中国留学体験談

北京語言大学2013年9月~2014年1月

中国学科2年

男子学生橋本高校(和歌山県)出身

私が4カ月の留学を通して得たものは大きく分けて3つあります。

まず一つ目は私の知識が足りていないと自覚できたことです。例えば自国の裁判のシステムや、落とし物を拾った時に何%をもらう権利があるか等を先生に聞かれてもわからないことばかりでとても恥ずかしかった経験をしました。しかし、クラスメートの中には本当に何でも知っている方がおり「日本を出るとはこういうことなんだ」と、とても感心させられました。

二つ目は今までの自分の大学生活を見直す機会を得たことです。私の留学した北京語言大学では、中国人の学生達のメリハリがとてもしっかりしており、食堂ではご飯を食べれば、皆一斉にどこかに消えて行き、食堂でだべったりしている人なんて見かけません。そのほかにも図書館に行けば、常に満席でした。私はとても感心させられ、「今までの自分の大学生活は何と実りのないものだったんだろう」と恥ずかしく思いました。私が思うに大学生活は人生における自己への投資の期間であると同時に視野を広げる時期であり、ダラダラする期間ではないと思います。留学を通して本当にたくさんの自分の目標になる人と出会えた気がします。このモチベーションを下げずに残りの大学生活を過ごしたいと思っています。

三つ目は宗教や文化について考える機会を得られたことです。私のルームメイトはフランス人のユダヤ教徒で、語学パートナーはイスラム教徒でした。そのためどちらも豚肉は食べません。語学パートナーは、お祈りのされていないご飯を食べることができなかったり、結婚はイスラム教徒としかできなかったりなど、かなり制約がありました。そうなると自然に宗教の存在意義などを考えてしまいます。これも日本でずっと過ごしたのであればなかなか得られない機会だと思いました。

私は大学生活ではできる限り、自分の興味や視野を広げることがとても大事だと思います。興味や視野が広い人は自ずと様々な方面での知識が豊富になり、人と話している時に相手から「この人はおもしろい。自分が知らない世界を知っている。」と興味を持ってもらえたり、経験の豊富さから様々な事にも知識の応用が利きます。私はその知的好奇心を刺激するのに、留学は絶好の機会だと思います。なぜなら普段考えなかったことを考える機会を得られたり、日本を少し距離のあるところから見ることができるからです。また同時にこのように留学ができるのも学生だからできることです。今までとは違う世界に少しの勇気を持って思い切って飛び込んでみれば、これまで見ていた光景が大きく変わる可能性だってあります。皆さんも一歩踏み出してみませんか。

留学中に心がけていたことは?
日本で経験できないことは、たとえ気が進まないことでも積極的に取り組みました。
異文化を感じた瞬間は?
「口に出さなくてもわかってもらえるだろう」ということでも、言わなければ全くわかってもらえないこと。

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スペイン留学体験談

バルセロナ大学2012年4月~2013年1月

第2部英米学科

男子学生舞子高校環境防災科(兵庫県)

英米学科の私がスペインへの留学を希望した理由は、英語とスペイン語の両立を目指すためであった。午前はスペイン語習得のコースをとり、午後からは英語で大学の授業を受ける。こんなことが本当にできるのかという自分への疑いはあった。しかし、今自分の下したこの決断になんの悔いもない。

神戸市外国語大学の派遣留学制度は、交換留学とは別に長期派遣留学という制度があり、自分の好きな大学を世界中から選ぶことができる。大学選びの際、すべての資料は個人的に集める必要があったが、その分自分だけの留学プランを立てることができた。バルセロナは歴史的に国際色豊かな街であり大学での英語学の授業も生徒の半分ほどがヨーロッパからの留学生であった。私生活でも、その日のメンバーや状況に応じてスペイン語か英語を使い分けるという日々が続き、2か国語の習得には非常に適した場所であると感じた。

今後はメキシコにてスペイン語、英語、日本語の通訳として働くことが決まっている。単に皆が留学をすべきだと言うことはできない。しかし、自分のやりたいことはとことんやるべきだと確信をもって言いたい。今言いようのない達成感、満足感が自分にはある。それは留学したからではなく、バルセロナに留学したいという自分の夢を達成したからだと感じる。

