授業概要

各自テーマを設定し、担当教官と相談しつつ、リサーチ、インタビュー、プレゼンテーションの準備を、主体的に進める自由研究型の授業です。国際都市神戸と世界の「つながり」に焦点を当てます。

神戸の特徴(歴史、文化、宗教、教育、建築、ファッション、防災、観光、政治、ビジネスなど)を切り口に研究テーマを選び、文献調査、データ収集、インタビュー等を行い、まちが直面する問題性を特定、既存の解決に向けた取組を分析評価、そして自身の改善策を検討します。

学んだことをまとめるだけに留まらず、批判的考察によって課題を明らかにし、未来志向、問題解決型の提案を含むようにまとめあげ、英語でプレゼンテーションします。

このような知的訓練を通して、神戸から世界を、世界から神戸を捉える双方向の視点や思考能力、実践的な問題解決能力を養い、グローバル人材の育成を目指します。

授業内容 

概要
第1回 Course Introduction 
第2回 Exploring and Deciding Research Topics (1) First Round of Brainstorming
第3回 Exploring and Deciding Research Topics (2) Second Round of Brainstorming
第4回 Library Tour and Research Guidance
第5回

Independent Study (1) Students will have individual meetings with the instructor to report and discuss their progress. 

第6回 Independent Study (2) Students will have individual meetings with the instructor to report and discuss their progress.
第7回 Independent Study (3) Students will have individual meetings with the instructor to report and discuss their progress.
第8回  Independent Study (4) Students will have individual meetings with the instructor to report and discuss their progress.
第9回 Independent Study (5) Students will have individual meetings with the instructor to report and discuss their progress.
第10回 Independent Study (6) Students will have individual meetings with the instructor to report and discuss their progress.
第11回  Independent Study (7) Students will have individual meetings with the instructor to report and discuss their progress.
第12回 Final Presentation (1) Student 1-3
第13回 Final Presentation (2) Student 4-6
第14回 Final Presentation (3) Student 7-9
第15回 Final Presentation (4) (for Student 10) and Course Reflection 

参加学生の声

  • 国際関係学科2年生Nさん
    「神戸研究」を通して、課題に対して最初から解決策を出すのではなく、まず丁寧に調査・分析し、既存の取組とその限界を踏まえて議論を構築するという「課題探究の思考プロセス」が身につきました。特に、公式資料は前向きな情報が中心になりやすく、都合の良いデータに引っ張られないために、一次情報や現場感、反証となる情報も含めて確認する姿勢が重要だと実感し、情報リテラシーが大きく鍛えられました。
    また、Canvaのホワイトボードのように自由に広げられるツールを使って思考を外部化し、ロジックツリー等で頭の中を整理する方法を身につけられたことも大きな発見でした。議論の進め方からプレゼンでの伝え方まで一貫して学べたことで、営業面では「なぜこの商材が良いのか」を課題から筋道立てて説明でき、マーケティング面では根拠ある提案を組み立てられ、コンサルティング的な場面でも相手の課題を正確に捉えた解決案につなげられると感じています。実際にインターン活動でも驚くほど役立ちました。少人数制で質も担保され、丁寧で的確なフィードバックを受けられる、非常に実践的で成長できる講義でした。

  • 国際関係学科2年生Sさん
    本講義を受けて、「大学らしい学び」ができたなと感じました。これまでは答えがあるものに対して適切な解を出すという学習が主だったこともあり、自分で課題を見つけ、その課題に対する最適な解決策を試行錯誤していくというプロセスはあまり馴染みがなかったので、当初は分からないことが多く少し苦戦しました。授業では毎週、先生からのフィードバックや他の履修生の進捗を聞く機会などがあったので、自分には思いつかないような考えが聞けて非常に学びになりましたし、自分になかったアイデアを新たに取り入れることができました。また、類似産業の成功事例から自分の考えた課題に関連するものはないか調べたり、インターネットだけでなく実際に当事者の方々のもとへ伺ってインタビューを行ったりすることでリサーチ力がついたり、聞き手に伝えたいことをわかりやすく伝えられる効果的なプレゼンテーションの型を学べたりと、実践的な経験ができ今後の自分にとって役に立つ学びを得られました。

  • 国際関係学科2年生Mさん
    これまで本格的な課題研究に取り組む機会が少なかったため、この授業では調査の進め方や具体的な手法を一から体系的に学ぶことができ、有意義な経験となりました。 ネットだけでは得られない情報を得るために、自ら行政機関へ直接問い合わせ、それをもとに調査の方向性を少しずつ変えたり、主体的に行動し分析する力を得られました。
    履修時は2年生でしたが、ゼミ配属前に調査分析の実践的なプロセスを体験できたことは、今後の学びの土台を作れたため、大変ありがたく感じています。講義の内容は非常に高度で、試行錯誤の連続でしたが、修得すべき内容が凝縮されており、時間をかけて取り組む価値が十分にある授業だと思いました。

  • 国際関係学科2年生Kさん
    一言でこの授業を表すと、「能動的な学びができる授業」だと感じました。この授業は、神戸の社会問題を一つ取り上げ、実際に行われている解決策の抜け穴を探し、そこを補うために他の自治体の取組を参考にしながらより高度な解決策を模索していく流れです。最終的にはプレゼン発表もあります。毎週の課題でリサーチを各自で進め、授業でリサーチへのフィードバックをもらい、また次週でリサーチを進めます。他の授業に比べたら、大変なことも多いですが、課題解決のためのステップを学ぶことは、神戸の事だけでなく、国際問題を考える上でとても重要な事だと思います。ぜひこの授業を受講して、課題解決能力を磨いてください!

教員のコメント

本講義の担当教員は、本学の卒業生で、海外の民間非営利シンクタンク研究員の経歴を持ち、公共政策(人口高齢化・人口減少)を専門としています。社会課題の解決方法の研究や提言をプロとして従事してきた経験を大学の教育プログラムに落とし込み、神戸市の直面する課題を事例に取り、本学学生の情報収集、分析評価、解決策の検討、プレゼン等にかかるスキル習得を目的とした実践的トレーニングとなっています。履修した学生もコメントして下さっているように、課題研究から得られる知識やスキルの汎用性は高く、行政機関による社会課題への取組、民間企業のビジネス課題への取組、個人的な課題への取組など、広く活用していただけると思います。少人数制の講義のため履修定員に限りがありますが、在学中に是非挑戦していただきたいと思います。