1. 科学研究費助成事業 採択研究課題一覧
基盤研究(A)
課題番号 | 研究課題名 | 採択年度 | 最終年度 |
---|---|---|---|
24242015 | チベット語最古層の形成とその構造推移 -データベース解析による辞書と歴史文法の編纂 |
2012 | 2017 |
基盤研究(B)
課題番号 | 研究課題名 | 採択年度 | 最終年度 |
---|---|---|---|
17H02335 | メコン川中流域を中心とした諸言語の言語実態と変容プロセスの研究 |
2017 |
2021 |
18H00702 | 感情労働の地域・階級間比較にみる「近代家族」、フェミニズム思想の越境性とその限界 |
2018 |
2021 |
基盤研究(C)
課題番号 | 研究課題名 | 採択年度 | 最終年度 |
---|---|---|---|
24520302 | ラフカディオ・ハーンの<トランスナショナル>アメリカ:報道・翻訳・創作 | 2012 | 2014 |
24520505 | 現代方言に基づくアクセント類別語彙の研究 | 2012 | 2014 |
24520549 | 語基の音節構造と強勢パターンの分布:記述と理論的予測 | 2012 | 2014 |
24520633 | リフレクティブ・プラクティス実践過程における英語教師の談話の変容に関する実証研究 | 2012 | 2014 |
24520835 | 十八世紀末ウィーンにおけるメディアとしての銅版画 | 2012 | 2017 |
24520918 | 南ラオスの農村開発とその社会・文化的整合性に関する人類学的研究 | 2012 | 2015 |
24530261 | イノベーションの類型化と製品ライフサイクルに関する理論・実証研究 | 2012 | 2014 |
24530349 | 賦課方式年金がマクロ経済に及ぼす影響 | 2012 | 2014 |
25370298 | ガイドブックの詩学―19世紀湖水地方における文化的景観の変容と文学観光 | 2013 | 2016 |
25370366 | ロシア宗教ルネサンスの思想と世界戦争 | 2013 | 2017 |
25370491 | 満洲語の意味と用法からアプローチする清代北京語の語彙・語法研究 | 2013 | 2015 |
25370492 | 現代スペインの諸言語の形態論についての対比的研究 | 2013 | 2015 |
25370835 | 近現代南アジアにおける軽工業製品雑貨:広域流通、政治・文化表象、慈善 | 2013 | 2016 |
25370890 | アンデス文明形成期の社会モデル再検討:神殿壁面装飾の分析を中心に | 2013 | 2015 |
25380310 | 通商政策/対外経済政策の個人選好の政治経済学的分析 | 2013 | 2015 |
26340118 | 中国環境訴訟における受理プロセスの実態と環境被害者救済の課題 | 2014 | 2017 |
26370491 | バスク語諸方言の文法記述(「親世代」と「子世代」のことばの違いをめぐって) | 2014 | 2018 |
26370492 | 東南アジア大陸部北部地域の諸言語の地域特徴と接触による言語変容の研究 | 2014 | 2016 |
26370630 | 予定調和を崩す構造を備えた外国語アクティビティの開発と研究:即興劇の手法を用いて | 2014 | 2016 |
26370667 | Empirically Grounded Training Materials for International Negotiation | 2014 | 2017 |
26370759 | 19世紀英領植民地世界における「家族の標準化」とその限界 | 2014 | 2017 |
26380395 | 政策評価分析の手法による資本規制と為替制度に関する実証研究 | 2014 | 2017 |
15K02307 | Japanese Shakespeare in the New Millennium | 2015 | 2017 |
15K02488 | 主節現象の統合的説明に向けた研究:話題化構文を中心に | 2015 | 2017 |
15K02523 | ロシア語の動詞語形成の包括的記述―複合概念の形成と言語的世界像 | 2015 | 2018 |
15K02609 | 強勢・アクセントの型のバリエーションの日英語比較:可能な型の範囲と普遍性 | 2015 | 2018 |
15K03444 | 産業ごとの産出の人的資本弾力性の差異と貿易構造に関する動学的研究 | 2015 | 2018 |
16K02498 | ジェイムズとハーンの<海を越える語り>:アメリカ帝国主義とトランスナショナリティ | 2016 | 2018 |
