英米学科教授
山口治彦 (やまぐちはるひこ)
Professor
Haruhiko YAMAGUCHI

hikoyama@inst.kobe-cufs.ac.jp

MESSAGE

写真: 山口治彦 H. Yamaguchi  電話で謝るときってないですか。「申し訳ございません,週明けには必ず原稿を用意しますので…」なんてね。私はそういうとき,相手には見えてもいないのに,何度も頭を下げて謝ってしまうタイプの人間です。でも,なぜ,そうするのでしょう?相手に見えていないのだから,椅子にふんぞり返ってそのセリフを吐いても,いいですよね。  もっとも,ふんぞり返って謝罪の言葉を伝えるのは,少なくとも誠意を持ってそう述べるのは,至難の技です。なぜなんでしょう?ことばと私たちの関係は,ものすごく密接なことになっていて,体の姿勢だって実は自由ではないのです。  だとしたら,ことばの成り立ちや表現の仕方をつぶさに眺めることで,今まで知らなかった私たちの姿が見えてくるかもしれません。英語には英語の,日本語には日本語のやり方があるかもしれません。両者に共通することもあるかもしれません。そんなことを様々なテクスト——会話,体験談,漫画,映画,小説,絵本,ジョークなど,目にすることばならなんでも——を対象に勉強しています。

最終学歴(学位) Degrees

大阪市立大学文学部卒業(文学士)
大阪市立大学大学院文学研究科前期博士課程修了(文学修士)
同上後期博士課程単位取得退学

研究分野 Research Field

談話分析,語用論。発話の場が言語の形式やディスコースの構造にどのような影響をもたらすのか研究しています。より具体的には,英語や日本語における引用・話法の研究や,さまざまなディスコース・ジャンル(ジョーク,漫画,小説など)におけるテクスト分析が,中心的な研究課題です。

Pragmatics and discourse analysis

主な著書・訳書等 Books

『語りのレトリック』海鳴社, 1998. 単著.

『英語多義ネットワーク辞典』小学館, 2007. 共編.

『明晰な引用,しなやかな引用:話法の日英対照研究』くろしお出版, 2009. 単著.

主要論文 Major Publications

On 'unspeakable sentences': A pragmatic review. Journal of Pragmatics 13, 577-96. 1989. 単著.

「語りで味わう:味ことばの謎とフィクションの構造」瀬戸賢一ほか『味ことばの世界』海鳴社. 2005. pp. 162-205. 単著.

Re-contextualizing reported speech: Some remarks on literary pragmatics. Fraser, Bruce and Ken Turner (eds.) Language in Life, and A Life in Language: Jacob Mey - A Festschrift. Bingley, UK: Emerald Group Publishing. 2009. pp. 441-447. 単著.

『談話研究室にようこそ』三省堂ワードワイズ・ウェブ(談話研究室にようこそ )に 2011年4月11日より連載. 単著.

「語呂のいいことば:並列表現の音と意味」『日本語学』33:6, 18-27. 2014. 単著.

所属学会 Academic Associations

日本英文学会、日本英語学会、日本語用論学会、関西言語学会、英語語法文法学会

担当授業科目 Classes

(学部):英語学研究演習 英語講読 研究指導
(大学院):英語学研究 欧米言語演習Ⅲ

Studies in English Linguistics, Reading for English Majors, Research Supervision Seminar, English Linguistics, European & American Linguistics III (Pragmatics/Discourse Analysis)

教育研究活動報告書(最近5年) Recent Publications and Presentations

教育研究活動報告書[100KB]