2025年5月29日
ゲストスピーカー・余越 保子 氏の講演会「A History of Unowned Dance: 所有されることのないダンスの歴史」を開催します
神戸市外国語大学では、学生が授業と実社会とのかかわりを認識し、理解を深めることを目的として、ゲストスピーカーを招へいし、講演会を行っています。
今回、英米学科 エグリントン みか教授の「英文学史1」の授業の一環として、余越 保子 氏(振付・演出家、映像作家)による講演会を、一般の皆様にもご聴講いただける形式で、以下の通り開催します。
日時
2025年6月10日(火曜)17時50分~19時20分 (6限)
場所
神戸市外国語大学(第2学舎2階 504教室)
キャンパスマップ
テーマ
A History of Unowned Dance: 所有されることのないダンスの歴史
講演概要
余越 保子氏はニューヨークを拠点に30年以上、コンテンポラリー・ダンスの振付家として実験的かつ先駆的なハイブリッドなダンス作品を制作上演してきた日本人作家である。西洋圏に生活し、文化を翻訳しながら作品を作るというクリエーション・プロセス、上演におけるアメリカの客の反応や批評、西洋の舞踊史と日本の芸能史といった問題系を見据えながら、余越の個人的な目線から見たパーフォーミング・アートの伝統と現代性を考える。ダンスと演劇の差異と共通性、その越境性について、欧米におけるアジア人移民のアイデンティティについて、余越自身による映像作品を見せながら、思考を巡らせていく。
講演者
余越 保子氏
振付・演出家、映像作家。広島県出身。1996年より2015年までニューヨーク、東京、アムステルダムを拠点に数々のダンスパフォーマンス、映像作品を手がける。2015年より活動の拠点を京都に移す。 ジョン・サイモン・グッゲンハイム・メモリアル・ フェロー、Foundation for Contemporary Arts Award、ベッシー賞最優秀作品賞を2年連続受賞。ニューヨーク市芸術家フェロー(振付部門)、クリエイティブ・キャピタル授与者。2011-2013年のNew York Live Arts(NYLA)の初代レジデンスアーティストとして『BELL』を制作上演。 文筆活動では、1990年に森鴎外記念事業「北九州市自分史文学賞」にて大賞を受賞、学習研究社より『一生に一度だけの』が出版された。自主映画『Hangman Takuzo』(首くくり栲象、黒沢美香、川村浪子主演) は、神戸映画資料館、イメージフォーラム、mhproject (NY)、横浜BankARTにて上映。
一般参加者の申込方法
【参加費】
無料
【申込方法】
一般の方向け【WEB申し込みはこちら】
【締切】
6月10日(火曜)正午まで
お問い合わせ先
神戸市外国語大学 教務入試班
kyomu(at)office.kobe-cufs.ac.jp
※(at)を@に置き換えてご利用ください