2019年11月20日
【11月21日開催】魅力発信事業 原爆を記憶する~「文化・メディア・教育」の可能性~講演会開催
神戸市外国語大学魅力発信事業※の一環として、10月16日(水曜)に開催したプレイベント、関西初上映の被曝証言短編アニメ『OBON』の上映会も終わり、いよいよ本編の「原爆を記憶する~『文化・メディア・教育』の可能性~」の講演会を今月より開催します。各回のテーマに沿った著名人をゲストスピーカーに招いた全3回の内容です。第1回目の講演会は下記の通り開催いたします。
原爆を記憶する~「文化・メディア・教育」の可能性~講演会 第1回「原爆と文化」
日時:11月21日(木曜)14時25分~15時55分 本学 第2学舎2階503教室
講演タイトル:「Year Zero:American Nuclear Culture During the Early Cold War」
講師:ロバート・ジェイコブズ氏(広島市立大学広島平和研究所教授)
プロフィール:広島を拠点に世界の核被害者をつなぐ米国人研究者。
核テクノロジー問題の広範囲なフィールドワークに取り組み、近年は高レベル核廃棄物の
長期保存がもたらす問題点に焦点を当てた活動を行う。
※教室は変更になる可能性があります。
イベントのチラシはこちら
参加費・参加方法
参加費無料。どなたでも参加可能です。当日、直接会場へお越しください。
※講演会はすべて英語で行われます。
主催・後援
主催:神戸市外国語大学
後援:神戸市 兵庫県ユニセフ協会
神戸市外国語大学魅力発信事業とは
本学は、現代社会の要請に応じた高度な外国語運用能力を備え、国際的な知識と柔軟な判断力を持った、ビジネス・外交・教育など様々な分野で活躍できる人材の養成や、市民向けのセミナー、ボランティアなどの地域貢献や国際交流活動、小中高校における外国語教育や国際理解教育へのサポートなど、公立大学法人として幅広い活動を展開しています。こうした学生、教員が行う様々な有意義な活動について、さらなる発展・拡充を図り、広く社会に魅力を発信するため本学が支援を行っている事業です。
今後の予定
- 「原爆とメディア」12月12日(木曜)14時25分~15時55分 本学 三木記念会館
講演タイトル:「メディアは原爆をどう伝えるか?」
講師:山登義明氏(元NHKエグゼクティブプロデューサー)
プロフィール:数々のドキュメンタリー番組を制作。1986年NHK特集「黒い雨~広島・長崎原爆の謎~」で地方の時代映像特別賞(平和賞)、ギャラクシー奨励賞受賞を受賞。ドキュメンタリー番組の制作に関する著作も出版。
- 「原爆と教育」2020年1月14日(火曜)16時05分~17時35分 本学 第2学舎1階501教室
講演タイトル:「厄災を表現すること~『原爆の絵』プロジェクトにおけるコミュニケーション的記憶と文化的記憶~」
講師:山名淳氏(東京大学教授)
プロフィール:災害や厄災の記憶の伝承をめぐる問題に取り組む研究者。次の世代へ負の出来事をどのように伝えるのか、教育という領域においていかなる可能性があるのか。その課題について新たな理論構築と実践を目指す。また記憶空間としての広島平和記念資料館について注目し、数多くの論文を執筆。現在は「次世代と描く原爆の絵」プロジェクトの持つ意味について考察を進め、「集合的記憶」の多様な問題に取り組む世界的な学会で発信している。