2017年1月13日
レクチャーコンサート「近代初期ヨーロッパの社会と音楽」を開催しました
2017年1月7日(土曜)、三木記念会館において、「近代初期ヨーロッパの社会と音楽」の講演会と古楽器チェンバロの演奏会が行われました。
講演会では、日本で最もチェンバロ製作実績のある工房の主宰者である久保田彰氏によるチェンバロの仕組み、様式の完成に至る歴史について説明がありました。
引き続き、チェンバロ演奏者であり、古楽研究家でもある渡邊温子氏より、ルネサンス時代以降ヨーロッパの宮廷儀礼で盛んに用いられたチェンバロとチェンバロ音楽を通して見る近代初期のヨーロッパについての説明と、久保田彰工房製作のチェンバロによる演奏が行われました。
ピアノの前身ともいえるチェンバロは、外観はピアノと似ていますが、爪で弦を弾く構造になっているため音色は異なっており、参加された方はチェンバロの独特かつ美しい音の響きと、絵画作品と見紛うような華麗な装飾に魅了されていました。
写真1 チェンバロ外観
写真2 チェンバロの前身(ヴァージナル)
写真3 久保田氏による説明
写真4 渡邉氏による演奏
写真5 来場者の様子