本課程は、言語、文化、歴史、政治、経済、社会、国際関係等の領域を従来のように閉じられたものとしてではなく、「交流」、「接触」、「摩擦」、「共生」といった相互の関係性の中でとらえていくことが必要不可欠だと考えます。そのため、研究領域の枠組みをできるだけ緩やかで柔軟なものにすることによって、それぞれの分野が相互に刺激し合い、研究・教育のより一層の活性化をはかるとともに、創造的で大胆な発想を備えた知性を生み出したいという配慮のもとに、一専攻のなかに三コースを設置しました。すなわち、日本を起点としてアジア言語と欧米言語という大きな枠組みを設け、各言語の交流、接触と個々の言語の研究を目指す「言語コース」、世界を、日本を含むアジア地域、中近東とアジアの一部を含むイスラム圏、ヨーロッパと南北アメリカに分け、それら相互の交流、接触と個々の文化研究を行う「文化コース」、激動と変革の時代の中で大きく揺れ動いている国際社会を、その基盤となる地域社会の研究を出発点にしながら相互関係を含めて総合的に研究を進める「国際社会コース」であります。

修業年限

3年

学位

専攻名 学位 学位に付記する専攻名
文化交流専攻
言語コース
文化コース
国際社会コース
博士 文学・国際関係学・学術

入学定員

文化交流専攻 12人
12人

研究指導体制

本学大学院博士課程においては、博士論文指導を含めて、原則として単一の指導教授による単独指導体制をとっています。したがって本学博士課程の各コ−スに進学した場合、その専攻分野に応じて指導教授が指定され、指定の指導教授のもとで3カ年(以上の)研究指導及び論文指導を受けます。ただし、専攻分野の性格上、複数の指導教員(主、副)による指導を受けることが望ましいと判断される場合には、複数指導を行います。特に言語、文化の交流・接触を研究する場合には、専門を異にする複数の指導教員による研究指導体制をとることが、本学博士課程の趣旨・特徴に沿うものであります。

課程修了要件

外国語学研究科において博士の学位を得るためには、本学博士課程に3年以上在学し、所定の授業科目のうち、専攻するコ−スの授業科目4単位以上を含む6単位以上を取得するとともに、学位論文を提出して、その審査及び最終試験に合格することを要します。

博士論文の執筆

博士課程に入学した者は、1年次・2年次の各年次において、入学当初に提出した「執筆計画書」に沿い、「報告論文」を作成し指導教授に提出しなければなりません。その審査に合格しなければ次年次へ進級することはできません。また、第2年次の報告論文は、学術誌等に積極的に発表することが望まれます。

第2年次の報告論文の審査に合格した者には、論文執筆許可が与えられます。論文執筆許可を得た者は、学内3名以上からなる審査委員会によって行われる「予備審査」に申請することができます。予備審査に合格すると「本審査」の申請をすることができ、本審査では予備審査委員に学外専門家1名以上を加えた博士論文審査委員会において審査を行います。