神戸市外国語大学

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【魅力発信事業2024】創作・翻訳 紆余曲折―『正しい』絵・訳にどうやってたどり着くのか

【開催報告】
10月10日(木曜)に翻訳家の柴田元幸客員教授と絵本作家のきたむらさとし客員教授による講演会を開催し、一般の方をはじめ、本学の教職員・学生が参加しました。

当日は神戸市外国語大学名誉教授でもある翻訳家の柴田元幸先生と絵本作家のきたむらさとし先生を迎え、お2人の作品を取り入れながら対談形式で講演を行いました。
講演会では、読者にとって分かりやすい絵や訳文が出来上がるまでの過程や創作・翻訳時における語学・文学との関わりの愉しさを語っていただきました。

お2人の先生方の試行錯誤のお話や翻訳の原稿段階の訳、絵本の下絵など、知らなかった裏側を知り、ひとつの作品が仕上がるまでの道のりを知ることができました。講演後の質疑応答の時間では、たくさんの参加者からご質問をいただき、お2人の先生方と交流できる貴重な時間となりました。
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【参加者からの感想(一部抜粋)】

柴田さんの翻訳のお話も興味深かったです。今まで、翻訳は難しい世界と思っていたので、原作の雰囲気をどうやって伝えるかを推敲される様子が面白く、翻訳にも魅力を感じました。

詩を絵本にしたきたむら先生の話に驚きました。絵本は絵本用の話からしか作られていないと思っていたので様々な種類の作品に触れてアイディアを抽出していくのが新しくて面白いなと感じました。

翻訳の話だけでなく、絵本を思いつく流れや、元の文からどのように絵を描いたのかなど、言葉と絵が合わさった絵本ならではの表現の面白さを感じました。子供の時には気づかなかったことで、絵本を味わう楽しい時間でした。

翻訳は翻訳者が主体的に訳すものだと思っていましたが、文章に従っていると聞いて、文章に従うからこそ原文の良さを残して良い訳文としてできるのだなと思いました。

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