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2021年7月 7日

【神戸市外大魅力発信 開催報告】第2回 「ビート・ジェネレーション-書物から見るカウンター・カルチャーの系譜-」

神戸発!音・声・ことば―新たなつながりを求めて― 」

第1部 わたしたちの「オン・ザ・ロード」ー 旅から生まれるストーリー

第2回講演会「ビート・ジェネレーション-書物から見るカウンター・カルチャーの系譜-」

7月4日(日曜)、三木記念会館を会場に、オンラインで第2回講演会「ビート・ジェネレーション-書物から見るカウンター・カルチャーの系譜-」を開催しました。

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講師に渋谷の古書店Flying Books店主で、アーキビストの山路和広さんを迎え、7月3日からBBプラザ美術館で開催中のジャック・ケルアックの展覧会「ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』とビート・ジェネレーション 書物からみるカウンターカルチャーの系譜」展で展示されている山路さんのコレクションの話を中心とした内容でお話いただきました。

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1500点にのぼるコレクションの約380点を今回の展覧会に出品したという山路さんは、そのなかでも、ケルアックの全著書の初版本や、タイプライターを好んで使ったため自筆のものが少ないといわれているケルアックの自筆が入った書籍といった、コレクターならではの希少なアイテムの写真を見せながら、ケルアックについての話を進めていきました。

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BBプラザ美術館でのトークイベントの様子(左)と学生時代にビートジェネレーションと出会ったきっかけになった雑誌を紹介する山路さん(右)

今回の展覧会で展示されているケルアック以外のビートジェネレーションと呼ばれた詩人や作家たちについても触れ、当時のアートや写真などを交えながら、日本のヒッピー文化にいたるまでカウンターカルチャーと呼ばれるムーブメントについてわかりやすく説明されました。

後半では、なぜ山路さんがFlying Booksという古書店を営むようになったか、学生時代のエピソードを交え、視聴している学生に向け「実際に足を運んで出会うことの大切さ」を投げかけて、講演会は終了しました。

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講演後に届いた視聴者からの感想を一部紹介します。
たくさんの方に感想をお送りいただきました。ありがとうございました。

講演後届いた感想(一部抜粋)

今回のテーマに関しまして全く知識のない状態で講演に参加させていただきました。ですが、お聴きしていると、本日のお話の様々な方々のヒストリーと山路さんの大切にしていきたい想いが重なり"Road"のようになってこられたのだと想像しました。そして、その「道」のような眼には見えないけれども、「確実に在るなにか大切な想いたち」は、進み続けてある時、後ろを振り返ると、浮き上がって見えてくるのかもしれない、と感じました。

大変興味深くお話伺いました。場が重要というのは本当ですね。
人と人が同じ場所を共有し、同じ空気を吸い、同じ音を聞き、温度や湿度を共有するというのは、大事なことだと思います。読書には一人で作品と向かい合うという側面もありますが、本のテクストから感じ取ったこと、考えたことを複数の人達と共有し合う、刺激を受けあるという作業も好きです。早くそういうときが戻ってきてくれることを、願っています。展覧会、近いうちに伺います。そして、Flying Booksにもそのうち、お邪魔したいなあ、と思います。
ご自身とビートジェネレーションとの出会いのお話、1995年に雑誌でご覧になった記事を自分の中に持ち続けられたというくだりをお聞きし、若い方々が勇気づけられるお言葉だと拝聴しました。また読む詩と聴く詩の活動、応援しています。昨今の潮流として朗読に取り組む方が増えていますね。私の在住する国でも中学生や高校生が文学作品を朗読する姿に最近メディアで触れ、この流れが大きくなればと思っていました。素晴らしい展示内容も一部紹介いただき、残念ながら自分は行けませんが、多くの方に足を運んでいただけることを願っています。

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