英米学科教授
山口治彦 (やまぐちはるひこ)
Professor
Haruhiko YAMAGUCHI

hikoyama(at)inst.kobe-cufs.ac.jp ※(at)を@に変えてご利用ください。

MESSAGE

写真: 山口治彦 H. Yamaguchi電話で謝るときってないですか。「申し訳ございません、週明けには必ず原稿を用意しますので…」なんてね。私はそういうとき、相手には見えてもいないのに、何度も頭を下げて謝ってしまうタイプの人間です。でも、なぜ、そうするのでしょう?相手に見えていないのだから、椅子にふんぞり返ってそのセリフを吐いても、いいですよね。 もっとも、ふんぞり返って謝罪の言葉を伝えるのは、少なくとも誠意を持ってそう述べるのは、至難の技です。なぜなんでしょう?ことばと私たちの関係は、ものすごく密接なことになっていて、体の姿勢だって実は自由ではないのです。 だとしたら、ことばの成り立ちや表現の仕方をつぶさに眺めることで、今まで知らなかった私たちの姿が見えてくるかもしれません。英語には英語の、日本語には日本語のやり方があるかもしれません。両者に共通することもあるかもしれません。そんなことを様々なテクスト——会話、体験談、漫画、映画、小説、絵本、ジョークなど、目にすることばならなんでも——を対象に勉強しています。

最終学歴(学位) Degrees

大阪市立大学文学部卒業(文学士)
大阪市立大学大学院文学研究科前期博士課程修了(文学修士)
同上後期博士課程単位取得退学

研究分野 Research Field

談話分析、語用論。発話の場が言語の形式やディスコースの構造にどのような影響をもたらすのか研究しています。より具体的には、英語や日本語における引用・話法の研究や、さまざまなディスコース・ジャンル(ジョーク、漫画、小説など)におけるテクスト分析が、中心的な研究課題です。

Pragmatics and discourse analysis

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