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2021年1月27日

【神戸市外大魅力発信事業】第6回オンライン講演会を開催しました

「神戸発、いまだから・・・!―言葉でつなぎ、つむぐ7つの物語(ストーリー)―」

新型コロナウィルス感染拡大により、学びの場としての大学のありかただけでなく、わたしたちの生き方や働き方にも変化が迫られています。今年度の神戸市外国語大学魅力発信事業では、神戸で活躍する7名の方々による初めてのオンライン講演会をシリーズで企画しました。国際感覚と広い視野を備えた講師の方々のライフ・ストーリーを大学キャンパスから発信します。この困難な時代における新しい学びと暮らしを共に考えます。  
2020年、「行動する国際人」の育成を教育理念とする神戸市外国語大学は、国際都市神戸が歴史の中で育んできた芸術文化や経済の力を再発見し、そこから世界につながる新たな価値観の創造をめざします。

第6回 「私が学んだ、いざとなっての大切なこと

1月23日(土曜)、6回目となる今回は、有機JAS認定農家・チヨちゃんの野菜生産者の岡野圭佑氏を迎えてのオンライン講演会を開催しました。

岡野さんが商社マンから転身し、有機農家になるまでのライフストーリーをお話をしていただきました。

Screenshot_2021-01-27 ライブ配信 岡野圭佑 私が学んだ、 いざとなっての大切なこと.png

 普通の学生だったという岡野さんですが、商社時代のエピソードは入社初日からハプニングの連続で、視聴者を驚かせました。

Screenshot_2021-01-27 ライブ配信 岡野圭佑 私が学んだ、 いざとなっての大切なこと(1).png Screenshot_2021-01-27 ライブ配信 岡野圭佑 私が学んだ、 いざとなっての大切なこと(2).png
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その後、商社での過酷な海外駐在での合間に奥様のご実家で「土」に出会います。「土に手を入れると、自分の重荷が指先からすっと抜ける」ようなストレスからの解放を味わい、ごく自然に農業という道を選択されました。

有機農業は手間暇がかかるばかりでなく、鳥獣被害などの困難が付き物だそうです。その困難と向き合い、有機農業に誇りと愛情を持つ岡野さんの姿に多くの視聴者が感銘を受けたのではないでしょうか。

下記は、講演後に届いた視聴者からの感想です。

講演後届いた感想(一部抜粋)

お話がとても面白く、ずっと引き込まれて聞いていました。
岡野さんが数々のターニングポイント(ピンチ)の場面で、どう切り抜けられたかも興味深かったのですが、「このことから学んだことは」という風にお話されるのが印象的でした。
最後にもお話されていましたが、マイナスに思えることからも、得られることはたくさんある。それが実感できて、力をいただけました。
そしてチヨちゃんの野菜。写真を見るだけでもおいしそうで、食べてみたいです!農薬のことや種苗法のことも、今後はしっかり見ておかなくてはと思いました。良い機会をありがとうございました。

パスポートを見せても入国させてもらえなかった話で、周りに誰も助けてくれないとき、自分でなんとかしようという考えを持って臨まれるところがすごいと思いました。今、コロナで大変な状況ですが、こんな時もやはり、国や会社、周りが何かしてくれるだろうという助けを待つのではなく、自分からどう乗り越えていけばいいかを考えて行動していくという姿勢が本当に大切なことではないかと思いました。
お話を聞いていると、想像しただけで心苦しくなるような商社でのエピソードが沢山あり、波乱万丈な経験をされているのだなと思いました。特に入国審査のエピソードは印象的です。私が同じ立場に置かれ、自分を通す気がないのだと判断したら自分がその場を去るという選択肢しか見えなくなってしまうと思います。訳も分からず入国を拒否されてしまった時、きっと困惑と屈辱で頭がいっぱいだったと思うのですが、それでも原因を分析する冷静さ・観察力・忍耐力には感銘を受けました。そのような状況に陥った時、諦めずに問題を解決しようとする能力の高い人が社会では必要とされるのだろうなとも感じました。せっかく入った商社を辞めるのはそれなりに勇気と覚悟がいることだと思うのですが、土に指を入れた時に何かが抜け落ちていくのを感じたと聞いて、人生の転機はどこに転がっているか分からないものだなと思いました。「すぐ答えを求めようとせず、心に余裕をもって生きる」という言葉は非常に自分に響きました。何かと現代では生き急いでる人が多く、常に何かに追われている圧迫感を感じながら生きることが多いと思うのですが、何事も長い目で見るようにし、心に余裕をもって生きるようにしたいと思いました。

シリーズ全体に対しての感想(一部抜粋)

色んな方々のお話を聞いていると、自分の好きなことを追及して成功したり、なんとなく進んだ道で自分の居場所や生きがいを見つけたりする人もいれば、進んだ道で様々な壁に出会い荒波に揉まれながら道を切り開いてきた人もおり、当たり前のことといえばそうなのですが、生き方は本当に三者三様でそれぞれ違い、そして正解もないのだなと感じました。また、今やりたいことが見つからなかったとしても、とりあえず自分が選んでみた道の先で何か人生を変えるようなきっかけはあるのかもしれないとも思いました。お話をされている皆さんは本当に生き生きとしていて、まさに"自分の人生"を歩んでいるのだなという感じがします。平凡な人生だからどうということはないし、何か特別なことをやり遂げる必要はないけれど、そんななかでも何か自分にしかできないことを見つけて、活力のある生活を送ることができたらなと思いました。