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2022年6月 6日

「模擬国連世界大会」神戸大会の実施が決定 ~世界各国から学生が集い、国際問題や平和について議論します~

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2022年61日、神戸市外国語大学(以下「本学」)がホスト校を務める模擬国連世界大会(National Model United Nations Conference)の神戸大会(会期:20221120日~26日)の実施が決定し、参加者の募集を開始しました。
模擬国連世界大会は世界最大の模擬国連の大会であり、国際連合が唯一全面支援をする大会で、日本での開催は、2016年に初めて本学がホスト校として主催して以来、今回で6年ぶりに2度目の開催となります。
当初、2020年に開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの影響により2年延期しての開催となります。また、本大会は、米国に本部を置く模擬国連世界大会事務局(NMUN:National Model United Nations)にとって、コロナ禍後初の米国外での大会開催となります。

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1.模擬国連世界大会(National Model United Nations Conference

世界各地で行われている模擬国連活動の中で、最大規模の大会です。春にニューヨークで5,000人規模の大会を、秋には世界各地の大学をホスト校として開催しており、国際連合が全面的な支援を行う唯一の大会です。
本学は201611月に日本で初めての世界大会を神戸で開催しており、今大会は、6年ぶり2回目の開催となります。今大会では「平和」をテーマに議論を行う予定です。

2.大会スケジュール

11月20日(日曜):神戸市内視察
11月21日(月曜):文化視察(広島平和祈念公園、広島平和記念資料館)
11月22日(火曜):文化視察(清水寺、伏見稲荷大社)
11月23日(水曜):開会式(「本学」)
    ~    :会期中に各委員会等を実施(「神戸ポートピアホテル」)
11月26日(土曜):閉会式

3.神戸グローバル教育センター長からのメッセージ

模擬国連神戸大会の実施決定をとてもうれしく思います。学生が力を合わせ協働する姿はいつも美しい。それは神戸市外国語大学の誇りです。
外交官チームをはじめ、大会運営に関わる学生委員会やボランティア学生、そして教職員、コロナで断念せざるをえなかった2020年大会の分まで、皆が存分に力を発揮することでしょう。そんな神戸市外大の姿をぜひご覧ください。
(神戸グローバル教育センター長:山口治彦)

. 模擬国連神戸大会事務総長から大会への抱負

世界では、コロナ禍の間も、本当にたくさんの心が痛む出来事が起こっています。今回の大会が、全ての参加者にとって「本当の平和」とは一体何なのか、どのように実現できるのか、考えられる機会になることを願っています。
そして、世界の情熱や活気を神戸、そして日本に取り戻せる、そんな大会にしたいです。
(模擬国連神戸大会事務総長:辻岡千明)

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【参考:模擬国連とは】

模擬国連とは、実際の国際連合での会議と同様に、参加者が各国代表団としての役割を担い、会議での議論を通じて国際問題への理解を深めるとともに、交渉力や議論の能力、語学力を含む総合的な国際コミュニケーション能力を高めることを目的とした教育活動です。
参加する会議や設定するテーマについて、他国と議論や交渉を経て、国連決議という合意に向かって全体がまとまっていくプロセスは国連さながらのドラマチックな展開です。
本学では、英語力や会議でのコミュニケーション能力、リサーチ力を磨くため、模擬国連の授業を開講し、毎年模擬国連世界大会へ学生を派遣するなど、模擬国連の活動に注力しています。