キャリアデザインを問うもの、の3点がありますが、これらが質問の仕方をかえていろいろな形で問われます。この3点についてはしっかりと整理しましょう。 また、面接はエントリーシートと履歴書に基づき行われることが多いので、提出したエントリーシート・履歴書は必ずコピーを取り、どの企業にどんな内容のエントリーシートを提出したか記録しておいてください。

就職活動ノート

就職活動の本番に入ると、ハードスケジュールを組まざるを得なくなります。スケジュール管理と、業界毎、企業毎に志望動機やこれまでの応募書類の提出等をメモしておきましょう。また面接日程や面接で話したこと、質問したこと、質問されたこと等を企業毎にまとめておくためにも必要なツールです。自分の就職活動ノートは是非作っておいてください。

OB・OG訪問

志望企業がある程度絞れたらそれらの企業で活躍している先輩に連絡して、できればOB・OGを訪問することを勧めます。遠方の場合やスケジュールの都合のつかない場合は電話やEメール等を利用するのも一つの方法です。

OB・OG情報は「OB・OG名簿」で調べることができます。「OB・OG名簿」の閲覧を希望される方はキャリアサポートセンターに申し出てください。連絡する場合は、自分が誰であるか、何の目的で連絡したかを簡潔に伝え、相手の都合を聞いたうえで、面談やEメール等でのアドバイスを申し込んでください。OB・OGはその企業を代表する人間でもあります。礼節をわきまえて接してください。なお、OB・OG訪問をする場合は、ホームページ等企業の資料には必ず事前に目を通し、質問事項は簡潔にまとめておいてください。

企業説明会

企業説明会に参加することが、入社志望の熱意を示すことになります。企業研究を十分進めた上で説明会への参加スケジュールを立て、特に第一志望の企業説明会にはできるだけ早い時期に参加してください。企業によっては予約が必要な場合がありますので事前に予約し、日時、場所をよく確認してから参加しましょう。また説明会開始時刻には絶対に遅れないように、企業までの所要時間をあらかじめ下調べをしておくなどの準備が必要です。万一、交通事情等で遅れるときは必ず企業に連絡を入れましょう。無断欠席は企業に迷惑をかけると同時に、本人のみならず大学の信用も失うことになりますのでくれぐれも注意してください。

説明会では、実際に人事担当者から説明を聞いて、どんな業界か、入りたいと思う企業か、どんな仕事内容か、自分のイメージに合うかなどを、業界研究や企業研究で得た自分の情報と現実を検証してみてください。そして質問のチャンス等を利用してさりげなく自分を売り込んでください。人事担当者に良い印象を持ってもらえば一歩リードできます。

まだ、業界や企業が絞りきれていない場合は、いろいろな業界の企業が集まる「合同企業説明会」に行き研究しましょう。また、本学で開催する「業界研究会」や「企業説明会」に積極的に参加しましょう。

筆記試験

面接対象者を絞る方法として、筆記試験を課す企業が増加しています。 一般常識、時事問題、語学、論文、作文のほかに、国語や算数の基礎能力や性格適性を調べる検査もよく使われています。そして近年は専門業者の作成したSPI2、CAB、GABなどの総合適性検査が多くの企業で採用されています。またWeb上で試験をする企業も増えています。 筆記試験が突破できなければ面接に進むことが出来ないのですが、問題数が多いのに制限時間が短いことや、解き方を忘れている計算問題などがある等で毎年苦労している学生を見かけます。就職活動が本格化する前に、計画的に対策を進めるようにしましょう。

時事問題に関しては、日本経済新聞などの経済紙を日頃より読み、社会、政治、経済問題に対し客観的な目を養っておくことが大切です。キャリアサポートセンターにも日本経済新聞を置いていますので利用してください。

語学テストは、企業の国際化と相まってウエイトも大きくなっています。また本学学生の語学力に期待する企業も多いので、専攻語学の習得には力を入れておいてください。英語はどの業種においても基本的な教養として要求されます。特に本学学生の場合、外国語学部ということもあるため、英検準1級以上、TOEIC730点以上の資格・スコアは取っておいたほうが良いでしょう。

