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2020年12月11日

歴史的な試みとなるオンライン国際模擬国連大会(IMUNO)を開催しました

 2020年10月24日(土曜)が国連創設75周年の記念日であるのに合わせて、本学は、10月23日(金曜)から25日(日曜)の日程で、準備から開催までを全てオンラインで行う先駆的な模擬国連大会「オンライン国際模擬国連大会(International Model United Nations Online=IMUNO))をドイツ国連協会ノルトライン・ヴェストファーレン支部と共同開催しました。テーマは、「武力紛争下における文民の保護(Civilian Protection in Armed Conflict)」で、4カ国10大学から32人の学生が参加しました。本学からは、21人が参加し、事務総長、事務総長補佐、議長、外交団長、大使(外交官)の役を務めました。

 くしくも、大会2日目の10月24日(土曜)、核兵器の開発、保有、使用を禁じる核兵器禁止条約が、ホンジュラス共和国の新たな批准により、50の国と地域の批准という要件を満たし、2021年1月22日に発効することが決まりました。このような歴史的に特筆すべき局面にふさわしいテーマの国際会議を開催できたことは、本学にとって大きな誉れです。

 国連創設75周年に際して、本大会直前の10月9日(金曜)にノーベル平和賞を受賞した国連世界食糧計画(WFP)に対し、大会参加者による祝賀メッセージを用意しました。メッセージは、以下のリンクからご覧いただくことができます。

祝賀メッセージはこちら(YouTubeサイト)

IMUNO会議風景

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参加者のコメント

Secretary General(事務総長) 国際関係学科4年 椛山 美生さん
入学時より5年間、外大の模擬国連活動に携わらせていただき、今回、集大成として大会運営をさせていただきました。模擬国連は、濃密な準備期間と、本番での他の大使との交渉によって国際問題を理解したり、自分自身と向き合ったりする中で大きな学びを得ることが出来る活動です。全てオンラインで行われる大会を作り上げる上で、従来の模擬国連活動の意義を損ねないようにすることを最も強く意識しました。難しい局面もたくさんありましたが、模擬国連において強調されている、"Cooperation"を体現することの出来た大会になったと感じます。諦めずに協力して大会を走り抜けようとしてくれた参加者のみなさん、議長団の2人、そして先生方に心から感謝しています。

Assistant of Secretary General(事務総長補佐) 国際関係学科4年 永尾 崇晃さん
テクノロジーに対してどう適応できるか、ということが、準備期間から会議当日までを通じて、我々が悩まされた課題だったと感じています。運営側として、会議を運営することはもちろんのことですが、大使達が充実した経験を得られるように何度も会議を行い、最悪の事態への対応策を数多く想定しました。この経験は、私自身だけでなく、2022年に模擬国連世界大会の運営に携わる外大の学生にとっても、貴重な経験になったと考えています。

Head Delegate(外交団長) 国際関係学科3年 ロー・シェンニーさん
今回の会議はドイツの大学と連携して行ったため、最初は、大使達がオンライン上で上手くリーダーシップを取ったり、議論したりできるかどうかを心配していました。しかし、経験者の大使が授業外でも新人の大使とコミュニケーションをとり、新人をうまく導いてくれたおかげで、新人達も十分に活躍する様子を見ることができ、外交団長として誇りに思っています。

Delegate(外交官役) 国際関係学科2年 ヒキタ キーシャ ロレーヌ サントーヨさん
従来のオフライン会議との最も大きな違いを感じた点は、会議場を取り巻く緊張感や、決議案について議論し合う大使達の熱意を肌で感じられない点でした。一年前のドイツ大会ではそれらを肌で感じ圧倒されたことがきっかけとなり、より一層積極的に会議に参加できたり達成感を感じられたりしたように思います。オフラインではそれらの緊張感や圧倒が発言をしていくきっかけになりましたが、オンラインでは2人以上が同時に話せなかったり、インターネット接続があまりよくなかったりしたことがリーダーシップを積極的に発揮していくきっかけになりました。そのため、オンラインでは目立ってしまうような「誰一人が何もしていない状況」を作らずに、グループ全員の協調をもって決議案作成を進めていきました。

Delegate(外交官役) 国際関係学科2年 萩 健夫さん
今回の模擬国連大会は、準備から本番の会議まで全てオンラインで行われたため、従来の対面での会議と比べて、特にコミュニケーションの面で多くの困難に直面しました。インターネット環境などの技術的な問題で、重要な交渉に参加できないといったこともありましたが、同じグループに所属していた大使がそのような課題を乗り越えようとそれぞれ努力したため、3日間の会議を有意義なものにできました。

Delegate(外交官役) 国際関係学科2年 尾﨑 皓子さん
授業やパートナーとの打ち合わせを全てオンラインで行うという環境での初参加だったので、準備期間は不安が募り思い詰めてしまうこともありましたが、経験者の皆さんに支えていただきながら、最後まで一国の大使を務め上げることができました。大会では、インターネット接続の問題で、コミュニケーションが円滑に進まないような場面もありましたが、議場には対面で交渉をしているような熱量があり、緊張感だけでなく楽しさを感じながら議論に参加することができました。

Delegate(外交官役) 国際関係学科1年 松下 巴南さん
準備期間中、仲間達と課題や目標、悩みをオンラインで共有し、頻繁なフィードバックにより、自分では気づかない弱点や成長を確認し合うことができ、互いに刺激を与えあい、一学生、一大使として成長することができたと感じています。本番では、オンライン議場を退出する前に、海外の学生が、"Have a good day."(良い一日を。)と言ってくれましたが、日本は夜の10時だったので、"We'll go to bed, but have a good day."(こちらはもう寝る時間だけど、良い一日を。)と返し、みんなで笑い合うという場面がありました。参加者がいる場所も時刻も違う中、オンラインだからこそ同じイベントに参加できていることを実感しました。感染拡大により不自由なことも多いですが、オンライン模擬国連大会を通じて、貴重で素晴らしい経験・人との出会いもできるということを他の人にもぜひ知ってほしいと思いました。

(注)参加者の学年は2020年度時点の情報です。