教員養成教育の質の向上のための取組

1. 学生からの授業評価や実習報告を授業に反映

大学全体で行う授業評価アンケートの結果を、教職課程担当教員がそれぞれ授業の改善に積極的に活用している。

教育実習中の個々の学生の取組や課題を、実習担当教員が日誌の点検等を通して把握し事後指導に活かすとともに、各自の実習の実践結果を教育実習ハンドブックに取りまとめるなどして、次年度以降の事前指導等の授業改善に活かす。

2. 外部教員の学生への評価を教員養成教育に活用

実習校から個々の学生に与えられた評価を教職部会で検討し、教職課程の改善につなげている。

国際科・コースを設置する高校の長や外部の英語教育専門家などから、学生の模擬授業に対する評価や助言を受けることで、教育現場に深くつながる授業の構築とさらなる改善に努めている。

3. 教員による教育の場の現状把握と教育課程へのフィードバック

年2回行われる神戸市教育委員会主催の実習関連の協議会に委員を派遣し、現場の状況や要望について教職部会で検討する。

神戸市教育委員会との提携による英語教育アクションプランに基づき、さまざまな教育実践を行うとともに、教職担当教員が国際都市神戸の英語教育を考える懇話会の座長や副座長、あるいは高校教員向けワークショップの講師や小中高生対象のスピーチコンテストの審査員を務めるなど、小中高の教育現場、保護者、企業といった幅広い視点から英語教育を考える機会を得ることで、その成果を教育課程に還元する。

4. 中高教員への授業公開

英語教育オープンクラスとして、教科教育法や教科専門科目の授業を神戸市や兵庫県の教員に公開し、外部からの意見を得ることで、授業の質的向上に努めている。