2025年12月15日
【開催報告】講演会「言葉で珈琲を味わう~神戸の過去と現在をむすぶ珈琲~」(魅力発信事業)
第1回「神戸、そして珈琲の過去」
11月7日(金曜)に、神戸市立海外移住と文化の交流センターにて、神戸外大魅力発信事業「言葉で珈琲を味わう」の第1回講演会を開催しました。
当日は、岩男考哲教授(本学総合文化グループ)、山内秀文氏(辻料理研究所 元所長)、楠 正暢氏(一般財団法人日伯協会 専門調査員)の計3名が登壇しました。
神戸と珈琲の過去をテーマに、第1部では楠氏が神戸とブラジル移住の歴史についての講演を、第2部では岩男教授と山内氏が珈琲および喫茶文化の国内史に関する対談を行い、様々な視点から珈琲が神戸に根付いた背景を紐解きました。
また、参加者には「萩原珈琲」の珈琲が提供され、言葉で、味覚で、珈琲を味わう大変貴重な機会となりました。
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参加者の声(一部抜粋)
・国際交流の盛んな神戸に長年住んでいるが、海外移民の歴史について学ぶ機会はこれまであまりなかったので、すごく勉強になった。
・珈琲を飲んで楽しむだけではなく、「神戸の歴史」「喫茶文化の歴史」など、違った視点から珈琲を知ることができてとても面白かった。
・ブラジルコーヒーの広まりに移民が関係していたとは知らず、大変興味深かった。
第2回「神戸、そして現在の珈琲」
12月5日(金曜)に、神戸市立海外移住と文化の交流センターにて、神戸外大魅力発信事業「言葉で珈琲を味わう」の第2回講演会を開催しました。
当日は、岩男考哲教授(本学総合文化グループ)、萩原英治氏(萩原珈琲 代表取締役)の2名が登壇しました。
第1部では、言語学を専門とする岩男教授が、現在の言語学的観点から、珈琲をどのように語るのかという言語表現に関する詳細な解説を行いました。第2部では、長年神戸の珈琲文化に携わってきた萩原氏が「萩原珈琲」の歩みや現在の取組について講演しました。
第1回講演会に引き続き、第2回講演会においても「萩原珈琲」の珈琲が提供され、珈琲を味わいながら、現在の珈琲文化と言語の関係を多角的に考える有意義な場となりました。
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参加者の声(一部抜粋)
・珈琲に関する言葉と比喩が大変面白く、「色々な表現があるんだ」と発見がありました。
・萩原珈琲さんのこだわりや、地域社会への貢献を知ることができ、とても勉強になりました。
・これまで、「言語」という観点から珈琲に注目したことがなかったので、新たな視点から珈琲を捉えることができ楽しかったです。また、珈琲を通した様々な社会貢献活動についてお話を聞いて、ただ珈琲を提供するだけでなく、社会的な存在感を持っておられることに感動しました。
