授業概要
本学の在学⽣が総合型選抜での⼊学予定者を対象にし、ピア・ラーニング(Peer Learning:学習者同士が対話等を通じ互いに教え学び合う学習手段)の⼿法で、⼤学での学びについて指導します。これにより、⼊学予定者・在学⽣いずれものアカデミック・スキル向上を図るPBL型の授業です。
在学生は、対面方式の授業としてキャンパスライフに関わる基礎的事項・アカデミックスキルに関する内容を振り返り、さらなる初心者に適切に伝達・指導する能力を身につけます。また、チームリーダーとしての主導力・起動力・機動力を養成します。
⼊学予定者はZOOMで参加し、在学⽣と共に学びます。⼊学前の早い段階で、⼤学での学びに触れ、⼊学後の⽣活をイメージすることができます。
授業の様子
大学の教室は以下参考画像のイメージで、入学予定者とZOOMでつながります↓
| 回 | 概要 |
| 第1回 | オリエンテーション:授業の目的・流れ・期待役割を確認する。 |
| 第2回 | レポートの書き方・議論の進め方・指導スキルの基礎を学ぶ。 |
| 第3回 | 模擬指導演習:在学生同士で「レポート作成支援ロールプレイ」や「ミニ・ディスカッション練習」。 |
| 第4回 | 課題テーマ発表とチームビルディング演習:在学生のみで準備。 |
| 第5回 |
(この回から)入学予定者を迎え、チームを編成。課題図書・テーマを確認し、自己紹介と目標共有。 |
| 第6回 | 読書・ディスカッション①(各チームで進行。在学生がファシリテーター役を担う)。 |
| 第7回 | 読書・ディスカッション②(在学生がまとめ役を担当。入学予定者の意見を引き出す工夫を実践)。 |
| 第8回 | レポート作成と最終発表会(チーム成果を共有し、相互フィードバック) |
参加在学生の声
- チームをまとめる力が身についたと思います。
- 今まで何となく書いていたレポートの体系的な書き方を初めて学習し、アウトプットを通して、最初よりしっかりしたレポートに対する知識が身につきました。また入学生との交流を通して、自分が大学生活に抱いていた希望や不安を思い出し、次年度もだれることなく、一生懸命大学生活に取り組もうと思いました。
- 必要単位外だったのですが、これを履修すれば、自分の身になる!という思いで受け、本当に成長できたなと思います。社会人になっても必要なリーダーとしての素質を、これからも培っていきたいです。
入学予定者の声
- 初めて本格的にパソコンで授業を受けたり、レポートを書いたり、発表するためにパワーポイントを作ったり、パソコンを操作する能力を入学前に少し身につけられたことが良かったと思います。また毎回、課題図書の中で気になったことを発表するため、私自身の関心がどの方面に向いているか、明らかになっていったことも良かったです。
-
このプログラムを通じて、初対面の人々とどう関わればいいのかや、外国人労働者についての実態を学ぶことができました。オンライン上でコミュニケーションをとることは難しいけれど、アイスブレイクの時間を活用して、お互いを知って打ち解けることが重要だと感じました。また、論文の書き方や引用についてもファシリテーターの先輩からアドバイスをいただいて学ぶことができました。
-
高校生のうちは元々答えのあるものを学ぶという感じだったけれど、大学生の学びは自分から答えを作り出さなければならず、とても難易度が上がっていました。大学生になる前からレポート作成方法などを知ることができ、とてもよかったです。
教員のコメント
2025年度に新設した「キャンパス・リーダーシップ」ですが、全国的にもほぼ例のない、新しいタイプの授業で、教員としても大変挑戦的な取組でした。
在学生にとっては、「リーダーとは何か」「チームビルディングとは何か」を身をもって体験するとともに、大学の生活のこと、アカデミックスキルのことを見直すきっかけとなったようです。
このわずか8回の授業の中でも、目覚ましく成長した学生もいて、非常に嬉しく思っています。社会に出ていっても、チーム構成力やリーダーシップが大いに問われます。その観点からも今回の授業がヒントになるなら望外の喜びです。
入学予定者の人たちは、まだ全国の高校に通いながら参加してもらっているので、オンラインでの出席となりました。しかし、各人が非常に積極的に発言し、また合同発表会での発表や力のこもったレポートを作成してくれたことに大変感激しています。たった4回の授業+レポートではありましたが、入学予定者には自身の成長を実感してもらえたようで、この授業を実施して良かったと感じております。
私自身も今回の授業のアンケートなどで多くのフィードバックをもらっています。次年度以降の改善に役立てていきたいと考えております。
