2011.11.04

おすすめ資料 第129回 「ルーツ」で楽しく語彙をふやす

英語を使う能力を伸ばす方法は色々ありますが、何はなくとも語彙はふやさねばなりません。絶対条件です。でも、際限なくある英単語を、ただあるがままに暗記するよりほかにもっと良い方法はないのか?と思いますよね。

「語根で覚える」という方法があります。おおまかに言うと、単語を

接頭辞 + 語根 + 接尾辞

のような形に分解して、それぞれの意味を考えてみる(そして覚える)、ということです。例えば communication という単語は

com(共に) + mun(分かち合う) + icate(~にする→動詞)

のように分解できます。語根である mun は common 、 community といった単語と共通です。このように単語の中の「部品」に意味を見出すことができれば、ただアルファベットの並びを覚えるよりはるかに効率的に多くの単語を覚えられます。また、知らない単語の意味を推測する力もつきます。

語根が同じ複数の単語をながめていると、それぞれの単語の生い立ちがわかります。そして単語の歴史から、英語の歴史がみえてきます。これはただやみくもに単語を覚えることより、はるかに豊かで、楽しい経験です。おすすめしたいのは、実はそのことかもしれません。

2011年11月4日(橋)