国内で、全てのプロセスが英語で行われる数少ない大会の1つです。
JUEMUN2019
大会の意義(NMUN・JUEMUN共通)
「模擬国連」では、国際社会が直面している問題を議論し、実際の国際連合の手法を模して決議を目指します。参加者は、担当国の外交官になりきって、外交交渉に臨みます。その過程で、国際問題を解決する難しさや、国際協調の重要性を知ります。
- 学生が各国の外交官役
- 出身国以外を担当
- テーマ別会議で決議を目指す
- 英語のみが公用語
国際社会と外交の現実を実感する機会
国際会議という外交の現場では、相互理解や強調が求められる一方で、国益や利害関係がぶつかり合い、国のプライドや支配力が行使されることもめずらしくありません。模擬国連世界大会では、外交コミュニケーションに必要なことは何かを知ります。
世界大会は最高峰の学びのチャンス
オーストラリア外交官 仲村 拓巳 国際関係学科3年(当時。2016年11月 NMUN・写真左)
議論の場では、国際的な場面で日本人が直面する課題が凝縮していると感じました。自分の意見をしっかり伝えることはもちろん、建設的な批判ができること、寛容な姿勢で相手を受け止めることなど。他国の参加者の熱意や勢いには毎回圧倒されます。そのたびに、学ぶことが多いと感じます。
実際の国際会議の臨場感
安全保障理事会副議長 橋本 智美 国際関係学科4年(当時。2016年11月 NMUN・写真右)
今回の大会で設置された4委員会の、議長団の一人として参加しました。これまで外交官役として参加した経験がありますが、今回は大役を担うことになりました。各国の主張が飛び交う中で円滑に議事を進めるには、信頼感や威厳を示すことが必要です。国際的な会議での振る舞い方を学びました。
そこは、自分の持てる力すべてを発揮する場。
議事を進め、合意や決議に導くには、語学力は言うまでもありませんが、さまざまな能力・資質・テクニックが不可欠です。各国の立場を尊重しながらも、自国の意見をしっかりと主張し、外交団の役割を果たすために、高いレベルで「力」を出し切らなければなりません。
- 国際会議で通用する英語力
- 社会情勢への理解と分析力
- ハイレベルな論理と表現力
- 外交折衝に必要な交渉力
- 世界と対等に渡り合う行動力
- 国際問題解決のための政策提案
世界との関わり方も変わった
ニュージーランド外交官 東 美優 英米学科4年(当時。2016年11月 NMUN・写真中央)
議論の速度や密度の濃さについていくのが精一杯だったところ、他国の外交官から「もっと活発に参加を」と言われました。英語スキル、国際問題の知識、コミュニケーション・・・すべてを総動員して、自分から積極的に関わらなければ、何も始まりません。考え方や行動スタイルまで見直しました。