イベント・講演会

2023年9月19日

【申込期間延長】きたむらさとし客員教授特別授業「Read! Imagine! and Write!」(9月28日)参加者募集

きたむらさとし客員教授による特別授業を下記のとおり開催します。
多数の皆さまのご参加をお待ちしております。

題目

ReadImagineand Write

授業内容

1000文字以内で読む人の目に情景が浮かぶような文章を創作する

 日時

2023年9月28日(木曜)14時25分~15時55分

 場所

2学舎1階 スチューデントコモンズ (キャンパスマップ

申込方法

メールでお申し込みください。

宛先:kobecufs.sp.21[at]gmail.com ([at]を@に変えてご利用ください。)

受講申込締切: 2023年9月20日(水曜)23時59分 (申込期間を延長しました)

件名に「928日きたむら先生授業申し込み」と明記し、本文に氏名、連絡先(携帯等・緊急連絡時に使用します)、本学学生は学籍番号をご記入ください。

申込者には、受付確認を兼ねて課題のヒントとなる文章をお送りします。

課題提出締切:2023921日(木曜)2359

件名に「928日きたむら先生授業課題」と明記し、本文に名前、連絡先、本学学生は学籍番号を記入の上課題をお送りください。 

定員

本学学生・教職員:定員なし
一般(学外の方):定員10名(先着)

講師

きたむらさとし
神戸市外国語大学客員教授。

1956 年東京生まれ。フリーランスのイラストレーターとして東京で広告、雑誌関係の仕事をする。1979 年に渡英。1981 年に初の絵本 Angry Arthur (Hiawyin Oram )の絵を担当、この作品は1983 年度の新人絵本イラストレーターに贈られるマザーグース賞授賞。1983 年より2009 年まで英国在住。その間、多数の絵本、詩集のイラストまたミュージアムデザインにかかわる。日本ではアメリカ文学者、翻訳家の柴田元幸氏のエッセイや翻訳 のイラストレーションを数々手がける。中南米を中心に、様々な国でワークショップを行い、自作の紙芝居を上演している。2009年に帰国。2018年より神戸に在住。『ミリーのすてきなぼうし』は神戸市小学校2年の教科書に採用。近著にHat Trick (日本語版BL出版)Smile Shop(日本語版岩波書店)。柴田元幸責任編集英語文芸誌MONKEYに初めての漫画 "The Heart of the Lunch Box"掲載。

きたむら先生からのメッセージ

情景の浮かぶ文章

みなさんにも、これまでの人生のなかで忘れがたい一日、思い出深い出来事があったと思います。楽しいこと、悲しかったこと、あるいは理由はわからないけどずっと記憶に残っているささいなこと。そんなことを書いてください。できれば1000文字以内で、なるべくコンパクトに、でも読む人の目に情景が浮かぶような文章を工夫してみてください。楽しみにしています。

皆さんの創作意欲を刺激することを願って、いくつか、日本語・英語の詩人による魅力的な詩を例としてあげたいと思います。

鮎くれてよらで過行夜半の門

友達が夜遅く釣ったばかりの鮎を持ってきてくれた」という、それだけのことをうたった与謝蕪村の一句です。
でもその何でもない日常の光景も、読み込んでいくうちに、まるで映画の中の一シーンのような印象深いものになってきます。

 Evening Chess

 The Black Queen raised high
In my father's angry hand.

これはCharles Simic による、たった二行の詩です。
中学生でもわかるような簡単な英語で書かれています。
でも注意深く読むと'angry'の一語によってこの二行がなんとも味わいのある一枚の絵のように見えてきます。

上にとりあげたのは短い詩ばかりですが、それぞれ情景が目に浮かぶような魅力的な作品群です。参加される方にお送りする資料には、さらにいくつか、情景が目に浮かぶような詩をあげました。題名だけあって本文のない、変わった詩もあったりします。

みなさんも、チャレンジしてみて下さい。

特別授業のチラシはこちら

 お申込み・課題提出・お問い合わせ

英米学科教授 西川健誠
kobecufs.sp.21[at]gmail.com([at]を@に変えてご利用ください。)