2017年10月12日

「英語教育オープンクラス 2017」開催報告

10月9日(月曜・祝日)に本学で開講している英語教育、言語文化教育、教員養成関連科目の授業を現職の小中高等学校の先生に見学いただく「英語教育オープンクラス」を開催しました。今年は18人の現職の先生にこ参加いただきました。

参加者の声(抜粋)

  • 一つの詩について、とても詳しく解説されており、作品の世界に入り込めたような気がしました。先生があらかじめ用意された議論のポイントについて、受講生が真剣に考えて発表しているのが印象的でした。
  • (発音の授業では)授業をほとんど英語で行っていらっしゃることに驚きました。視聴覚機器を効果的に利用されており、英語の発音の矯正が自分の納得のいく形で楽しく行えそうだと思いました。
  • (英語教授法の授業では)学生に疑問を投げかけそして学生たちの意見を引き出し、その上でそれらをまとめて、ある命題に導くという素晴らしい教授法を見せていただき大変参考に、そして勉強になりました。
  • 大学生が実際に受けている授業を見学できるという貴重な機会を提供していただき本当にありがとうございます。先生方の周到に準備された授業や学生への丁寧な対応を拝見し、日頃の自分の授業や生徒に対する態度を振り返るよい機会となりました。
  • 授業の中で"しかけ"を作り、ペアやグループでお互いの意見を発表する活動を楽しめました。自分自身で考え、気付き(発見)のある授業を体験でき、とても貴重な時間でした。どのような教材を使うかにより、"学び"が楽しくなることもまた痛感しました。
  • 発音の授業では、自分が詳しく勉強したことのない発音について教えていただけたのでとてもおもしろかったです。なんとなくやり過ごしていた部分や外国の方の発音と日本人の根本的な違いに気付けてよかったです。
  • 大学の授業の1コマを体験でき有意義でした。野村教授の発音が美しく、分かりやすかったです。母音の発音の仕方について、改めて説明を聞き、もっと学習したいと思いました。
  • (会話の授業では)4人組のグループで会話の練習をして、若い学生と語り合うことができとても刺激的でした。みなさんとてもcommunicativeでopen-minded!!素敵な学生さんたちでした。
  • 久しぶりに学生に戻った気分で純粋に学ぶということを楽しめました。会話も、発音も、どちらもとても楽しく刺激的でした。来年度か、それ以降かも知れませんが、働きながらの大学院に通うことを考えていきたいと思います。
  • 基本的なことが分からないまま小学校で英語の授業が始まってしまうことに不安を覚え、参加しました。講読の授業は、英語の詩を扱ったものでした。配られたプリントを見ながらの受講でしたが、自分の勉強不足を痛感させられました。発音の授業では、発音だけというのが正直とても不安でしたが、野村先生の明るい対応もあって、終わりの方では何度も自分の声を録音しました。またやってみたい!と思いました。自分の中で分からなかったことをきちんと勉強しなければと思いました。貴重な機会をいただきありがとうございました。

日程および見学可能科目

2017年10月9日(月曜・祝日)

第1限

8時50分~

10時20分

D. Farrah教授

専攻英語I会話 A-G2 (103教室)

We will work to enact and bring to life the English learned in high school. Students will become accustomed to communicating with each other (not just the teacher). Throughout the year, attention will be given to vocabulary acquisition and pronunciation. Toward the end of the year, conversational flow will be emphasized. Creative and critical thinking will be encouraged. (この授業は英語で行われます。)

吉川 朗子教授

専攻英語II講読 [3] C (101教室)

詩においては、倒置や省略、音や改行の工夫、比喩など様々な技法を用いて言葉の創造性を高めます。言語の持つこうした詩的側面に注意を払うとともに、文化的・歴史的な背景にも触れながら、グループ・ディスカッションを通して英国人が最も愛する詩の一つとされるW.H. Audenの 'On This Island'の世界を味わいます。

2

10時30分~

12時

野村 和宏教授

専攻英語I発音 C (2AV教室)

英語が国際語として世界各地で用いられている中、日本で英語を専門的に学ぶ学生として誰にでも理解される標準的な英語発音を身につけることを目指します。具体的には音声器官と調音方法の理論的理解と共に、実践練習、耳の訓練を通して英語発音を学んでいきます。当日は母音を取り上げます。

篠田 実紀教授

専攻英語II講読 [1] B (502教室)

本授業では、アジア系アメリカ人作家の文学作品を通して国際関係を考えます。前期は中国系アメリカ人、後期は日系アメリカ人の作品を読み、新天地アメリカに渡った1世とアメリカ生まれの2世との間に生じる葛藤や、出身国と移住先の国との関係が移民に及ぼすインパクトなどについて考察します。

3

12時45分~

14時15分

玉井 健教授

英語教育法「第1」2-G3 (106教室)

本授業は教職課程における必修科目です。今回の授業では「外国語習得におけるリーディングとは何か」をテーマに、心理言語学的側面、社会文化的側面から考えることによって、英語リーディングの複雑さ、多面性が浮かび上ればと考えています。それは取りも直さず学習者が教室で経験していることでもあります。

M. Theado教授

研究指導 (505教室)

We will learn the basics of New Critical approaches to evaluating literature, and then discuss approaches that value emotional responses. This lesson will prepare students for an upcoming lecture by visiting scholar Jane Thrailkill, author of "Affective Fictions: Mind, Body, and Emotion in American Literary Realism." (この授業は英語で行われます。)

4

14時25分~

15時55分

D. Tatsuki教授

映画研究 (応用視聴覚教室)

The objectives of this course include: 1) Learning about various aspects of screenplay structure within a wide range of film genres; 2) Developing tools to better understand and critically appreciate popular films; 3) Participating in group discussions while challenging personal skills as a speaker of English. This week's class will focus on the five key focal points in film structure through an analysis of Raiders of the Lost Ark. (この授業は英語で行われます。)