神戸市外国語大学研究倫理指針が2018年4月1日に制定され、本学において「人を対象とする研究」を行う研究者は、その研究計画が本指針等に適合しているか研究倫理委員会に審査を求めることができるようになりました。審査を希望する方は下記に従って手続きをおこなってください。
ここでいう「研究者」とは、本学に在学又は在籍して研究に従事する者をいいます。ただし、大学院生及び研究生が行おうとする研究については、指導教員が内容を十分に検討し、必要があると判断した場合に指導教員が申請を行うこととします。
学部学生が行おうとする研究については、指導教員が十分な倫理的配慮を行うよう責任を持って指導することとしますが、そのうえで指導教員が必要があると判断した場合には、大学院生・研究生の例に準じ、指導教員が申請を行うことができます。

倫理審査の対象となる研究として想定されるもの

  1. 研究対象者の人権の尊重、心身の安全、個人情報の保護等について、法令等の規程(※1)に反する可能性を含め、問題が生じる恐れがある場合
  2. 研究費申請あるいは学会等への論文投稿・学会発表に際し、所属機関の倫理審査を受けることが義務づけられている場合
  3. 共同研究の相手企業等から研究実施にあたり所属機関の倫理審査を受けることを要請されている場合
  4. 利益相反(※2)の恐れのある企業、団体等との共同研究や受託研究である場合
  5. 研究実施に当たり、研究対象者との関係において、短期的・長期的に倫理的問題が生じる等により、関係機関に不利益が生じる可能性を勘案して、研究者自身が研究倫理委員会からの意見を求めることを希望する場合 その他、研究者が必要と考える場合

(※1)関係法規の例
・日本国憲法(第13条(個人の尊重、生命・自由・幸福追求の権利の尊重)
・教育基本法(前文/個人の尊厳)
・個人情報保護法

(※2)利益相反とは...
「外部との経済的な利益関係等によって、公的研究で必要とされる公正かつ適正な判断が損なわれる、又は、損なわれるのではないかと第三者から懸念が表明されかねない事態」(厚生労働科学研究における利益相反の管理に関する指針 2008.3.31)をいう。

審査申請の手続きおよび審査方法

  1. 申請者は、所定の次の様式「研究倫理審査申請書」、「研究計画書」を作成し、その他添付書類とともに研究所グループへ提出してください。
  2. 研究対象者への説明書や同意書については様式の指定はありませんが、同意書の作成例を掲載しますので、参考として下さい。
  3. 申請書受理後、研究倫理委員会により審議します。委員会は必要があるときは、申請者の出席を求めて説明又は意見を聴くことがあります。
  4. 「研究倫理審査結果通知書」を申請者へ通知します。

研究倫理審査申請様式

「研究倫理審査申請書」

「研究計画書」

「同意書」作成例

諸規程

神戸市外国語大学における研究行動規範

神戸市外国語大学における研究活動上の不正行為の防止に関する規則

神戸市外国語大学研究倫理指針

神戸市外国語大学研究倫理委員会規則

「神戸市外国語大学研究倫理委員会の運用について(内規)」

問い合わせ・提出先

研究所グループ 研究所班 研究支援担当
【TEL】078-794-8161
【E-mail】e-Rad(at)office.kobe-cufs.ac.jp
※(at)を@に置き換えてください。