お知らせ

2020年10月28日

2020年度後期対面授業の大幅拡大について

対面授業の拡大について(学長からのメッセージ)

 新型コロナウィルス感染症予防のために、本学では春からの授業はオンライン主体で実施してきました。学生のみなさんにとっても、大学教職員にとっても初めての経験でしたので、大きな戸惑いがあったことと思います。とくに、1年生のみなさんは、受験勉強やコロナの影響が強まりつつある中での大学受験、そしてオンライン授業と、一年以上も緊張が続くことになり、たいへんなストレスを感じてこられたことでしょう。その寂しさや不安を思うと胸がふさがる思いがします。

 大学としても、感染防止を図りながら、どのように授業を実施してゆくのか、試行錯誤の連続でした。後期授業については、対面授業の実施に踏み切りましたが、比較的小さな教室が多い本学では、3密を避けるために、一部の授業科目に限定せざるをえませんでした。

 しかし、このたび兵庫県から示されていた感染防止対応の基準が緩和されたことで、さらに対面授業を大幅に拡大することが可能となりました。そこで、大学として適切な感染症対策をとって感染リスクを抑えながら、できる限り多くの学生のみなさんに対面授業を提供できるように、また、感染症に不安を感じたり遠方に居住するなどして、通学がむずかしいみなさんにも授業を提供できるように、様々な対応策を工夫しつつ、対面授業を拡大することにいたしました。

 この間、学生のみなさんからも、不安の声とともに、様々な意見や提案などもいただきました。いずれも、神戸市外大の学生らしく、コロナ禍の下での大学生活の在り方を真摯に考えてくれたもので、ありがたく感じています。

 ただ、対面授業が大幅に拡大されたからといって、一気にこれまでのストレスを発散しようとするあまり、感染症対応を怠ってはいけません。まだ新型コロナウィルスの流行は完全に終息したわけではありません。自らの健康を守り、人の健康にも十分に配慮する、慎重な態度が必要です。

 もちろん、まだまだ分からないことの多い感染症です。注意していても、感染してしまうかもしれません。しかし、たとえ私たちの中に感染者が出たとしても、非難したり中傷したりするのではなく、相手を思いやり、冷静に対応して、大学生活を続けるための工夫と努力を続けたいものです。みなさんなら、きっと協力して下さると確信しています。教室でみなさんと学びを進めることを楽しみにしています。

2020年10月28日
学長 指 昭博

授業の実施方法

原則として、全ての授業を対面方式で行うこととし、各授業を担当教員の判断により、次の(1)または(2)のいずれかの方法で実施します。

*各授業の実施方法

  • (1) 対面授業+同時双方向型オンライン授業
  • (2) 対面授業+オンデマンド型オンライン授業

そのため、各回の授業を対面方式またはオンライン方式のどちらで受講するかは学生の皆さんが選択できます。

ただし、下掲の例外科目は除きます。

*例外科目

    • 履修者が85人以上の多数に上る授業のうち、オンデマンド型オンライン授業のみを実施するもの;2020年度後期オンデマンド型オンライン授業のみ実施科目一覧
    • 高齢者等で新型コロナウイルスの感染リスクが高い等の真にやむを得ない事情がある教員の担当授業
      (該当授業はオンデマンド型オンライン方式での受講が可能です。11月第2週を目途に対象授業をGAIDAI PASSで発表予定です。)

※学内でwi-fiでオンライン授業を受講可能な場所は、対面授業の教室を決定後、GAIDAI PASSでご案内いたします。
※授業の内容など、授業に関する相談がある場合は、授業などに関する相談窓口をご活用ください。

学内パソコン利用方法の変更について

学内共用パソコンの利用許可制を廃止し、ノートパソコンは新型コロナウイルス感染拡大前のとおりに、学生会館の窓口で貸し出す予定です。