神戸市外国語大学は株式会社ANA総合研究所と連携に関する基本協定を締結しており、神戸空港の国際化に関する課題解決型(PBL)授業を実施しています。
授業のねらい
神戸市はいま人口減少という課題を抱えており、神戸空港の国際化を契機として、神戸市の地域活性化をどのように進めていくかは、重要な政策課題となっています。
本PBL授業では、こうした政策課題にアプローチするため、エアライン・ビジネスを軸としながら地域活性化の支援事業も展開する航空輸送企業と連携し、国際空港やエアライン関連ビジネスが抱える課題について、経済・経営学的な視点から分析し、国際空港化した神戸空港の利活用のあり方について考えていきます。
具体的には、連携企業が提示する課題について、少人数のチームを組み、チームごとに課題発見、課題に対する分析を行い、課題克服の方策を見い出します。
本PBL授業は、
(1) マーケティングや経営の経済学の視点から企業の行動やその帰結について分析する力
(2)エアライン・ビジネスや空港関連ビジネスについての深い知識や洞察力
(3) 他人と協力しながら一つのプロジェクトを遂行し、その成果を分かりやすく発信する力
(4) 課題解決に際して直面しうる様々な障壁に正面から立ち向かう力
を身につけることを目標としています。
授業内容
| 講義の様子 | 空港見学会 | 最終報告会 |
第1回:オリエンテーション
第2回:企業の行動分析と課題解決に向けての方法論
第3回:エアライン・ビジネスの概要と課題提示(連携企業との対話を通じて、解決すべき課題を理解し課題解決に向けた情報収集を行う)
第4回:チームビルディング
第5回:各チームの作業内容に関する進捗確認
第6回:各チームの中間報告の内容に係る議論
第7回:中間報告会(連携企業等の参加の下、各チームの中間報告を行い、フィードバックを得る)
第8回:中間報告の振り返り
第9回:作業内容の概要の確認
第10回:作業内容の詳細についての確認
第11回:作業内容の全体についての議論
第12回:最終報告内容の最終確認
第13回:最終報告リハーサル
第14回:最終報告会(連携企業等の参加の下、各チームの最終報告を行い、フィードバックを得る)
第15回:最終報告会の振り返りと今後の自身のキャリア計画の立案
*当授業内容は2025年度のものであり、今後、変更する可能性があります。
参加学生の声
- 学生が自主的に意欲的に取り組める雰囲気がある。
- 先生が質問を随時受け付ける姿勢をとっており、授業に取り組みやすい。
- 自主的な課題の設定、実現に向けた具体策、金額の検討、企業を訪問してのヒアリングなどにより、自主性が成長した。
担当教員の声
参加学生は、神戸や地域経済と真摯に向き合い、自分たちの頭で課題について考え、最終報告会では、株式会社ANA総合研究所から期待を超える提案であったとの評価をいただくことができました。本PBL授業は、同社の協力により、理論と実践、双方の貴重な学びの場となっています。
神戸市の公立大学として、神戸空港国際化を契機とした関西地方の活性化や、不足する航空・空港関連人材の輩出等において、地域や社会に少しでも貢献できるよう、取り組んでいきたいと考えています。
