2016年11月16日

「英語教育オープンクラス 2016」開催報告

11月10日(木曜)に本学で開講している英語教育、言語文化教育、教員養成関連科目を現職の先生方に見学いただく「英語教育オープンクラス」を開催しました。例年より参加者の方が少なかったものの、参加された先生方からは満足のお声をいただきました。下記に感想を掲載します。

参加者の声(一部抜粋)

  • とてもレベルの高い授業で大変刺激を受けました。
  • 今日授業を見せていただいて、非常に感心致しました。学生さんたちの力に驚き、その力を引き出し伸ばすような教育が実践されていることに喜びとうらやましい気持ちでいっぱいになりました。私も自分の職場で頑張りたいと思うような良い経験をさせていただきました。

「英語教育オープンクラス」開講授業   

第3限(12時45分~14時15分)

野村 和宏教授 「英語教育法」 107教室

英語教師に期待される英語教育の理論的知識と実践的教育力を身につけることを目指し、後期も既に授業論、指導案、授業研究法など、さまざまなテーマで議論 しています。次週11月17日からは学生による模擬授業を始めます。オープンクラス当日は学生のTips発表と、国際理解教育をテーマとする予定です。

田村 美恵教授 「教育心理学」 502教室

この授業は、教育の諸問題を理解するために必要な「発達」や「学習」に関する心理学的知識を習得することを目標としています。新聞記事や視聴覚教材等にも 触れながら、教育の現状と課題について、視野を広げ深く考えることを目指します。当日は、児童期、及び青年期の子どもの「自己」について学ぶ予定です。

第4限(14時25分~15時55分)

山口 征孝准教授 「英語学特殊講義」 203教室

この授業はビジネスに役立つ材料を英語により行うことで提供します。特に、ニュージーランドと日本の職場談話を研究するための理論的知識と実践的分析力を 身につけることを目標としています。英語圏で見られるスモール・トークとユーモア(ジョーク)が職場でどう使われるかについてデータを通し学習します。

星野 徳子准教授 「応用言語学」 105教室

Although we understand, speak, and acquire language effortlessly, cognitive processes involved in language use are more complex than we think. On November 10, we will consider the question of whether the languages we speak influence our thoughts. (前半の講義は英語で、後半のディスカッションは日本語で行います。)

繁沢 敦子准教授 「翻訳」 612教室

翻訳とは一つの言語の文章を別の言語の同意の単語で置き換えることではありません。その言葉に含まれる考えや感情、雰囲気を、元言語の筆者が意図したとお りに伝えることが重要です。本クラスでは複数のプロジェクトで和訳と英訳に取り組んでいます。当日は人気コミックスを教材に授業を行う予定です。

第5限(16時05分~17時35分)

難波(なば)() 仁美教授 「米文学史」 504教室

米文学史の授業です。前期では15世紀ヨーロッパ人のアメリカ発見から19世紀南北戦争まで、後期では19世紀後半から現代までを講義します。文学作品は それだけで楽しむことができますが、歴史の文脈の中において考えれば別の視点からの発見があります。PPTや映像を使いながら、アメリカ文学について考え ます。

船山 仲他教授 「会議通訳」 応用視聴覚教室

同時通訳ブース4つを備えた応用視聴覚教室で実際に英語⇔日本語間の通訳演習をします。期間の最初の段階では、同時に訳す作業の要領についての講義、材料 として使う原発話の背景や専門用語などについての勉強をします。その後はブースに入る時間を増やし、事後に各パフォーマンスについてコメントします。

第6限(17時50分~19時20分)

野村 和宏教授 「パブリックスピーチ」 107教室

パブリックスピーチについて、その目的、スタイル、原稿の構成、アイコンタクト、ジェスチャーなど、さまざまな観点から学び、それらを実践し身につけてい くためのスピーチセッションを行います。学生が司会進行、即席スピーチ、準備したスピーチ、相互の論評を行い、最後に担当教員が講評します。授業は英語で 行います。

対象となる先生方:

神戸市の小学校、中学校、高等学校教員、兵庫県の高等学校教員、神戸外大大学院英語教育学専攻院生