2020.08.26

司書のおすすめ特別編 在宅学習サポート連載(41) 蔵書検索のコツ< 16 > 外国人名・地名や外来語は「表記のゆれ」に注意

夏休みに入りました。この期間に、論文作成のための資料収集を行っている方もいるかもしれません。図書館へ足を運ぶことが難しい場合、インターネット上の検索ツールによる文献探索が中心になりますが、検索方法によっては取りこぼしが生じる可能性があります。今週から、検索の取りこぼしを減らす検索方法をいくつか紹介します。

神戸市図書館情報ネットワーク 蔵書検索システム
https://www.lib.city.kobe.jp/opac/

外国人名・地名や外来語を検索語にするときは、カタカナ表記に注意しましょう。William Shakespeareは、「シェイクスピア」とも「シェークスピア」とも記述され、また、同作家の作品であるThe merchant of Veniceの翻訳は「ヴェニスの商人」「ベニスの商人」いずれの表記もあります。このように、同じ言葉や名称に複数の書き方が存在することがあり、これを「表記のゆれ」といいます。

網羅的に検索するときには、表記のゆれを意識して、複数の検索語を試してみましょう。また、人名や作品名は原綴りでもヒットすることがあります。検索システムによっては表記のゆれに対応していますが、そうでないものもありますので、表記のゆれを意識した検索を身に着けておいたほうがよいでしょう。

現在、図書館では、遠方に滞在されている方などを対象に図書館の本をお届けしています(9/18まで)。お気軽にご利用ください。詳しくは、以下のページをご確認ください。
 
図書館再開後の郵送貸出について
https://www.kobe-cufs.ac.jp/library/news/post_58.html

また、図書館では資料探しのお手伝いをしています。「この分野の本を探したい」「思うように資料が集まらない」など相談ごとや困りごとがありましたら、お気軽にメールをお送りください。詳しくは、以下のページをご確認ください。

調査相談申込(レファレンスサービス)【学内者限定】
https://www.kobe-cufs.ac.jp/library/sodan/reference.html

2020年8月26日