外務省職員による定期講演会シリーズ「外交官と一緒に日本と世界を考える」の第2回として、外務省総合外交政策局政策企画室上級課長補佐・六反田京代氏を講師に「国際情勢認識と日本外交の展望」と題して講演会を実施しました。終了後は学生との座談会が和やかに行われ、外務省を目指す学生達へのアドバイスをいただくなど、有意義な交流の時間に学生達は大変喜んでいました。
開催概要
日 時 : 2025年6月23日(月曜) 12時45分から14時15分
講 師 : 六反田 京代 氏 (外務省総合外交政策局 政策企画室 上級課長補佐)
参加者 : 本学学生・教職員 約180名
講演内容
世界のパワーバランスの変化などに伴い、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を保つことが難しくなっている昨今、日本をとりまく国際環境は戦後最も厳しく複雑な状況にあるともいえます。このような世界の状況を認識し、世界の中での日本を改めて見つめ直し、日本の将来を担う学生達が、 様々な立場から外交に関わることの重要性についてご講演いただきました。
参加した学生の声
- 非常にわかりやすいご説明で、ソーシャルメディア等で取り扱われている国際問題は、氷山の一角であり、依然として問題が山積みであることを再確認でき、国際人として更に意識を高めていきたいと感じました。
- 国際秩序が転換期に来ている、という認識が深まり、外交の促進の意味としては、他国への理解も含まれるということがわかった。グローバル化が止まらない今は、全人類共通の幸せを目指すことの大切さもわかり、今後の言語の勉強のモチベーションがさらに上がった。
- 外務省ではどのようなことを行なっているのか知らなかったため、勉強になりました。外交には様々な国の利害関係などが絡み合うせいで、絶対的に上手くいく外交というのは存在しないのだろうなと思いました。多様な観点から世界を視るために世界の情勢について日頃から知識をつける意識を持とうと思いました。
- 自由で開かれたインド太平洋について、多様性、包括性、特に個々の「人」に着目してアプローチをしていくことについては大変共感できたし、面白いと思った。外務省専門職への就職を考えている者にとっても興味深い話であった。