2023年1月16日

【魅力発信事業】第4回講演会開催報告「ちいさなまちのあそびかた」

「神戸発!場をつくる-cultureの芽を育てるために-」

 第4回講演会 12月22日(木曜)14時30分~16時00分
「ちいさなまちのあそびかた」
森本 アリ氏 (「旧グッゲンハイム邸」管理人/音楽家)

アーカイブ動画はこちらからご覧いただけます。

12月22日(木曜)アンカー神戸で第4回講演会「ちいさなまちのあそびかた」と題して、神戸の塩屋でおこなわれているまちづくりの活動を紹介していただきました。

PC220029.JPG

山と海に囲まれた塩屋には、ちいさなまちの中でもたくさんの魅力があることをシオヤプロジェクトの活動を通して発信されています。地元に暮らす方々がまずは自分たちが住むまちを見つめ直すきっかけになれば、新しい発見が生まれ、塩屋の未来を拓く。町の長所も短所も個性であると語り、あらゆる角度から町を楽しむ活動をされています。

PC220005.JPG

また旧グッゲンハイム邸ではヨガ教室やピアノ教室をはじめ、土日祝日にはコンサートや結婚パーティーがおこなわれ、人が集い賑わう場として提供されています。

PC220136.JPG

その他、講演会ではまちづくりの活動の様子を動画や画像を使って紹介していただきました。
町全体を使って楽しむ活動は、町の魅力や人・地域の温かさが伝わり、人と人が繋がるきっかけとなります。それが地域活性化における活動のひとつとなっています。

--------------------------------

講演後に届いた視聴者の方からの感想を一部紹介します。
視聴者の皆さま、ありがとうございました。

【視聴者からの感想(一部抜粋)】

塩屋での取り組みで印象に残っているのは、しおさい「しおや歩き回り音楽祭」です。本当に町全体がアトラクションという言葉がぴったりで、昔に比べて少なくなってしまった町の中での縦や横のつながりを見ることができ、ほっこりした気持ちになりました。MCなしで準備できた人からどんどんつながってく演奏のスタイルも面白いと感じました。開発が進んで人と人との間に距離が生まれてしまうことも多い現代だからこそ、塩屋のような町がどんどん増えてほしいと思います。

町をそのままアートにしたり、演奏のステージにして丸ごと楽しむ感覚と発想がとても面白いと思いました。今あるものを大切にして、尚且つ遊び心を持った少し別の視点から眺めることで新しいものが生まれる可能性があることを学びました。

演奏など様々なイベントがあったり商店街があったり、広い世代が楽しめそうな町づくりだと感じ、その裏にはたくさんの人の思いや努力があって塩屋のような魅力的なまちづくり、活性化が実現したのだとわかりました。

森本さんの塩屋という街の人々のみならず、多くの人を巻き込むアイデアの多さに驚いた。塩屋の街の様子を見ていて、私は今まで塩屋に訪れたことはなかったが、何故か懐かしい街のように感じ、日々の忙しない街と比べてとても落ち着く気持ちになった。

塩屋に住む方々の心の距離感に驚きました。身近な人とコミュニケーションを日常的にとる機会がすごく少なくなってきていると感じ、はっとしました。「新しいものを作らない」という言葉が印象的で、今を生きる私たちのこれからを思うと、とても前向きな考え方だと思いました。新しいものは時間が経つと塗り替えられてしまうので、何を大切にして生きていきたいのかを考えるとき、今までを振り返ることをもっと大切にしていくべきだと思いました。また、人同士が関わり合うことでしかできないものがあるので、私もこのことを誰かと実感し合えるようなフィルターになりたいと思いました。

--------------------------------

【次回2022年度最終講演会のお知らせ】
第5回講演会 126日(木曜)1430分16時00分
「子育て中のおとなの、まち・ひととの関わりを考える」 佳山 奈央氏

お申し込み・詳細はこちらから