近年、大学生の危険ドラッグ、大麻などの薬物の使用・所持に関する犯罪行為が相次いでいます。20歳代を中心とする若年層への拡大が特に顕著となっており、本学の皆さんの身近にも起こる可能性があります。

危険ドラッグ、大麻などの薬物の所持、使用、販売などの行為は重大な犯罪であり、絶対に行ってはいけません。逮捕された後は法律により厳しく処罰され、社会的に大きな責任を負うとともに、家族や友人を含む周囲の人に多大な迷惑をかけます。本学での懲戒処分も免れません。

「合法だから安全」「一度だけなら大丈夫」などは誤った認識です。

SNSなどで見られる「大麻は害が少ない」という情報も誤りです。

薬物を勧められた場合は、きっぱりと断ってその場からすぐに離れてください。

海外では所持だけでも死刑などの厳罰を科す国もあります。海外に行くことの多い本学の皆さんにも、知らないうちに運び屋にされるなどの犯罪行為に巻き込まれる危険性があります。見知らぬ人を安易に信用しないこと、お金を貸してほしい、荷物を運んでほしい等の話には乗らないことが大切です。

また、海外では合法とされる薬物もありますが、薬物の使用は常習性があり、一度使用すると止められなくなります。薬物は、心身に有害であると同時に、その依存性・中毒性が問題です。「一度だけなら」などの安直な考えはやめてください。

薬物使用は健康被害だけでなく、学業・就職・人間関係に深刻な影響を及ぼします。一度の好奇心が一生を左右することもあります。

薬物と一度も関わることなく、外大生としての自覚を強くもち、学生生活を送っていくことを切に望みます。

【参考資料】
警視庁ウェブサイト「薬物乱用はやめましょう」(外部サイト)
危険ドラッグについて
海外渡航時の注意点について