小論文・作文に関しては、簡潔な文章力をつけるよう実践的なトレーニングをしておく必要があります。難解な言葉や、抽象的な表現を駆使した文章は読み手に好印象を与えません。また誤字、脱字は致命傷となります、日頃より注意しましょう。昨今はパソコン普及のため、手書きテストでは誤字、脱字や漢字が書けない等の事例も多くなっていますので注意してください。作文・論文は普通800字~1000字程度、1時間~1時間30分で行われますので、対策を練っておいてください。

性格適性検査は、性格の傾向を測るものです。自分の長所や能力に自信を持った上で、何よりも正直に答えることが第一です。質問の裏を読もうとするあまり、虚像をつくると結局つじつまが合わなくなり失敗します。近年では、初期選考で性格適性検査によるふるい落としを行う企業も出ています。

面接

採用試験においては面接の比重が大変高くなっています。3~5回の面接を経て合否を決定する企業も多くあります。 面接は、個人面接、集団面接、集団討論(グループディスカッション)などがあります。いずれにしても短時間の内に性格、知識、適性など判断されますので、第一に「身だしなみ」「態度」「言葉使い」などで好感をもたれることが重要で、第一印象で大半が決まるともいわれます。第二に、企業は将来会社を背負ってくれる幹部としての資質を備えた人材を求めており、コミュニケーション能力、積極性、独創性等が大きなポイントとなります。面接官の高飛車な質問、意地悪な質問にも卑屈にならず自信を持って自分の考えを述べることを心掛けてください。なお、友人間で質問内容等の情報交換をするのも大切です。

また、面接対策用の書籍が多数書店などで販売されていますが、これらに頼りすぎて自分の個性を失うことにならないよう気をつけてください。あくまでも参考といった程度にとどめてください。

面接室に入る前から面接は始まっています。返事は大きく、自分の意見ははっきりと、質問の意図をつかんで的を射た回答を。それと学生コトバには注意しましょう。留守電の応対メーッセージにも注意しましょう。念のため、実家のご家族にも「企業から連絡があった場合は失礼のないように」と伝えておいてください。

内定

企業からの採用決定通知は「内定(内々定)」として連絡され、卒業後入社してから正式な手続きをして決定となります。 志望企業から内定をもらった場合は礼状を出すのが礼儀です。また内定をもらったけれど入社するかどうか決めかねている場合は、自分一人で判断せず、両親や親戚、指導教授、キャリアサポートセンター等に相談の上で進路を決めるようにしてください。

複数の企業から内々定を得た場合は、できるだけ早く志望企業を絞ってください。また誓約書の提出を求められた場合は提出期限を守るようにしましょう。また提出期限に遅れると内定を取り消される場合があります。少しでも入社意思があるなら提出しておいたほうが良いでしょう。誓約書提出後でも、やむを得えない場合は、内定を辞退することは可能です。その場合は、お詫び状も忘れずに出してください。但し、一旦内定を辞退してしまうと、その企業とは確実に縁がなくなります。後悔しないよう慎重に判断しましょう。

入社直前に内定辞退する人がいますが、これは当人にとっても好ましくないのは勿論のこと、内定企業にも大学にも迷惑をかけ、場合によっては後輩の就職をも妨げることにもなりますので十分注意してください。

内定後は、内定者とのコミュニケーションを図るため、様々な集いが行われます。スケジュールを調整してできるだけ参加しておいたほうが雰囲気もつかめますし、入社してからのミスマッチも少なくて済みます。就職活動も社会勉強のつもりでいろいろなことにチャレンジしましょう。

内定届・進路予定届の提出

採用が内定した場合は、速やかにキャリアサポートセンターへ「内定届」を提出してください。教員・公務員志望者についても同様です。内定をもらってもまだ活動を続けるという場合でも提出してください。

志望企業からの内定をいただいた場合は礼状を送るのが礼儀です。遅れないようにしてください。入社前には健康診断があります。健康には十分に注意しましょう。また、就職が決まっているのに、単位不足等で卒業が不可能となることがないよう学業には全力を挙げてください。

なお、縁故等で内定した場合でも必ずキャリアサポートセンターまで「内定届」を提出してください。 進学希望者で進学先が決定した場合は、「進路予定届」を速やかにキャリアサポートセンターへ届け出てください。