16K02499 | アメリカ文学における核と原爆の言説--人種とエスニシティと環境のポリティクス | 2016 | 2019 |
16K02635 | 現代スペインの諸言語の音声・音韻的現象に関する対比的研究 | 2016 | 2018 |
16K02669 | 印欧祖語とラテン語の中間段階がもつ言語特徴について | 2016 |
2019 |
16K02690 | 清代の満漢対訳会話書類に関する総合的研究 | 2016 | 2018 |
16K02691 | チベット・ビルマ語派ルイ語群の未記述方言調査によるルイ祖語の研究 | 2016 | 2019 |
16K02692 | 他動性に対する「視点」の作用に関する日中対照研究:認知意味論に基づいた誤用分析 | 2016 | 2018 |
16K03638 | 自由貿易協定の政治経済学的分析 | 2016 | 2018 |
17K02155 | 東アジア哲学の共通基盤としての数理と論理 | 2017 | 2020 |
17K02509 | 大衆旅行時代におけるロマン主義精神の継承―湖水地方の観光と文化的景観の変容 | 2017 | 2020 |
17K02647 | 20世紀中国の文学形式と抒情の定型―ジャンル・言語・地域の越境面から見る | 2017 | 2019 |
17K03138 | 近現代南アジアにおける中下層の消費と社会・文化表象:軽工業製品雑貨の市場の多様性 | 2017 | 2019 |
17K03808 | 成熟経済でのバラッサ・サミュエルソン効果の有効性-労働市場の構造変化との関連から | 2017 | 2019 |
18K00190 | 江戸時代の俳諧文化における画家・絵画評価とその画壇への影響の研究 | 2018 | 2021 |
18K00422 | Exploring Typewritten Literary Manuscripts via Kerouac's "On the Road" | 2018 | 2020 |
18K00484 | ロシアの亡命思想家と戦間期の西欧思想 | 2018 | 2022 |
18K00578 | 節の切り詰め効果に関する研究:局所性制約に基づく説明の発展・深化に向けて | 2018 | 2020 |
18K00835 | Building a corpus of ELF (English Lingua Franca) user negotiated interactions | 2018 | 2021 |
18K01172 | 開発と地域住民によるローカリティとアイデンティティの再編に関する人類学的研究 | 2018 | 2020 |
18K01656 | 裁判官人事システムの経済学的分析 | 2018 | 2021 |
19K00059 | 新出文献に基づく中世チベット仏教伝播後期における空白期間の綜合的解析 | 2019 | 2021 |
19K00424 | ヘンリー・ジェイムズをめぐる翻訳と解釈―東洋と西洋をつなぐ<新・国際挿話>の創出 | 2019 | 2022 |
19K00556 | 言語変化パターン解明に向けた彝文字地図作成及び彝語コーパスの構築と活用 | 2019 |
2021 |
19K00581 | 日本語と中国語の結果複合動詞の分析:「視点」と「主観性/主体性」の観点から | 2019 | 2021 |
19K00611 | 現代バスク語諸方言の音韻と文法の記述 ~地域差と世代間差の二つの側面から~ | 2019 | 2021 |
19K00793 | A Genre Analysis Approach to Effective Writing in Multilateral Diplomacy | 2019 | 2022 |
19K01678 | アンチダンピング関税発動の経済分析:その要因と効果 | 2019 | 2021 |
19K02789 | 小学生の言語的課題の解決に向けた日本語学・心理学の連携的研究 | 2019 | 2022 |
19K12463 | 中国における情報手段の発達と環境政策への市民参加に関する研究 | 2019 | 2022 |
19K12733 | Linking Vision and Language through Computational Modelling | 2019 | 2023 |
挑戦的萌芽研究
課題番号 | 研究課題名 | 採択年度 | 最終年度 |
---|---|---|---|
16K13264 | 第3言語学習者の言語コントロールと認知コントロールに関する横断的・縦断的研究 | 2016 | 2018 |
挑戦的研究(萌芽)
課題番号 | 研究課題名 | 採択年度 | 最終年度 |
---|---|---|---|
18K18530 | 日米の相互関係による核イメージの構築・変容・社会的影響に関する研究 | 2018 | 2020 |
