就職・資格

2026年10月19日

【卒業生お仕事図鑑】株式会社ゼンショーホールディングス

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【卒業年月】2024年3月
【卒業学科】ロシア学科
【卒業高校】兵庫県立星陵高等学校

勤務先の企業について教えてください。

ゼンショーホールディングスは、「食を通じて、人類社会の安定と発展に責任をおい、世界から飢餓と貧困を撲滅する」という企業理念のもと、「すき家」「はま寿司」などの外食事業をはじめ、中食・小売・介護事業を国内外で展開しています。原材料の調達から製造・加工、物流、店舗での販売までを一貫して行うマス・マーチャンダイジング・システムを構築し、世界中の人々に安全でおいしい食を手頃な価格で届けることを目指しています。

現在のお仕事の内容について教えてください。

本部の水産部に所属し、水産品のバイヤーとして仕入・調達業務を行っています。マグロ・サーモン・サバなど、魚種ごとに専門知識を持つバイヤーが在籍しており、私は海藻類やだし、乾物などを担当しています。半年前までは商品・原料の輸出入を担当する部署にいたため、バイヤーとしてはまだ経験を積んでいる段階です。しかし、これまでに培ってきた貿易や物流の知識を活かしながら、日々業務に取り組んでいます。現在は先輩社員とともに、お取引先様との商談や商品開発、販路拡大に向けた取組を進めながら、原料や産地、加工方法、流通などについて幅広く学んでいます。

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豊洲市場でお取引先様より商品説明を受けている様子。

現在のお仕事を選んだ理由・きっかけは何ですか?

就職活動では「海外と関わる仕事」と「人々の暮らしを根底から支える仕事」の二つを軸にしていました。在学中にモスクワの日本国大使館で約2年間勤務し(在外公館派遣員制度)、日本の国益を守るために働く人々を間近で見た経験から、私も多くの人の生活を支える仕事がしたいと考えるようになりました。その中で、海外での経験や取組を高く評価し、必要としてくれたこと、また社員の方と話す中で、自分に合ったキャリアを築けると感じたことから入社を決めました。

神戸市外大での学びが社会(企業)で生かされていると思うことは何ですか?

物事に対して自分なりの考えを持つ姿勢です。留学や旅を通して多様な価値観に触れ、先入観にとらわれず、自分の目で見て、感じたことをもとに考える大切さを学びました。社会人になった今も、現場に足を運んで物を見たり、周囲の話に耳を傾けたりしながら、「自分はどう考えるか」を大切にしています。

*在学中の活動に関するインタビュー記事は、こちら(HaMiDaSu特設サイト)からご覧いただけます。

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留学先の大学で書道教室を開いていました。漢字圏ではないロシアの人たちに、どう教えたら良いのか、試行錯誤の連続でした。

社会人になってから在学中にしておけば良かったと思うことはありますか?

学生時代はロシア語学・文学を専攻し、当時の自分ができることはやり切ったという思いがあります。一方、現在は貿易や食材の調達に携わるなかで、為替や市場の動き、国際情勢などが仕入価格や物流に大きく影響することを日々実感しています。専門分野に加えて、経済やビジネスについても学んでいれば、さらに広い視野を持てたのではないかと思います。

神戸市外大を志望した理由を教えてください!

高校時代に、父の仕事をきっかけにロシア語圏に興味を持ちました。言語だけでなく、その地域の文化や歴史・人々の考え方を深く学びたいと思い、ロシア学科を志望しました。

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大学1年生で参加した語劇祭の様子。左側のグレーのスーツを着ているのが私です。ロシア語の台詞を丸暗記して、役に合う話し方・立ち振る舞いを考えながら演じました。

神戸市外大で楽しかった授業はありますか?

19世紀のロシア文学を扱った講読の授業です。予習・復習は大変でしたが、辞書を引きながら単語の意味や文法、表現を一つひとつ確認し、少しずつ文章を読み解いていく作業に面白さを感じました。日本語訳だけでは気付かない言葉のニュアンスや表現にも気付くことができ、難しい文章を自分の力で理解できた時の達成感も心に残っています。

在学中の思い出について教えてください。

モスクワでの勤務中に、現地のオペラ公演に関わったことです。留学前にロシア語劇団で役者として活動した経験が縁となり、ロシア語のスクリプトの翻訳や読み上げを担当しました。通常業務と並行して準備を進めるのは本当に大変でしたが、自分が関わった作品が実際に舞台で上演されたことは忘れられない経験になりました。

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モスクワで働いていた頃、ボリショイ劇場にて。バレエやオペラが好きでよく通いました。

就職活動時に外大生で良かったと思ったことは?

語学力そのものよりも、海外で異なる価値観に触れ、自分なりに考えて行動したことを評価していただけたことです。さまざまな活動を通じて培った主体性は就職活動でも大きな強みになりました。

最後に外大生や外大を目指す受験生へメッセージをお願いします!

自分の「知りたい」「やってみたい」という気持ちを大切にしてください。今取り組んでいることが、すぐに将来の仕事に繋がるとは限りません。しかし、自分の目で見て、聞いて、心で感じながら積み重ねた経験は、生き方そのものの土台となります。学生時代は、さまざまなことに挑戦できる貴重な時間です。ぜひ失敗を恐れず、興味を持ったことに挑戦してください。