バルセロナってどんなところ?
太陽の日差しにあふれ、世界中の人々がともに生活する場所。
今後の目標は?
英語、スペイン語、日本語を堪能に使いこなす人材になる。

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スペイン留学体験談

Fundación José Ortega y Gasset2011年10月~2011年12月

イスパニア学科3年

女子学生

100日間のプログラムも本当にあっという間に終わってしまいました。トレドでの日々は、授業も課外活動も本当に充実していて、ここで勉強ができて本当に幸せだと思っています。
今回の留学を通じて、今までは抱いていなかったことに興味関心を抱くようになりました。何よりも第一に日本のことについてです。この留学で、スペイン人、アメリカ人、プエルトリコ人など様々な国籍の、様々な文化を背景にもち、様々な考えを持っている人々と会話する機会を得ました。やはりお互いの国のことが気になるもので、文化や歴史について多岐に渡って話をしましたが、答えに窮するものも多く、日本について自分は何を知っているのだろうと疑問に思いました。日本国内では当たり前だと思っていたことを、いざそれが当たり前ではない人に対して説明するとき、説明できなかったことが大変ショックでした。スペイン語で説明できないのではなく、日本語ですら説明できない。説明したことがなかったからです。将来は国籍や文化を問わず、様々な人と交流できるような仕事に就きたいと思っています。ですが、それには何よりもまず自分の国について知らなければならないと感じました。
第二に、当然ながらスペイン語についてもっと深く勉強しようと思います。留学を通じて、基本的な文法をおさらいすることができ、日常会話の中で自分の言いたいことをどうにか相手に伝えることはできるようになったと感じています。ですが、分からない単語を言いかえる術(別の動詞や名詞を組み合わせて言いたいことを伝える)を学んでしまったので、留学中はなかなか単語を覚えられなかったり、多少間違った文法で話していることがありました。単語や成句を覚えるには、基本的な、机の前に座って、紙とペンを使った勉強をしなければならないと感じました。
今後は、これらのトレドでの貴重な経験を思い出として大切に取っておくのではなく、自分の中に積み重ねたものとして、将来への土台、基盤に変えて、次に自分のやりたいことに手を伸ばすための踏み台にしていきたいと思います。

トレドってどんなところ?
中世スペインにトリップしてしまったような、世界遺産の街です。
友達はどれくらいできましたか?
学校で一緒に勉強した約100人の仲間たち皆と友達になりました!

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アメリカ留学体験談

イースタン・ワシントン大学2011年9月~2012年6月

英米学科2年

女子学生夢野台高校(兵庫県)

留学して3カ月半が経ち、1学期目を終えました。授業に慣れるのと、ついて行くのとで大変でしたが、振り返ってみると、とても刺激を受けた3カ月半だったな、と思います。日々、自分の成長を感じることが出来た半面、反省点もいくつかありました。

留学して、実際にアメリカ人学生と同じ授業を受けて、彼らの授業への積極的な取り組み姿勢にすごく刺激を受けました。話に聞いていた通り、日本の大学の授業と比べて、教授がよく学生に質問を投げかけたり、意見を求めることが多い、という印象を持ちました。学生も分からないことがあると、すぐに授業を止めてその場で理解しようとするし、異議があれば、すぐに手を挙げて主張しようとするなど、学生たちが積極的に授業に参加しています。こちらでは必ずと言っていいほど、話の最後にDo you have any question? と聞いてくれます。私は分からないことがあっても、質問するのをためらって自己解決しようとしていたので、2学期目は積極的に質問することを心掛けようと思います。また、こちらの学生は勉強と遊びの切り替えが上手だな、という印象も受けました。勉強する時はしっかり勉強し、週末は解放されて夜遅くまで騒いで、盛り上がる時は思いっきり盛り上がっています。この切り替えの上手さは見習いたいと思いました。

アメリカに来て、文化などの違いからホームシックになることもありました。やはり一番大きいのが、アメリカ人とのコミュニケーションにおけるカルチャーショックです。日本のように、伝えなくてもその場の雰囲気で気分を感じ取ってくれるという暗黙の了解がないので戸惑う事が多々あります。他にも、アメリカ人は自分の意見、希望を直接表現するので、少し攻撃的に聞こえたりと、異文化コミュニケーションの難しさを知りました。今は、カルチャーショック対処方法として、日本と比較するのではなく、日本は日本、アメリカはアメリカで全く違う文化・考え方をすると割り切ることにしています。もちろん、他の文化に触れて、自国の文化の良点・欠点に気付くことも大切ですが、それを無理に受け入れようとするとストレスに繋がるので、すべてを受け入れようとするのではなく、あまり細かいことまで気にしないようにしています。

翌学期はさらにレベルの高い授業を受講する予定で、予習・復習のみならず実践も加わるので、気合いを入れて臨もうと思います。

アメリカってどんなところ?
多種多様な文化・人に出会えて、毎日刺激を得ることができるところ。
留学してからどんな変化がありましたか?
少し自分に自信が持てるようになりました!