若手研究(B)
課題番号 | 研究課題名 | 採択年度 | 最終年度 |
---|---|---|---|
24730624 | バイリンガルの言語産出における言語選択のタイミングについての研究 | 2012 | 2014 |
25770111 | アメリカ核文学研究と北米先住民作家 | 2013 | 2015 |
25770154 | チベット・ビルマ語派ルイ語群と周辺言語との言語接触にかんする研究 | 2013 | 2015 |
25780189 | 権限と人事の契約理論的分析 | 2013 | 2016 |
25780286 | 会計情報に対する意見不一致が及ぼす影響に関するモデル分析 | 2013 | 2016 |
25870629 | 中国近代文学における白話文体形成とジャンル間影響: 欧化・方言・文言吸収の諸相から |
2013 | 2016 |
26770027 | 日本イスラム教団の布教活動とその日本イスラーム受容史における位置づけ | 2014 | 2016 |
26770244 | 中央アジア出土史料による古代チベット帝国の文書行政システムの研究 | 2014 | 2016 |
15K16618 | 11-13世紀におけるチベット仏教カダム派の研究-寺院を中心として | 2015 | 2017 |
15K16746 | ドホイ語の言語文化記述の基盤作成 | 2015 | 2018 |
16K17296 | 一時帰郷としてのルーツ観光体験が移民子孫の心理に及ぼす影響 | 2016 | 2018 |
17K13553 | 出土資料研究によるチベット古代宗教の諸相解明 | 2017 | 2019 |
17K18018 | 琉球王国最末期の漢文学者・蔡大鼎の日本・中国・琉球に関する知の形成と集積 | 2017 | 2020 |
若手研究
課題番号 | 研究課題名 | 採択年度 | 最終年度 |
---|---|---|---|
18K12207 | タイ上座仏教海外派遣僧プログラムの布教方針とその英国における実践形態の分析 | 2018 | 2020 |
18K12455 | サイト・トランスレーションに関する理論的・実証的研究 | 2018 | 2021 |
18K12370 | 契丹大字と契丹小字の比較に基づく契丹大字表記システムの解明 | 2018 | 2020 |
19K13109 | 英米探偵小説における隠れた言葉遊びの使用法 | 2019 | 2022 |
19K13110 | 黄金期探偵小説における男性性表象 | 2019 | 2022 |
19K13163 | ベラルーシ共和国のロマ(ジプシー)の方言の記述言語学的研究 | 2019 | 2021 |
19K13296 | 日本人スペイン語学習者の書記コミュニケーションに関する中間言語語用論的研究 | 2019 | 2021 |
研究活動スタート支援
課題番号 | 研究課題名 | 採択年度 | 最終年度 |
---|---|---|---|
26887030 | 輻射輸送理論による偏光研究と星・惑星形成領域への応用 | 2014 | 2015 |
19K20791 (18H05582) | 現代中国の文芸一家――王嘯平、茹志鵑、王安憶の文学テクストの総合的検討 | 2018 | 2019 |
19K20808 (18H05601) | ヴォイヴォディナ・ルシン語の動詞語彙の意味と語源に関する共時的・通時的研究 | 2018 | 2019 |
特別研究員奨励費
研究種目 | 課題番号 | 研究課題名 | 採択年度 | 最終年度 |
---|---|---|---|---|
特別研究員(DC2) | 15J12107 | 現代漢語「複用」文と「後置」文の機能的分析-文末要素の語気助詞化傾向分析を中心に | 2015 | 2016 |
特別研究員(PD) | 17J00060 | 台湾オーストロネシア諸語におけるアタヤル語群と西部平原諸語の系統研究 | 2017 | 2018 |
2. 特色ある大学教育支援プログラム:「4学期・週末利用型 リカレント教育大学院」
特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)とは、各大学等で実績をあげている教育方法や教育課程の工夫改善など、学生教育の質の向上への取組を更に発展させる取組の中から、文部科学省が特色ある優れた取組を選び、サポートするものです。また、文部科学省は選ばれた取組を社会に広く情報提供し、高等教育全体の活性化を促しています。
本学修士課程英語教育学専攻はこの特色GPに2006年度に選定され、大学改革推進等補助金を2008年度までの3年間受理しました。
年度 | 2006 | 2007 | 2008 | 合計 |
---|---|---|---|---|
