
概要
本学科は、専門的にロシア語が学習できる数少ない場です。ロシア語は英語と違って多様な語形変化を持った言語なので、先ず1年次にそれに慣れる必要があります。このため、不慣れな習慣でも柔軟に受け入れようとする態度が求められます。
特徴
- 本学科では、確実な文法理解ときれいな発音がロシア語学習の基礎になるという立場を取ります。
- 会話と文章読解との調和を図り、ロシア語の総合的な運用能力の向上を目指します。
カリキュラムの概要
1年次の授業はアルファベットの学習から始まり、基礎的な文法知識と初歩的な会話練習が行われます。
2年次は文法、会話ともに基礎力を充実させます。また、講読を通じて文章を理解する練習が始まります。
3年次、4年次には文学作品や新聞・雑誌を読んで翻訳します。そして、文章読解で培われた言語感覚を生かして、会話と和文露訳の質を高めることを目指します。
2021年度以降入学生
コース制度
2020年度以前入学生
科目紹介
- 専攻ロシア語には、会話、文法、講読、作文の授業があります。
- ロシア語を理解するためには、過去から現在にいたるまでのロシアの社会や文化についても知る必要があります。そのために、学科基礎科目(ロシア文化史、ロシアの社会、ロシア地域論、ロシア史、ロシア語学入門、ロシア学入門)が用意されています。
取得できる教員免許
免許状の種類 |
中学校教諭1種 |
高等学校教諭1種 |
免許教科 |
ロシア語 |
ロシア語 |
課程について
担当教員
教員からのメッセージ
ロシア学科教授 清水俊行
知られざるロシアの魅力を
日本でロシア語は決してメジャーな外国語とはいえません。しかし、公用語人口では世界5位、母語人口でも7位なのです。日本とロシアの関係にしてもアメリカの黒船到来より1世紀も早く始まり、日露戦争の禍根を体験しながらも、ロシア人の日本人へのイメージが概ね良好であることをご存知ですか?しかし、われわれがロシアに対して漠然とした寒くて怖いイメージしか抱いていないとすれば、それは現実的ではありません。これからのロシアを正しく学ぶためには、言葉の習得が不可欠です。われわれは皆さんにロシアに対する正しい理解と将来への展望をもっていただくためのお手伝いをします。
学生からのメッセージ
ロシア学科3年男子学生
初めは何か新しいことにチャレンジしたいと、この学科に入学したのですが、ロシア語はとても難しく、覚えなくてはいけないことが非常にたくさんあるとわかりました。しかし、苦しいことばかりではなく、今まで全く知らなかったことを学ぶことは、とても新鮮で、さまざまな可能性がそこにあることもわかりました。
ロシア学科4年女子学生
みなさんは、ロシアにどのようなイメージをお持ちでしょうか。私はアルファベットとは違う不思議な字体に惹かれて、ロシア語を学ぶことを決意しました。難しい言語ではありますが、学科の人数が40人程度と少人数であるため先生方との距離も近く、親身になって教えてくださり、今まで読み方さえ分からなかった文章が理解できるようになった時の喜びは格別でした。知れば知るほど奥が深いロシア語、皆さんも学んでみませんか?
主な就職先(2020年3月卒業生)
(法人格省略、順不同)
- 関西ペイント
- マツダ
- グローリー
- 片岡物産
- 明治安田生命保険
- 三菱UFJニコス
- 全日本空輸
- 日本放送協会(NHK)
- 近鉄・都ホテルズ
- 外務省(専門職員)
- 東京理科大学職員 など