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アメリカ留学体験談

イースタン・ワシントン大学2011年9月~2012年3月

英米学科2年

女子学生大阪女学院高等学校(大阪府)出身

秋学期を振り返って、何がこの期間を充実にしたか考えてみました。

私は周りの人に比べて、このアメリカでの留学生活に適応するのが早かったように思います。もとから何事も前向きに考えようとする性格なので、ほかの人が悩んでいることでもプラスに考えることができたり、すぐに立ち直れたりしたことが、留学生活を楽しいものにしている一番大きな理由だと思います。このメンタル面のコントロールはとても大事です。ネイティブの人とのコミュニケーションがうまくいかないときに、自分の英語力の低さに悩み続けるか、それとも、そんな悩んでいる時間はもったいないからとにかく楽しもう!と開き直って街に出かけるのか。留学中の時間はとても早く過ぎていきます。その時間をどう有効活用するのかは、留学全体を有意義なものにする大きなカギとなります。留学生活を楽しんでいると、自然と英語も少しずつ自分の身近なものに感じてくるはずです。悩んだり壁にぶち当たったりしたときにそれを解決する方法は人それぞれです。みんながみんな違う環境にあるからです。私の場合、落ち込んだ時は中国人留学生のルームメイトに相談したり、一緒にたわいもない話をすることでした。留学生同士で悩みも共有できましたし、話しているうちに悩んでいる自分が馬鹿馬鹿しく思えてきて、気持ちを切り替えることができました。それから、もう一つ。多くの人は、留学したんだからストイックに自分を英語にだけ接する環境におくのがいいと言います。でも私はそうは思いません。もし、そうすることがかえってストレスになって悩む機会が増えるのなら、日本の文化にも触れて、上手にバランスをとりながら学ぶ方がいいと思います。私はそんな風に楽しみながら留学生活を送っています。このように長期留学をすることは人生で、もうないかもしれません。その経験をいい思い出として残したいです。だから私は日々楽しみながら留学生活を過ごし、素敵な思い出をつくりたいですし、悩んだ時でもそれが次につながるステップになっていてほしいです。自分を追い込むのも一つの方法ですが、あえて回り道をしながらいろんな楽しい経験をする方がもっと充実した留学生活になること思います。

もうすこしで冬学期が始まります。悔いのないよう、より中身のある留学生活を過ごしたいと思います。

留学を決意した理由は?
新しい世界に出て、将来の夢の手がかりになるものをみつけようと思った。
留学にきてよかったと思える瞬間は?
「Hey!」や「Hi!」と声をかけてくれる人が日々増えていくとき。

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ロシア留学体験談

モスクワ大学国際教育センター2010年4月~2010年12月

ロシア学科 4年

女子学生生野高校(大阪府)出身

皆さんこんにちは!

大学に入ったら留学したい!!
海外生活を体験してみたい!!

そんな思いで、わたしは神戸外大の門を叩きました。しかし私費で、しかも一年間休学をして・・・という余裕のなかった私にはうってつけの、授業料と単位がもらえる派遣留学制度が神戸外大には存在したからです。わたしはたまたまロシアに興味があってモスクワに留学させてもらいましたが、どこへ行っても海外は海外。文化や考え方の違いから不条理だと思うこと、苦労することはたくさんあります。でもそんなことも日本では味わえない海外生活の醍醐味のひとつ。想像を絶するくらいの素敵な出会い、体験が海外留学では待っています。初めは未知なる世界に対して不安を抱くこともあるでしょう。しかしほんの少しの勇気でその後の人生が何倍にも実り多きものになるのも事実です。夢と希望と少しの勇気を持って皆さんも、新たな道、留学への扉を開いてみませんか?

モスクワってどんなところ?
毎日何が起きるか分からない!?毎日ワクワクできるところ!!
留学してどんな変化がありましたか?
どんな状況でも生きていける自信がついた。

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