補助金額(千円) | 15,500 | 16,000 | 15,500 | 47,000 |
本学特色GPの主な取り組み内容は次の通りです。
- 国内外の研究発表会・研修事業等に参加
- 第41回TESOL (Teaching English for the Speakers of Other Languages) 会議 (アメリカ、2007年3月)に参加
- 第17回 International Conference on Pragmatics & Language Learning (アメリカ、2007年3月)に参加
- School for International Trainingの研修プログラムに参加(アメリカ=2007年5月と2008年6月、本学=2007年8月と2008年8月)
- 全国英語教育学会大分研究大会に参加(2007年8月)
- 講演会やワークショップの開催
- Theater Arts Workshop「小学生英語ミュージカル」(2007年8月、2008年8月)の開催
- レクチャーシリーズ(2006年9月、同10月、2007年6月、同12月、2008年5月)の開催
- シンポジウム"New Perspectives in Teacher Development: Reflection and Interaction for Change"の開催(2008年11月)
詳細はこちらへ
3. 海外・学外との共同研究プロジェクト(主なもの)
第17回国際ヒマラヤ言語学シンポジウム
2011年9月6日から9日にかけて、神戸市外国語大学・東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共催で「第17回国際ヒマラヤ言語学シンポジウム」が開催されました。この会議は現在スイス・ベルン大学のヒマラヤ言語学プロジェクトが母体となって毎年1回開かれるもので、ヒマラヤ地域周辺に分布する言語に関する研究を始めとして、人類学的・歴史学的な研究に関する発表が行われました。
今回は神戸市外国語大学の武内紹人教授が会議の組織委員長となり、アメリカ・イギリス・インド・オランダ・スイス・ネパール・パキスタン・フランスなどからの参加者を招き、4日間に渡り、研究交流を図られました。9月6日はBoyd Michailovsky 教授(フランスCNRS)の基調講演、9月7日には「文法記述ワークショップ」(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所言語ダイナミクス科学研究プロジェクトとの共催)、および「チベット語の歴史的形成ワークショップ」の2種のワークショップが開かれました。
関連リンク
http://www.himalayansymposium.org/
神戸市外国語大学・バスク大学第2回国際セミナー
2012年8月6日から9日にかけて、「神戸市外国語大学・バスク大学第2回国際セミナー」を開催いたしました。本国際セミナーは、フランシスコ・ザビエルの出身地であるスペイン・バスク州(自治政府を持つ)と日本との間に最初の友好親善のブリッジを架けるべく、神戸市外国語大学とバスク大学の学術交流協定に基づき開催されました。第1回目の国際セミナーは2007年スペイン・ビトリア市でバスク大学が主催し、盛況を博したため、それを受けて第2回目を2012年神戸市外国語大学が主催しました。
異文化理解のうち、とくに「スポーツ文化」理解に焦点を当て、多くの研究者の参加・協力を得て議論を深めました。
また、国際セミナーの開催を記念して、稲垣正浩客員教授(当時)による特別講演会が行われました。
日 時 | 講演会名称 | 講 師 | 場 所 | 対 象 | 定 員 | 講演料 | |
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1 | 2012年 5月10日 14時30分~16時 |
スポーツとはなにか1 -スポーツのルールについて考える- |
客員教授 稲垣 正浩 |
三木記念会館 | 学生・院生 一般の方 |
70名 | 無料 |
2 | 2012年 5月11日・18日・25日 6月1日(全4回) 17時50分~19時20分 |
オープン・セミナー2012 スポーツ文化のグローバリゼーション -日本・アジア・アフリカ・ヨーロッパ- ◆詳しくはこちらへ |
教授 竹谷 和之 |
205教室 | 学生・院生 一般の方 |
40名 | 有料(¥4,800) |
3 | 2012年 7月6日 14時30分~16時 |
スポーツとはなにか2 -伝統スポーツの 存在理由について考える- |
客員教授 稲垣 正浩 |
三木記念会館 | 学生・院生 一般の方 |
70名 | 無料 |
4 |
2012年 |
神戸市外国語大学・バスク大学 |
- | 三木記念会館 | 学生・院生 一般の方 |
20名 | 無料 |
