国際交流・留学学生の活動

2020年10月22日

西出教授ゼミで、国連75周年関連イベントを開催 (#UN75 Yourth Dialogue at KCUFS)

国際関係学科の西出教授ゼミ(NPO/NGO研究)では、8月24日に「#UN75 Youth Dialogue at KCUFS」(※)と題し、本学学生が現代社会が抱える国際問題やその解決策について、自由に意見を交換するZOOM会議を開催しました。

イベント当日は国際関係学科のローリー・ゼネック西出教授、西出ゼミ所属の学生7人に加え、1年生から3年生までの国際関係学科及びロシア学科の学生5人が集まり、コロナ後の社会変化やその問題点、そして国連が設立100周年を迎える2045年の社会に求めるものや国連に求める政策などを学生の視点で自由に話し合いました。

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下記は、今回のイベントで実際に話し合われた議題です。

パンデミックからより良く回復するために、国際社会は何を優先すべきだと思いますか。
2045年の社会は現在よりも良い、悪い、それともほぼ同じだと思いますか。また、それはなぜですか。
国連が100周年を迎える2045年にあなたが最も期待することは何ですか。気候変動と環境悪化、性 別、健康、テクノロジーの発展、貧困と不平等、人口の変化、安全保障上の脅威、政府と人々の間の信頼の崩壊など、現代社会のメガトレンドについて話し合ってみましょう。
その願望の実現を妨げる主な障害と課題は何ですか。
国連の活動をはじめとする国際協力は、どのようにこれらの課題に対処できるでしょうか。国連だからできることは何か、そして国連がどのように状況を改善できるかを考えてみましょう。また、国連は他のアクターとどのように協力できるでしょうか。
これらの課題を乗り切るために、国連に何か提案はありませんか。

上記の議題に対し、さまざまな意見が活発に発表されました。「国連は、発展途上国と先進国が協力できる未来に向けて、様々な機関と動く必要がある」そのためには、「教育機関へ講演などを行うなどもっとアプローチが必要」、「NGO・NPOと協力して政府機関が使用できるデータベースを作成する」といった国連への具体的な提案があがりました。本イベントで提案された学生の意見は、実際の国連にも送付されました。

#UN75とは

今年、国際連合(国連)は設立75周年を迎え、それを記念して1月に、現在世界中で起こっている国際的な問題やその解決策について意見を交換するグローバル・ダイアログ・イニシアティブが発足しました。今回発足した#UN75イニシアティブは、世界中の学生から政府関係者まで幅広い層のすべての人が参加でき、私たちの社会をよりよくするために何ができるかを考える機会となっています。対話の中で形成されたアイデアは実際の国連へ持ち込まれ、今後国連が実施するプログラムやイニシアティブなどに取り入れられます。