活動体験記
- 神戸マラソンで外大生4名が外国語を生かしたボランティアに参加
- 7月豪雨災害復旧支援ボランティア活動に参加 2018年8月~9月
- 「2018 FISU 世界大学空手道選手権大会 in 神戸」の通訳ボランティア 2018年7月17日~22日
- 「外国人観光客のおもてなし事業」2018年4月17日~25日
- 「ご近所支え合いサミット」2018年2月14日
- 「天津小学生スポーツ交流訪日団」の通訳ボランティア 2018年1月22日~26日
- 「2017スポGOMI大会in学園都市」2017年11月19日
- 「学園夏祭り」ボランティア 2017年8月6日
- 神戸市西区・「コミュニティかりば」の七夕夏祭りボランティア 2017年7月2日
- フランスの海洋調査帆船「タラ号」で通訳ボランティア 2017年3月3日~5日
- 「学生・地域連携 縁卓会議」2017年2月5日
- 小学生引率ボランティア「神戸市立太山寺小の大学訪問」2015年7月8日
- 学生通訳「国際卓球選手権神戸大会」2015年6月23日~28日
- 学生通訳「神戸新春国際親善パーティー」2015年1月13日
学生とお年寄りをつなぐ―「がくえん陽だまりサロン」
ロシア学科 2年 野村真由
「がくえん陽だまりサロン」は2ヵ月に1回外大周辺に住むお年寄りの方々とおしゃべりを楽しむボランティア活動です。おしゃべりだけでなく、毎回季節の歌を一緒に歌ったり、季節によっては百人一首やアロマハンドマッサージを企画、時にはゲストをお呼びすることもあります。
初めてこのボランティア活動に参加したときは、私自身おしゃべりはそこまで得意ではないので、すごく緊張したし、世代も違って「話題、どうしよう」と不安でいっぱいでした。でもお年寄りの方はそんなことをまったく気にせず、いつもニコニコと話をしてくださいました。出身地や家族の話、時には恋愛話に花を咲かせることもあります。また私たちが体験したことのない戦争の話もありのままに語ってくれます。とても薄っぺらく聞こえるかもしれませんが、人生の先輩の言葉は重みがあって本当にためになります。私たちがこれから長い人生を生きていくための糧をもらっています。
「がくえん陽だまりサロン」に来てくださるお年寄りの中には、一人暮らしで、生活のことは全て自分でしないといけないが、体の自由がきかなくて引きこもってしまい、人と関わらなくなってしまったという方もいます。むしろ外大周辺に住んでいる方はそういう方が多いです。そんなお年寄りの方々に少しは外に出てみようかなと思わせる活動をするのが「がくえん陽だまりサロン」の一番の目的だと思っています。なので、「がくえん陽だまりサロン」はお年寄りの方の居場所、憩いの場であってほしいです。
前にお年寄りの方に「がくえん陽だまりサロン」に参加している理由を聞いたことがあります。その方は「学生たちと話すことでパワーをもらえる」「自分たちが生きた時代を知ってほしい」「それを未来につなげてほしい」とおっしゃっていました。これを聞いたとき、改めて「がくえん陽だまりサロン」は本当に素晴らしい活動だなと実感したし、この活動に関われている自分が少し誇らしく思えました。実際、お年寄りの方だけが力をもらっているのではありません。私たち学生も未来を生きていくための活力をもらっています。それに何よりお年寄りの方と話をしていて、とっても楽しいんです。おしゃべりが得意ではない私でもそう思いました。
「がくえん陽だまりサロン」はお年寄りの方々にとってのちょっとした楽しみに、孫に会うような元気をもらえるものであってほしい、そして学生にとっての生きる活力になるものであってほしいと思っています。お年寄り、学生、お互いにとって有意義な活動であってほしいです。
多くの学生が「がくえん陽だまりサロン」に参加してくれることを願っています。
小学校なかよし学級での授業補佐
イスパニア学科 3年 田上智貴
現在、週に2度程度、大学近くの小学校の特別支援学級(なかよし学級)で支援活動を行っています。具体的には、体育の授業を普通学級の子供たちと一緒に受けたり、なかよし学級で国語や算数を教えたり、給食を食べて、掃除を一緒にしたりなどなど、活動の範囲は多岐にわたります。どうやったら授業に集中してもらえるか、どのようにしたら楽しい授業にできるか、どんなことを本人たちに学ばせるべきなのか...と考えることはたくさんあります。でも、僕はそれも含めてこのボランティア活動が楽しいです。今まで高校生ではできなかった主体性を持って行動し、子供たちと真摯に向き合えることはとてもやりがいがありますし、このボランティア活動をしている他の人と仲良くなって休日遊びに行ったり、何よりも活動を通して子供たちの笑顔、成長していく姿を見られることが一番のやりがいを与えてくれるからです。子供が好きな方、教職を目指している方には最適なボランティア活動だと思います!
なかよしのお楽しみ会
英米学科 4年 田村優衣
毎月第4土曜日に行っているボランティアです。外大周辺に住んでいる障がいのある子どもとその兄弟に、安全に遊べる場所を提供しています。また、子どもたちの保護者の方々にとっては情報交換の場にもなっています。
私はこの「なかよしのお楽しみ会」に参加する以前は、子どもは好きでしたが、どう接すればいいのかよく分からないままでした。まして、そんな私が障がいをもつ子どもたちと遊んでいいのだろうか...と身構えていました。しかし、いざ参加してみると子どもたちは元気いっぱいで、緊張していた私を あっという間に輪に引き込んでくれました。
今でも、どう接すればいいのか正解が分かったわけではありません。でも、分からないままでいいと思えるようになりました。「障がい」というのは、それぞれのもつ特性のひとつなんだと思うようになったからです。言葉よりもイラストで説明したほうが分かりやすい子、自分の好きなことに対して頑固な子、予定があらかじめ伝えられていることで安心する子...それらの特性を知った上で、私たち学生は、イラストを用意して予定を説明したり、声かけをすることで、子どもたち全員が参加してスムーズに遊ぶことができるような工夫を行っています。ひとりひとりと目線を合わせて、楽しんで接すればいいのだと思います。
元気いっぱいの子どもたちをまとめて時間を気にしつつ進行することは難しく、どうすればいいのか模索していますが、子どもたちに「楽しかった!また来る!」と言ってもらえると元気になれます。
子どもが好きな方、ちょっとでも楽しそうだなと思った方には、ぜひ参加してみてほしいです。現在参加している多くの学生と同じように、リピーターになってしまうかもしれません...!