5 | 2012年 10月13日 13時~17時 |
アフター・国際セミナー ◆詳しくはこちらへ |
- | 三木記念会館 | 学生・院生・一般の方 | 20名 | 無料 |
6 | 2012年 11月30日 14時30分~16時 |
スポーツとはなにか3 |
客員教授 稲垣 正浩 |
三木記念会館 | 学生・院生 一般の方 |
70名 | 無料 |
7 | 2013年 1月25日 14時30分~16時 |
スポーツとはなにか4 -21世紀を生きる わたしたちのスポーツについて- |
客員教授 稲垣 正浩 |
三木記念会館 | 学生・院生 一般の方 |
70名 |
無料 |
第3回若手チベット学研究者国際会議
若手チベット学研究者国際会議(International Seminar of Young Tibetologists)は、チベット文化に直に接することが可能になったことに伴い、世界で急激に増加しつつあるチベット学の若手研究者が集まり研 究発表を行なう国際集会です。
第1回会議は2007年にロンドンで開催され、50人以上が参加する成功を収めました。引き続き2009年にパリで 第2回会議が開催され、ヨーロッパ・アメリカのみならずインド・ネパール・中国・日本から参加者約60名が集まる国際学会に成長しました。第3回会議は、 2012年9月3日から9月7日にかけて、アジア地域で初として、神戸市外国語大学で開催されました。
近年、仏教学・歴 史学・言語学といった伝統的な人文科学のみならず、現代史・地域研究・社会科学などを含む異なるディシプリンを基盤とする新しいアプローチに立脚したチ ベット研究を志す若手研究者が増加し、将来、学界の牽引力になることが期待されています。このタイミングで日本において世界の若手チベット学研究者が神戸 に一堂に会し、議論と相互交流を通じて、チベット研究の深化と新展開を目指すことは時宜を得たものでありました。
開催日 | 時間 | 内容 |
9月3日 | 11時~17時30分 | 開会式、基調講演、セッション |
9月4日 | 9時~18時 | セッション、ポスター発表 |
9月5日 | 9時~17時 | セッション、ワークショップ |
9月6日 | 9時~17時 | セッション、閉会式 |
9月7日 | 9時~16時 |
フィールドワーク |
関連リンク
国際セミナー 現代スラヴ・アスペクト研究の動向(Current Issues in Modern Slavic Aspectology)
神 戸市外国語大学では2015年11月13日から15日に京都産業大学で開催された国際スラヴィスト会議アスペクト研究部門主催第5回国際アスペクト会議に 併せて、11月16日に国際セミナー「現代スラヴ・アスペクト研究の動向(Current Issues in Modern Slavic Aspectology)」を開催いたしました。
本国際セミナーは三部形式で行われ、各セクションでは、司会者によるテーマ導入を兼ねた研究史概略のスピーチがあり、続いてアスペクト研究の第一人者であるロシア人研究者の方々からの基調講演がありました。
パ ネルディスカッションの総合司会はA. Barentsen氏が務め、そのほかR. Benacchio氏, H.R. Mehlig氏, H. Tommola氏, N. Zorikhina Nilsson氏の4名のパネリストを中心に、活発な質疑応答や意見交換がなされました。
【開催日】 2015年11月16日
【場所】 神戸市外国語大学 三木記念会館
【スケジュール】
時間 | 内容 |
10時00分 | 開会の挨拶 東京外国語大学 名誉教授 中澤 英彦 開催校挨拶 神戸市外国語大学 学長 船山 仲他 |
10時15分 | セクションI 「世界の言語とアスペクト」 司会:V.S. Khrakovskii氏「Aspectology in Typology」 基調講演:V.А. Plungian氏「Aspect Cross-Linguistically」 |
13時30分 | セクションⅡ「動詞の語彙的アスペクト」 司会:Е.V. Gorbova氏「動詞の語彙的な体」 基調講演:S.G. Tatevosov氏「Lexical and Compositional Ingredients of Russian Aspect」 |
15時30分 | セクションⅢ「スラヴ語の体/アスペクト」 司会:Е.V. Paducheva氏「Ju.S.マースロフのアスペクト理論における基本的概念」 基調講演:Е.V. Petrukhina氏「動詞の体のスラヴ諸語間対照研究」 |
17時10分 | 閉会の挨拶 神戸市外国語大学 副学長 岡本 崇男 |
【参加者】 約54名(海外参加国:ロシア、オランダ、イタリア、ドイツ、フィンランド、スウェーデン等)
【主催】 ロシア語研究会木二会