国際関係学科教授
中田友子
(なかたともこ)
Professor
Tomoko NAKATA
MESSAGE
専門は社会人類学で、主に南ラオスでフィールドワークを行っています。研究テーマは、もともと少数民族の文化・社会変化で、特にその中でも様々な権力(村落コミュニティ内部、国家、グローバル社会)がどのように絡むのかに興味がありました。近年は、調査地に開発や近代化の波が極端な形で押し寄せるようになっているため、これらに対し地域住民がどう反応し、どう変わっていく(あるいは変わらない)のかに注目していきたいと思います。
最終学歴(学位) Degrees
総合研究大学院大学文化科学研究科地域文化学専攻博士後期課程修了(博士 文学)
研究分野 Research Field
研究テーマはローカルなコミュニティにおける権力であり、南ラオスでフィールドワークを行っている。最近は、特に開発が進行するなかで、地域住民の文化的実践がどのように変化していくのかについて研究を行っている。
Keywords: cultural change, modernization, development, Southern Laos
主な著書・訳書等 Books
南ラオス村落社会の民族誌. 単著. 2004年2月, 明石書店, p. 329.
"第3章 民族間関係と民族アイデンティティ". ラオス農山村地域研究. 単著. 2008年3月, めこん, 横山智・落合雪野編. p. 83-120.
"第7章 民族移動の今と昔". 論集アジア・モンスーンの生態史 第三巻くらしと身体の生態史. 共著. 2008年4月, 公文堂. 吉野晃, 中田友子, 安達真平 監修 秋道智彌. p. 127-146.
主要論文 Major Publications
「村落社会における象徴闘争―南ラオス・ンゲの村の『キー・カポ』占いから」『民族学研究』67巻1号、2002年
南ラオスの民族混住村における水牛供犠祭り. 単著. 2004年6月, 京都大学東南アジア研究センター, 東南アジア研究. 42巻1号, p. 74-103.
世界遺産と文化保存のパラドックス―ラオスのユネスコ世界遺産ルアンパバーンとワット・プーの事例から. 単著. 2008年6月, 文化人類学(旧民族学研究). 73巻1号, p. 93-106.
所属学会 Academic Associations
日本文化人類学会